トリからキノコ 自然見て歩き

足の向くまま気の向くまま トリからキノコまで
自然の中が心地よい

ヤマガラ

2024-01-16 | 野鳥


最近は通じなくなってしまったが、昔はヤマガラのおみくじ引き、なるものがあった
籠から出されたヤマガラが、ミニチュアの神社の階段をチョンチョン上がって鈴を振り、社殿からおみくじを咥えて出て来る
すると好物の麻の実を貰って鳥かごへ戻る
人になれやすく、賢い性質なのだろう
今では野鳥保護の理由でか、見なくなったがどこかでやっているのかしら
ヤマガラの名は山地を好むカラ類の意味

留鳥又は漂鳥
平地から山地の林に居る
繫殖期外のこの時期は、1羽か小群れで居ることが多い
一年中同じ場所でつがいで居るものもいる

枯れ枝などを突いて昆虫類をとったり、木の実などを採食する
秋から冬にかけて木の実を土中や樹皮の隙間に隠して、越冬中の食料として貯蔵する習性がある
隠した場所は、近くの何かを目印に覚えているらしい

雌雄同色
背と腹はレンガ色で、翼は暗青灰色
頭頂と頸側と喉は黒く、額から顔は淡黄色
大きさは14cm
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アカハラ

2024-01-15 | 野鳥


脇腹が赤いのでアカハラ

夏鳥または冬鳥
本州中部以北の山地で繁殖し、カラマツ林などの明るい林に住む
繁殖地は、本州中部以北から千島列島、サハリンまでと比較的狭い地域
冬は山麓や暖地に移動し、市街地の公園などにも現れる
地上を数歩歩いては立ち止まり、落ち葉をかき分けたり、土をほじって昆虫類の幼虫やミミズ類を食べる
秋には草木の実も良く食べる
囀りは、キョロンキョロリン チリリリリーなどとても良い

雌雄ほぼ同色
オスは頭部と上面が暗オリーブ褐色で、顔と喉は黒っぽい
胸から脇腹は橙色で、腹中央から下尾筒は白い
メスはオスと同色のものもいるが、全体に淡色のもの喉が白いものなどが居る
大きさは24cm
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ワカケホンセイインコ

2024-01-14 | 野鳥


最近とみに増えているワカケホンセイインコ
ワカケホンセイインコは漢字では、多分 輪掛本青鸚哥かもしれない
オスは頸に筋があって・輪掛
本青は緑色のこと

いわゆる篭脱けの鳥
インド南部、スリランカ原産
1970年代にペットとして入ってきたものが放たれて野生化した
嘴は赤く羽色も緑で綺麗でスマートな体で人気はあったのだろうが、声が大きくてとても飼えない
今では、飼うのには防音室が居る、と言われている

近くの公園でカラスと縄張り争いが激化している
木にハシブトガラスが2羽止まっているところへ、インコがっやきてキィーキィー騒いだら、カラスが逃げて行った
又は、空中で羽をぶつけ合って争っていたが、カラスは羽をバタバタ、インコは直線的に突っ込んで、結果やはりカラスが逃げて行った
と言うことで、見た限りではインコの方が強いようだ

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ソヨゴの実

2024-01-13 | 樹木 草花


ソヨゴの赤い実が残っていた
ソヨゴの名は、硬い葉が風にそよいで音をたてるので付いた
材は緻密で白く、ギターのサウンドホールの周囲の象嵌に使われている

モチノキ科の常緑低木、高さ5m程になる
葉は互生し、6cm程の卵状楕円形
先は尖り基部は円形、縁は全縁で波打っており特徴的
葉はタンニンを含み、褐色の染料として使われる

花は6~7月、雌雄別株で本年枝の葉腋から長い柄をだし、白色の小さな花を付ける
雄花序の柄は2cm程で、3~8個の花を散形状に付ける
雄花には完全な雄しべが5個ほどと退化した雌しべがある
雌花は約3cmの柄の先に普通1個付く
雌花には雌しべと退化した雄しべがある

果実は核果
約8mmの球形で、10~11月に赤く熟す
中には4個の核が入っている
核は三角状卵形で、表面はなめらか、中には種子が1個入っている
花は約4mm、花弁は4~5個付く
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アオキ

2024-01-12 | 樹木 草花


あおきの赤い実が生った
一年中青々としているし、幹が青いからアオキという
実はやや大きめなので、オナガ、ヒヨドリなどの大きめの鳥が良く食べる
あちこち種をばらまくので、雑木林などの道脇でよく見かける

