田園調布せせらぎ公園内の施設の利用が始まりました。
1300本もの大量の樹木を伐採して、公園に箱モノは必要か、など、この施設の問題点を指摘してきたこともあり、多くの方たちから、ご意見をいただいています。
あるご家族は、施設内のカフェで持ち込んだ食べ物を食べようとしたら、断られたそうです。
飲食できるフリースペースがあったと思って大田区に確認したら、コロナなので、飲食を制限しているそうです。(最低限の飲み物だけ可)。
営利目的のカフェで飲食は良いのに、フリースペースの持ち込みを「コロナで禁じる」。
これって矛盾していませんか?
公共の施設なのに、カフェは民間の営利目的だから、儲けの減る持ち込みもダメ。
いったい何のための公共、誰のための民営化なのでしょう。
以下、私が感じたことや、いただいたご意見です。
一部はすでに、口頭で大田区に伝え確認中ですが、追って、これらをまとめて文書で申し入れます。
ほかにも、気になることがありましたら、ご意見いただければと思います。
office★nasurie.cim(★➡@)
ほかにも、コーヒーはじめ売られているものが高い、質が良くない、業務用の食べ物を仕入れていたが原価販売してほしい、コーヒー豆、パンの販売は不要、産地表示、などご意見をいただいています。
ご意見をくださった方のなかには、業者の問題ととらえ、業者を変えるべきではないか、と提案して下さる方もいます
公共空間で営利活動することが、多くの矛盾を抱えることにつながると感じているとお返事させていただいたところ、本質的な指摘だといっていただきました。
せせらぎ公園とせせらぎ館は、大田区ではじめて公園とその施設の使用許可権限を民間企業に与え、維持管理させる指定管理者制度を採用しています。
公園と建物の民営化です。
区民が当然行われるべきだと期待していることが、利潤追求のためにおろそかになっている事例ではないでしょうか。
施設内は、最近の流行りで”オシャレ”な雰囲気で、壁も天井もむき出し部分が多く、間仕切りがほとんど無いなど、コストを落とした簡素なつくりになっています。
カウンターの向こうの事務室までオープンで
階段も、階段室を設けていないので、階段の両側が素通しになっていて、階段を踏む板と板をつなぐ蹴込(けこみ)板もないオープン階段になっています。
光熱費がかかるつくりだと思います。
東日本大震災以降、節電が叫ばれましたが、特に大田区ではすっかり忘れられているように思います。
置かれている本は自由に読めるようになっていますが、公共の空間にありながら、選書は、事業者にまかせているそうです。
公の図書館は、せせらぎ館同様、指定管理者により民営化されていますが、それでも選書基準があり「公共の目が入りますが」そうした視点に欠ける選書のしくみだとわかりました。
目に触れる書物が営利企業の視点で選ばれていくと、そのうちに私たちの頭の中身も、営利企業の伝えたいことでいっぱいになるのではないかと、気になりました。
区民からいただいたおもなご意見・ご要望・ご提案(●が区民意見➡奈須)
●現状、せせらぎ館には持ち込み飲食できるスペースが皆無
●持ち込み可能とすることにより近隣のお店の売り上げにも貢献できる
➡施設を議決する際に大田区は、持ち込みができるようにすると説明しましたが、コロナで禁じています。
一方、カフェは夜間営業はしていないものの、飲食可能ですから矛盾しています。
➡近隣にはテイクアウト可能なお店が多くありますので(「ひふカフェ」「ノラベーカリー」「多摩川ダイナー」)、と思います。
●業務用は原価販売して欲しい
業務用をパックから出しているだけなので、原価販売を
できれば、業務用の販売はやめ手作りの商品を
➡公共施設内での民営化は時に、地元事業者の顧客を奪うことになり問題があります
●コーヒー豆、パン販売は不要
近隣で良質なものを簡単に入手できる
せせらぎ館の貴重なスペースを私的利用しないで欲しい
●原材料表示、産地表示の徹底
産地表示の徹底
業務用の冷凍食材のようで不安な気持ちになった
せせらぎ館のパンフレットにある「カフェでは安心、安全、おいしさにこだわった料理をお出しします」というコンセプトからかけ離れていると感じた
●厨房内調理の実施
●レシートの店名とカフェの店名が違う?