水車ボランティア(+山家鳥虫歌)

ボランティア解説員としての見聞から始めた、ボケ防止メモ。12年目。新たに「山家鳥虫歌(近世諸国民謡集)」を加える。
 

立川断層

2007-09-26 09:03:52 | 三鷹・歴史/地史
 中央線に乗って、国分寺から国立に向かうと、切り通しを過ぎて急に開ける場所がある。武蔵野段丘と立川段丘の境界の崖だ。この崖を南にたどると、しんぐるま の対岸の崖につながる。

 この、国分寺と国立の間に存在する崖を立川断層と思っていた。見た目、北西から南東にきれいな直線であるためだ。しかし、これは断層崖ではなく段丘崖だそうだ。

 立川断層はもう少し、西北にある。その断層崖は、プロでないと見分けがつかないそうだが、玉川上水路の屈曲もこの断層崖をかわすために造られたのだそうだし、一度、ゆっくり捜し歩きたい、と思っている。

 いまのところ、この断層が動いて地震が発生する可能性は、極めて低い(99%ない)と考えられているらしい。信じよう。


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2006年9月26日の記事
タイトル:水車を回す水の水面形

馬場教授(9/23)の講座で配布された資料のなかに、「野川改修前の峰岸家と水車」とタイトルされた図面があった。その図面を見て、水の制御技術についても高度のレベルにあったことがうかがえ、驚嘆した。
 このことについては、今後じっくり調べたいと考えている。以下に、図面からの読み取り事実を示す。
1 水が水車にあたる前の約12m(6間か?)の水路床を「ゆるやかな上がり勾配」にしている
2 水が水車にあたる前の約4m(2間か?)の水路幅を1.5mから1mに漸減している
3 水が水車にあたる直前、水路幅を元の1.5mにもどしている

以上から、水車の当たる際水流は射流になっていた、と想像するが、水路の条件をこれほど細かく定めなければならなかった理由はどこにあったのだろうか。

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