不利益はないと始まったマイナンバーカードですが、紙の健康保険証廃止の法改正をしてしまいました。
便利と個人情報漏洩ばかりが表に出ていますが、マイナンバーなどで管理される官民情報を、企業が営利目的で使えるよう国家戦略特区法を改正しているのはご存じですか。
問題は、背景のいくつもの規制緩和を知らされず、保険証を廃止してしまうので、ほぼ、強制的に、マイナンバーカードの保険証利用に「同意」することになることです。
いったん、同意すれば、ほぼ自動的に新たな紐づけも同意したとみなされるよう規約を変えたので、企業に情報は使われる情報は飛躍的に広がります。
一般質問で取り上げました。
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第三回定例会で奈須りえも質問します
年間40分の質問時間数の残り時間10分使ってマイナ保険証について取り上げます。
プライバシーに焦点が上げられがちのマイナ保険証ですが、
行政が持つ情報には、資産情報(固定資産税)も、思想信条(図書館)も、政治的考え(投票)も、成績も、障がいの有無(障がい者手帳)も、、、、あります。
これらの経済利用が、マイナ保険証で可能になる、とした、どうでしょう。
9月17日(火)11時くらいから
また、
提出された議案について、同日
9月17日(火)16時半~に行います。
国も大田区のような地方も、毎議会ごと、法令が変わり、予算の付き方が変わり、少しずつ、この国が作り変えられていることに、気づいていただきたいと思います。
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10年くらい前に、大田区の職員だったかたから、中途の民間から来た職員が、区民の相談をなんとかかなえようとして困ると聞きました。
法令に従い、公平に、平等に、という感覚がないということを言っておられたのです。良いように聞こえますが、なんでも聞く行政は、全体の奉仕者、主権者は国民である、という原理原則を失い、不公平を招くことになります。
もし、経験者枠で、公務員として働いている方がいらしたら、一緒に考えていただきたいと思います。
同じことを、すべての区民に、かなえてあげることができるでしょうか。
政治主導で、この国は、グローバル資本の利益のための構造にかわってきています。
しくみができても、社会が変わるのは、その5年10年20年先です。
知らないでいると、これまでの常識が通用しなくなり、思惑通りの未来を生きることができなくなるでしょう。
明日に希望を持ていない人が増えているのは、理屈ではなく、そのあたりを敏感に感じ取っているからかもしれません。政治を鵜呑みにしてはいけないし、おかしいと感じたら、嫌だとか、好きじゃないとか、自分には合わないとか、言うといいと思います。
みんな違って、みんな良い、は政治の場面にこそ、発揮されてほしいです。 . . . 本文を読む
マイナンバーの医療保険証利用は、デジタル化という政策からみると、全国民の個人番号と医療保険という行政サービスを結び付けるということです。日本は国民皆保険ですから。全国民と行政情報がつながるということ。そのうえ、医療保険の被保険者の6割強は、被用者保険(企業や組合や公務員等の保険)に入っていますので、個人番号が、企業などにわたることになります。「タダより高いものはない」という古くからのことわざがありますが、ただどころか、マイナポイントまでつけて、持たせようとしているのですから、疑ってかかったほうがいいと思います。マイナポイントは、私たちの税金ですし。マイナ保険証導入が与える影響や、いま、何をすべきか、について、明らかにします! . . . 本文を読む
予算は、区長が編成した、政治的希望が含まれた数字であるのに対し、決算は、使った結果です。決算を見て初めて、私たちの税金の使途が見えてきますし、そこから、予算を振り返ると、政治的意図がわかります。
大切な決算議会が始まります。
決算の資料と同時に送付されている補正予算や議案を調べ、決算を調べているところです。
私たちの暮らしに及ぼす影響や新しい変化など、報告していきます . . . 本文を読む
区議会だよりの掲載スペースが極端に小さく、落ち込んでいましたが、そうもしていられないので、こんな表を作ってみました。
1年間の議会質問に充てられた総行数を、議員総数で割って、一人当たり行数を出してみたら、66行になりました。
表をご覧になると、一人会派以外は、この66行を満たしています。一人会派が、わずか34行、33行しか質問を議会便りに掲載できないのは、自民など、公明、共産会派が、ひとり2行、合わせると、31人分=62行、多く掲載スペースを割いていたから、ということになります。 . . . 本文を読む
マイナンバーの医療保険証利用が可能になります。
マイナンバーカードを取得しなくても不利益になることはないと言われて始まったマイナンバーカードですが、法改正して、健康保険証を廃止してしまったのですから、「それはないよ」と言いたくなります。
行政手続きの番号化は、急激なうえ、利便性とお得感たっぷりに広報されるので、逆に不安になる方も、少なくないでしょう。
国への「マイナ保険証について一本化を強行しないよう求める申し入れ」に賛同し
厚労省、デジタル庁へ提出・交渉の場に同席しました。
マイナ保険証で、何が変わり、
私たちの暮らしにどう影響するか、
そこから見えた、課題や問題について、ご報告します。
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*9月13日から10月11日まで決算議会です
ティーパーティー、区政報告会は、一部、お休みさせていただきます。
◆区政報告会 参加費無料
