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ツワブキ

2020-12-04 | 樹木 草花


ツワブキの名は、葉に艶のある「艶蕗」がなまったものと言う
石蕗と書くことが多い
他の花が終わった頃に黄色の花が咲き、初冬の季語になっている

キク科の海岸に生える常緑の多年草
庭などにもよく植えられ、園芸種も多い
根生葉は20㎝程の柄があり、葉身は10cm程の腎心形で厚く多光沢がある
若葉はコブシのように丸まり、灰褐色の軟毛に覆われる

10~12月に、葉の間から50cmほどもある太い花柄を伸ばし、黄色の頭花を散房状に付ける
頭花は5cm程で、周りに雌性の舌状花が1列に並び、中心に両性の筒状花が多数集まる
果実はそう果で5mm程 冠毛は褐色を帯びる

火であぶった葉を、打撲、はれもの、切り傷に張ると良い
根茎は乾燥させてから煎じて飲むと、健胃整腸、下痢などに効果がある
若い葉や茎は美味しく食べられる
茹でて各種和え物、煮物、佃煮、油いため、キャラブキなど美味しい

江の奥にふかき江澄めリ石蕗の花(水原秋櫻子)
コメント
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