オールドゲーマーの、アーケードゲームとその周辺の記憶

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新・ラスベガス半生中継 2016年4~5月(1) 羽田~ニューオーリーンズ1日目

2016年05月26日 22時50分34秒 | 海外カジノ
今年のゴールデンウィークは、初めてのニューオーリーンズに3泊、ラスベガスにそれぞれ34泊してきました。本当は、旅行の最中にも拙ブログを随時更新しようと思っていたのですが、その最中はやはり何かとやることが多く、そして帰国してみれば年に何度もない超繁忙期に入り、更新ができないままでおりました。

一昨日、ようやく忙しさも終わり、ある程度写真の整理もできたので、ワタシがかつて「東京ラスベガス(など)ランド」というサイトで公開していた「ラスベガス半生中継」のスタイルを踏襲し、「新・ラスベガス半生中継」として更新していこうと思います。今回はその1回目として、羽田空港からニューオーリンズ1日目を記録していこうと思います。


今回の旅程は4/28未明に羽田を発ち、ルイジアナ州ニューオーリーンズで3泊したのちラスベガスに移動して34泊します。

元々ラスベガスの往復を先に決めていたものを、ウチの女房の希望によりニューオーリーンズ行きを後から付け加えたので、効率を考慮したところ、行きはラスベガスの空港で1泊するという妙な旅程になってしまいました。

【行きの旅程】
28日未明、羽田を発

27日、LA経由で夜にラスベガス着

27日深夜にラスベガスを発ち、ヒューストン経由で28日朝、ニューオーリーンズ着

ラスベガスまでとラスベガス以降はいわゆる「別切り」なのですが、同じスターアライアンスなので、羽田空港でチェックインの際に、通しで搭乗券を発行できないか、荷物を通しで送れないかと尋ねたところ、念のためLASで荷物の経由を確認してほしいという留保はついたものの、無事に通し扱いとしてくれました。その結果、荷物には行先のタグが二つ付きました。

ついでに、国際線がANA運航便だったので、プレミアムエコノミーへのフリーアップグレードはできるかと聞いたら、うまい具合に空きがあったため、こちらもめでたくアップグレードされました。

LAに到着後、荷物をリチェックしてラスベガスに向かい、ラスベガスでは荷物がちゃんと予定通りに運ばれているかをチェックインカウンターで確認してから、ラウンジでヒューストン行きの飛行機を待ちました。

ここまでは順調だったのですが、ヒューストン到着がディレイして、乗り継ぎ時間に余裕がなくなってしまい、ニューオーリーンズ行きの搭乗口まではかなり急がなくてはなりませんでした。そして、なんとか無事にニューオーリーンズに到着したものの、バゲージクレームで荷物が出てきません。

カルーセルの回転が止まり、大きな不安を感じながらバゲージクレームの窓口に行き、荷物の預かり証を見せて問い合わせたところ、「ヒューストンで荷物の積み替えが間に合わなかったようだ。昼頃の次の便で着くので、荷物はホテルに届けるからホテルを教えろ」と言われ、ひとまず安心しました。ワタシは、普段は荷物の預かり証はいらないものだと思ってぞんざいに扱っていたのですが、今回ばかりは事情が事情なので大事に保存しておいたのが功を奏しました。やはり預かり証も大事です。


(1)空港の到着フロアから出たところ。案外寂しい。
(2)タクシーの中から。運ちゃんの右手には楽譜が見える。ヒマな時に作曲しているとのこと。さすが音楽の街。
(3)ホテルまでの途中に見える、メルセデスベンツスタジアム。
(4)今回泊まった「ホテル504」というホテル。タクシーの運ちゃんは知らず、「504って何の数字だ?」と聞かれた。


ニューオーリーンズでは、空港から観光地の中心地点付近まではタクシーで20分ほど。料金は固定で、チップ込みで40ドルを支払いました。ホテル到着時点でまだ朝の8時半くらいなので、チェックインはできず、あとで航空会社が荷物を届けに来ることを告げ、手回り品を預けてさっそく観光に出かけました。

まずは朝食を摂るということで、ラスベガス仲間のお勧めに従い、「カフェ・ドュ・モンド」というカフェで、「ベニエ」という名物をいただきに参りました。この店は大変人気があり、長蛇の列も見えます。それはテイクアウト専用の列だとのことは掲示でわかりましたが、どうやって席についてよいのかわかりません。ウェイターを捕まえて、席にはどう着くのかと聞いたら、「空いてる席で待て。すぐに行くから」と言うので、目についた空席で座って待ちました。