議会で決めたこと取り上げている問題政治の現場が暮らしに関わっていることを
実感できるお話をします
10月20日(日)9時半~11時半
大田区消費者生活センター
大田区蒲田五丁目13番26- . . . 本文を読む
先日、電車に乗って帰る気力がなくなり、蒲田からタクシーで帰りました。
区議会だよりの奈須りえに与えられた紙面が、他議員より、極端に狭いことに、気づいたからです。
議会事務局から、ずーっとこの方法だといわれ、初当選から20年を過ぎたのに、気づかなかった自分のお人よしに、すっかり力が抜けてしまいました。
各議会、議員一人10分。年4回の定例会で一人40分。
この質問時間に応じた行数は、確保されているものだとばかり思ってきたからです。
ところが、20分質問して16行だった区議会だよりの紙面が、30分質問したのに、18行でした。
2行しか増えなくて、おかしいと思って調べて、そもそもの配分に問題があることがわかりました。
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マンションの固定資産税が「高い」という声をいただきます。月4回開催しているおしゃべり会でも、マンション、中でも建物の固定資産税が、高い、とおっしゃる方は少なくありません。
鉄骨などの造りが、木造家屋に比べ、建物の減価償却が進まないのだろうと思っていましたが、下がらないと聞いて、改めて調べると、それだけでなく、公共事業などの投資が、固定資産税評価額を高止まりさせる原因になっているのが見えてきました。 . . . 本文を読む
大田区のプールは人気があり、毎年多くの区民が訪れます。先日、プールのロッカーに戻ったら、プールの管理者が、自分のロッカーを開けようとしていたのですが、とお問い合わせいただきました。
ロッカーのカギをなくしたといわれたので、管理者が、合鍵で開けたのだそうです。(大田区の説明でも、ロッカーキーを開けたことは認めていたそうです。)
ところが、そのロッカーは、鍵をなくした人のロッカーではなく、別の人のロッカーだったわけです。
今後の対応等について、大田区からの回答を待っているところです。
私が、大田区に問い合わせた時には、業者からの報告もうけていなかったようで、大田区は、事実関係を知りませんでした。
改善策を申し入れているところですが、区民のみなさんなら、どうお考えになりますか。 . . . 本文を読む
議員になったばかりの頃に、福祉制度が、「措置から契約」へと変わり、良いことなのだと説明を受けました。
お上からの一方的な、押し付けの?「福祉」から、
当事者が選べる福祉になったので、
よくなったという風に説明されたのだと記憶しています。
私には、ぴんと来ない説明で、「違和感」をもってきました。
議員として、経験を重ねていて思うのは、
量の足りなくて、
給付の対象外で
十分受けられない、排除される福祉の問題です
契約は、双方の同意のもとに、はじめて成立します。
サービス提供側の合意がなければ、サービスを受けることもできないのが契約だということです。
行政は、一定の要件の下では、サービス提供を断ることはできず、それが、「措置」ということだったのです。
だから、要件を満たしているのに、サービスを提供しなければ
行政不服申し立ての対象になります。
お上からの一方的な、押し付けの福祉=措置がよくないといわれてきたのに
契約になると、
サービス提供者側が、NOを言えば、
利用者は、利用することもできず、
行政に、不服申し立てもできません。
サービス提供者側主導の福祉になりはしないでしょうか。
しかも、その提供者に、
営利企業が、どんどんと参入し、拡大しているのです。
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車いすの方から、品川区と大田区の駐車場料金が違うとご指摘をいただきました。品川区大井町きゅりあんの駐車場は障がい者は無料ですが、大田区の蒲田アプリコの駐車場は半額です。
なぜ、この違いがあるのか、今、大田区に調べてもらっているところです。
両者ともに、再開発でできた施設で、土地の一部は、公の土地です。
また、きゅりあんも、アプリコも、駐車場の管理運営は、民間企業にゆだねていますが、手法は違います。
細かい費用負担や、条件をみないと、どちらが区民にとって良いかすぐに判断はできませんが、
・無料と半額の違いがどこからくるか、
・区民の税金や、区民が払った駐車料金が、どう使われているのかは、とても大切なことだと思います。
大田区に調べてもらった結果は、またご報告します。
皆さんも一緒に考えていただければと思います。
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タダで何かもらえるのは嬉しいけれど、タダより高い物はない、という言葉もあるように、タダには、何か理由があり、必ずしも歓迎されるものばかりではない。
特に気を付けなければならないのが、税金が財源の事業の「タダ(無償化)」です。
最近だと、給食無償化が、ほぼすべての政党の推進課題になっています。
私は、公教育は無償であるべき、と考えていますが、国立大学さえ、独立行政法人化し、市場経済のごとく、かかった費用を、学ぶ学生や家族に負担させている。
矛盾を感じ、反対しています。
税金で行う事業は、事業が増えれば、その分、負担が増えることになりますから、なおさらです。
家計は、収入が先に決まり、その収入の範囲で支出を決めますが、
政治は、支出=事業やニーズを決めると、そこから収入=税や保険料が決まります。
何か国民が欲しい=支出を要望するということは、増税しても良いから、やってね、と言っているのと同じなのです。 . . . 本文を読む