ミズキ科の常緑低木、上部でよく枝分かれして高さ2~3m程になる
葉は対生し枝の上部に集まって付く
葉身は8~25cmの卵状長楕円形
先は尖り基部は広いクサビ形、上半部に粗い鋸歯がある

花は3~5月、前年枝の枝先に円錐花序を出し紫褐色の小さな花を多数つける
雌雄別株で、雄花は雄しべ4個、葯は淡黄色
雌花は中央に花柱があり、雄しべはない

果実は核果
2cm程の長楕円形で、12~5月にかけて赤く熟す
中の核は1個で、1.5cmの長楕円形
実が長く残っているので、花と一緒に見られることもある

花(4月のもの・・左雄花、右雌花)
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ヒイラギ

2024-01-11 | 樹木 草花


ヒイラギの花がまだ咲いていた

モクセイ科の常緑小高木、高さ4~8mになる
葉は対生し、長さ5cm程の楕円形
若木の葉は、先端が刺状になった大型の歯芽が2~5対ある
老木の葉は全縁で、人と一緒で年を取ると丸くなる、などと話をする
節分にとげとげの葉の付いた枝を戸口にさして、邪鬼の侵入を防ぐ風習がある

花は11~12月に咲く
雌雄別株で、葉腋に香りのよい白い花を束生する
花冠は直径約5mmで、4裂し裂片は反り返る
雄しべは2個有り、両性花では雌しべも長く突き出る

果実は核果
1.5cm程の楕円形で、翌年の6月頃に紫黒色に熟す
中の核には網状の突起がある
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モチノキ

2024-01-10 | 樹木 草花


モチノキの実がまだ残っていた

モチノキ科の常緑高木、普通10m程になる
葉は互生し、5cm程の長さの楕円形で、両端共に尖る
成木の葉の縁は全縁で、幼木では鋸歯がある

花は雌雄別株で、4月に咲く
前年枝の葉腋のごく短い短枝に、黄緑色の花を束生する
雄花は2~15集まって咲き、雄しべは4個有る
雌花は1~4個集まって咲き、雄しべは退化して小さい

果実は核果
1cmの球形で、11月頃から赤色に熟す
中には核が4個入っていて、三角状楕円形で長さ7mm
種子が1個入っている

夏に樹皮を剝いで、数か月間水につけて腐らせ、臼で突いて鳥もちをとる
モチノキの鳥もちは最高とされ、本黐と呼ばれる
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ミコアイサ

2024-01-09 | 野鳥


オスの美しい色彩を巫女の衣装に見たててミコアイサ
パンダガモの愛称もある
個体数はあまり多くはない

冬鳥
北海道では少数が繁殖している
湖沼、河川などに居る、河口や入り江にも入る
川では流れに乗って移動したり、湖面で活発に動き回る
潜水して主に魚類や貝類、甲殻類を捕る

オスは白い体に、パンダを思わせる特徴的な黒い斑紋がある
メスは茶褐色の頭部と、白色の頬と頸
大きさは42cm
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ゴイサギ

2024-01-08 | 野鳥


ゴイサギ(五位鷺)は、醍醐天皇から五位の位を授かったと言う平家物語の話に基づく名前
夕方や夜間、飛びながらコアッなどと飛びながら鳴くことがあるので、夜鴉(よがらす)という俗名もある

留鳥
東北地方以北では夏鳥
湖沼、河川、海岸などに居る
林にコロニーを作って繁殖する
主に夕方や早朝に魚類を捕り、その他ザリガニやカエルなども捕る

雌雄同色
背が紺色で、後頭に白くて長い冠羽が普通2本ある
目は赤く、嘴は黒、足は黄色い
幼鳥は黒褐色の体に黄白色の斑点があり、ホシゴイと呼ばれる
大きさ57cm
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ルリビタキ

2024-01-07 | 野鳥


青色のヒタキ類、ルリビタキが現れた
オオルリ、コルリ、ルリビタキを琉璃3鳥というが、ルリビタキが一番身近に感じる

留鳥(漂鳥)
四国と本州中部以北の亜高山帯の針葉樹林で繁殖する
冬は低山や山麓に移動して、林や樹木の多い公園などにもやって来る
主に林の下層で活動し、この時期は雌雄に関係なく縄張りを持ち、樹上や地上で昆虫類や木の実などを採食する

