オールドゲーマーの、アーケードゲームとその周辺の記憶

コインマシンやギャンブルゲームやカジノの歴史的エピソードとか、時々カジノ旅行記とか、たまにスポーツやマンガとか。

溜め込んだ資料類の将来を案じて憂鬱になるの巻

2020年06月21日 19時53分20秒 | その他・一般
コレクションをされている方々の中には、「ソレはどこかにあったはずだが、はて、どこにしまったっけか」というアイテムの一つや二つ、あることでしょう。ワタシも先日、10年ぶりくらいに押し入れを整理していたら、AMゲーム関連のコレクションをいろいろと「発掘」してしまいました。

発掘されたコレクションのほとんどは、既にデジタルデータ化しているフライヤー類だったので、最悪現物がなくなっても参照することは可能です。しかし、まだデータ化していないものもいくらか残されています。

データ化していないコレクションの中には、「スーパーソフトマガジン」全14冊があります。これは、「マイコンBASICマガジン」という月刊雑誌が、1983年11月号から84年12月号にかけて付録に付けていた冊子です。


ワタシが持つスーパーソフトマガジン全14冊。1984年7月だけなぜか2冊あるのは、うっかり重複して買ってしまったのだとは思うが、確かな記憶がない。

我が家にもスキャナー機能付きのプリンターはあるのですが、なにしろ一般家庭用の機械なので、動作が遅い、見開きではスキャンできないなど制約が多く、このすべてを自炊するというのはあまり現実的なアイディアとは言えません。

そこでコンビニに行き、店内の複合機で1冊だけスキャンしてみたところ、さすがに業務用機だけあって、見開きで見当を付けられるだけでなく、高速にスキャンできるので快適でした。しかし、1冊全部をスキャンすると540円の費用がかかります。この調子で全14冊をスキャンすると、トータルで7560円かかる計算です。家でスキャンする苦労を思えば我慢しなければならない程度の金額だとは思いますが、少し悔しい気はします。

さて、実は今回の話の本題はこれからです。1か月ほど前、孤独死したマニアのコレクションがゴミとして回収されることのむなしさをツイートした方がいらっしゃいました

これを読んだワタシは、他人ごとではないと感じました。ワタシの手元にも、然るべき人が見ればお宝と呼べるコレクションがいくらかあります。もしワタシが死んだら、これらはいったいどうなってしまうのだろうと心配になりました。

一度愛好家の手に渡ったコレクティブルアイテムが再び一般市場に放出されることはあまりありません。その愛好家が死んでしまったら、このツイッターの例のようにゴミとして焼却され、コレクションはこの世から完全に消滅してしまうことはよくあることだと思います。ワタシは最近、そうなる前に二束三文でもいいから誰かに売り払ってしまうという選択肢も考えます。先にご紹介したツイートのリプライには、価値がわからない遺族が法外に安い値段で売り払ってしまった話が出てきますが、お宝がゴミとして焼却されるよりもずっとずっとマシです。ただ、さらにその先の保証はありませんし、そもそも、ほとんどの人にとってはガラクタですから、買い手が見つかるかどうかも怪しいです。もし引き取ってくれる博物館でもあればタダで寄贈しても良いと思っているのですが、そんな心当たりはありません。

将来どうなるかはわかりませんが、いざというときのためにコレクションの目録でも整備しておこうと思います。