水車ボランティア(+山家鳥虫歌)

ボランティア解説員としての見聞から始めた、ボケ防止メモ。12年目。新たに「山家鳥虫歌(近世諸国民謡集)」を加える。
 

帰化人の入植

2007-09-05 10:40:37 | 三鷹・歴史/地史
(三鷹市にある、民俗文化財水車経営農家(新車、しんぐるま)、の概要について、平成18年10月2日からの20回で説明した。今は、多少視野を広げ、折々に興味の引かれることについて記述している.)

 三鷹市内に「牟礼」という地名がある。この語源は、古朝鮮語で人家の集団、を意味する言葉らしい(原田重久:武蔵野の民話と伝説)。

 ということは、牟礼が、狛江などと同様、7世紀に半島から逃れてきた人々が入植した土地であることは間違いない。

 ということは~~~、大沢も。
 そう、大沢も、狛江や牟礼と同様、7世紀に帰化人が入植して開発した土地なのではないかと思うのだ。

 根拠:新車(しんぐるま)の対岸に、都指定史跡:出山横穴墓群第8号墓があり、その墓の築造年代は、墓前から出土した須恵器から、7世紀後半と考えられている。
しかも、その、出土した須恵器も立派。ロクロや焼きの技は素人のものではない。

 今日、大沢地区に、帰化人の痕跡がある、とは聞かない。それは、入植者たちによる開発がうまくいかず、彼らは早くに撤退し、定着しなかったからだ、と想像している。

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