オスは頭からの上面が青色で体下面は白く、脇腹は橙黄色
オオルリ、コルリは生まれた年の秋にはかなりの部分が青い羽毛になるが、ルリビタキは青い毛が出るまで2年かかる
メスは頭からの上面がオリーブ褐色で、尾羽は淡い青色をしている
大きさは14cm
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ウラギンシジミ

2024-01-06 | 虫類


ウラギンシジミのメス固体が陽だまりに止まっていた
暖かい日が続くので出てきたらしい

成虫は常緑樹の葉裏で越冬する
小型のチョウで大きさは2cm程
表翅は茶褐色で中央部に、オスは橙赤色、メスは白っぽい斑紋がある
裏は一様に銀白色をしている

平地から低山地の樹林地、樹林の多い公園や人家周辺に居る
日中、樹上や林縁を活発に飛び、地上にもよく降りる
花にはほとんど訪れないで、腐果や獣糞などで吸汁する

食草は、クズ、フジ、ハリエンジュなどマメ科
幼虫は2cm程で、色は緑色~赤紫色まで変異がある
尾部に突起を備える特異な姿のワラジ型イモムシ
刺激するとこのブラシ状の突起を伸ばす
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クロテンフユシャク

2024-01-05 | 虫類


黒い点が見えるフユシャクが居た
2本の筋もあるので、クロテンフユシャクらしい
大きさは3cmほどあった

シャクガの仲間(シャクガ科)で、冬に現れるのでフユシャクと言われる
シャクガは、幼虫が腹の足が幾つか退化しているため、人が2本の指で長さを図るような歩き方をするので尺取虫と呼ばれる
シャクガの仲間は日本では600種以上いる大きな一群

成虫は年1回発生し、11~3月まで見られる
出会ったのはオスで、メスは翅が完全になくなって幹などを這っている
幼虫はコナラ、クヌギなどを食べる



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スイセン

2024-01-04 | 樹木 草花

公園や庭であちこちよく見かけるスイセン
名前は漢名の水仙を音読みしたもの

地中海沿岸原産で、古い時代に中国を経て日本に入ってきた
今では本州の関東地方以西、四国、九州の海岸に野生化している
静岡県爪木崎、福井県越前海岸など大群生を作り有名
福井県の花に指定されている
有毒植物

ヒガンバナ科の海岸近くに生える多年草
地中に黒い外皮に包まれた卵球型の鱗茎がある
葉は晩秋に伸び出し、線形で長さ30cm程に伸びる

花は12~4月に咲く
葉の中心から20~40cmの花茎を伸ばし、芳香のある花を数個横向きにつける
花被片6個は下部が合着して筒状になり、のどの部分に副花冠がある
花被片は僅かにクリーム色を帯びた白色で平開する
喉の部分の副花冠は、黄色く杯型
雄しべは花筒の上部に3個、下部に3個付き、花糸はごく短い
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ジャノメエリカ

2024-01-03 | 樹木 草花


ピンクの可愛い花に不釣り合いな中の黒い部分
中心の黒い部分を蛇の目模様に見立ててジャノメエリカと名が付いた
別名、 エリカ、クロシベエリカ

ツツジ科の南アフリカ原産の常緑低木、2m位になる
日本には大正時代に輸入された
日本気候に合ったようで、放置しておくと2m程になり、よく枝分かれして小枝差の先に3個づつ花を付ける

花は11~4月にかけて咲く
壺状で桃色の可愛い花が咲く
中心の黒い部分は「葯」で、真ん中に雌しべが付く出ている

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シモバシラ

2024-01-02 | 樹木 草花

                             

寒くなると出会えるのを楽しみに知っているシモバシラ
初冬の頃、枯れ始めた茎の根元から霜柱のような氷柱が立つことからの命名

シソ科シモバシラ属の多年草
この属は東アジアの特産属で2種あり、日本にはシモバシラ1種のみがある

茎は4稜形でやや硬く、高さ60cm程になり上部は枝分かれする
葉は長楕円形で、長さ10cm程、鋸歯がある
花は9~10月に咲く
花穂は5~12cm、上部の葉脈から出て一方に偏って唇形花を付ける
花冠は白色で長さ7mm

霜柱を作る草花は他にも、アキチョウジ、カメバヒキオコシ、シロヨメナ、カシワバハグマなどがある

         花(9月のもの)
                 
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