我々が待つテーブルは、キッチンを隔てるカウンターのすぐ脇にあり、そのカウンターにはおびただしい数のウェイター、ウェイトレスが商品を持って並んでいます。いったいどういうシステムなのかと不安を抱えながら、壁の掲示でどんなメニューがあるかを調べ、アイスカフェオレと名物のベニエを注文しようと決めているうちにウェイトレスがやってきて、注文を取っていきました。

ここの会計システムは独特で、カウンターに並んでいる従業員がまず精算をし、客はテーブルで従業員相手に精算するというシステムでした。届けられたベニエはドーナツの一種で、一人前は3個のようです。これでもかとかかっている粉砂糖は思ったほど甘くなく、またさほどベタつきもしません。油で揚げた小麦粉はさぞ油をたっぷり吸っているだろうと想像していましたが、これも意外にあっさりとした味わいで、私としてはむしろ物足りないくらいですが、多くの日本人の口に合うと思います。


(1)外から眺めた店舗。手前の大きなテラス席の向こうに屋内の席がある。
(2)厨房を隔てるカウンターに行列を作る従業員たち。ここでは3人しか写っていないが、ものすごくたくさんいる。
(3)ベニエとカフェオレのセット。これで1人前7.5ドルくらい。
(4)使い捨てのコップには「カフェオレとベニエを毎日24時間年中無休で提供」と書いてある。


カフェ・ドュ・モンドは、観光名所の「フレンチマーケット」のすぐ近くにありました。ラスベガスのカジノホテル「ジ・オーリーンズ」のバフェイの名はここから取ったものなのでしょう。朝食を終えた我々は、さっそくここをうろつきました。しかし、まだ朝もさほど遅くない時間のせいか、人通りはまばらで、準備中、あるいは開いていない店も散見されます。そういえばガイドブックにも、ニューオーリーンズの朝は遅いというようなことが書いてありました。


(1)~(3)フレンチマーケットの中。
(4)アリゲーターのジャーキーが売られていた。


フレンチマーケットを一回りした後は、「フレンチクォーター」と呼ばれる、やはり観光の中心となる一帯を見て回ったり、遊歩道になっているミシシッピ川のほとりを散歩したりしながら過ごしました。そうこうしているうちにそろそろチェックインもできるだろうという時間になり、ホテルに戻ると、荷物はホテルに届いていました。しかし、女房の荷物のハンドルが大きく破損しており、なんとか機能はするものの、あとで何らかのクレームを入れなければと思われる状態でした。

部屋に入り、シャワーを浴びてからまた出かけようとしたのですが、バスルームの水がいつまでたってもお湯になりません。亜熱帯気候の土地とはいえ真水はやはり冷たく、3泊これではかないません。フロントに行き、「バスルームのお湯が出ない」」と訴えると、係の者を送るから待てと言われました。しばらくしてあんちゃんが一人やってきて、色々と試し、無線でどこかとやり取りをした挙句、「部屋を変えてくれ」と言われました。

部屋を変えてもらい、シャワーを浴びたら、そろそろ夕食の心配をしてもよい時間になっていました。まるで土地勘がない我々は、コンシアージにお勧めの店はないかと聞いたところ、割引券となるビジネスカードをくれました。コンシアージによれば、ここのクラブケーキは絶対のお勧めだとのことで、夕食はそこに決めて、我々はまた観光地に繰り出しました。

ところで、ニューオーリーンズ独特の食材としては、ザリガニやワニ(アリゲーター)がポピュラーなようです。レストランでは、勧められた通りクラブケーキを注文し、さらにアリゲーターのソーセージなどを、おそらくは地ビールと思しき「DIXIE」というビールとともにいただきました。クラブケーキはカニの身がたっぷり詰まっており、ザリガニのソースもおいしいものでした。アリゲーターのソーセージも、普通においしい。ある意味意外性に乏しいとも言えますが、おいしいものに文句をつけるのも理不尽な話ではあります。


(1)クラブケーキ。ザリガニのソースがけ。非常においしい。
(2)アリゲーターのソーセージ。強いて言うならチキンソーセージのような味わい。普通においしい。
(3)ナマズのフライザリガニソースかけ。ナマズはラスベガスのバフェイでもしばしば食べるが、おいしい魚だと思う。
(4)マグロだったかブリだったかのソテーザリガニソースかけ。ごはんのおかずにしたい。ザリガニはおいしい。


*5/30赤字部分を訂正