トリからキノコ 自然見て歩き

足の向くまま気の向くまま トリからキノコまで
自然の中が心地よい

ビワの花

2020-12-11 | 樹木 草花


庭のビワの花が咲いている 来年も実が生るのが楽しみだ

バラ科の常緑高木
ビワ属は日本では1種のみ、大きいものでは10mを超える
中国原産説もあるが、日本の各地で野生の木が確認されている

葉は互生し葉身は20㎝の広倒披針形~狭倒卵形
先端は尖り、基部は次第に狭くなって葉柄に続く
普通縁の上半部に粗い鋸歯がある

花は11月から1月にかけて、15cm程の円錐花序に芳香のある1cm程の小さな花を付ける
花弁は白色で5個ある
果実はナシ状花3cm程の広楕円形 6月頃黄橙色に熟す
果実の頂部には内側に曲がった萼片が残る
栽培品種も多く、茂木ビワ 田中ビワなどが知られている

ビワの葉は優れもので効用がある
江戸川柳に「枇杷と桃 葉ばかりながら 暑気払い」と読まれた枇杷葉湯は、天秤棒を肩に売り歩く夏の風物詩だった
葉2枚をちぎり、煎じて飲めば、暑気あたり、咳止め、胃腸病に効果ある
葉3枚をちぎり、煮だしたものであせもを洗うと良い
葉30枚をホワイトリカに浸し、3週間後にこれを脱脂綿に浸し、患部に当てると打ち身捻挫に効く
実はビワ酒にすれば、疲労回復、食欲増進に良い
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする