水車ボランティア(+山家鳥虫歌)

ボランティア解説員としての見聞から始めた、ボケ防止メモ。12年目。新たに「山家鳥虫歌(近世諸国民謡集)」を加える。
 

ペルガモン展ボランティアガイド(11)

2009-01-18 17:45:15 | ペルガモン展関連
 今日は、終日ガイド当番であった。午前中は少なかったが、午後特に、講演会があったのだが、そのあと、どどっと見学者が増え、右往左往した。話かけない人がどうしても出てしまうが、これは仕様がないかな、と思う。

 展示企画の意図を、第一室では、「アレキサンダー、カール・フーマン、ペルガモン」、第二室では、「ヘレニズム、ガンダーラ、平山郁夫」をキーワードとして示し、全体をなるべく簡単に説明するようにしている。学芸員から、特に注意もないので、しばらくこれで通そうと考えている。
個々の展示物については、こちらから積極的には説明せず、質問に答える形で対応している。
日曜日は、プロはほとんどいらっしゃらないようだから、これでよさそうだ。

 今日は一組のみ、「説明しましょうか?」、「必要ありません。結構です」、とのやりとりがあった。プロを見抜けず、失敗。

 菩薩立像の腰紐の結びについて、カタログに、わざわざ、「ヘラクレス結び」と書いてある。どうみても固結びなので、だいぶ前から、どのような結びなのか、とワイワイ騒いでいたら、学芸員がその研究をなさった方の論文のコピーを見せてくれた。なーんだ。やはり、固結びだ。本結び、が正式名称らしいが。
ちょっと騒ぎすぎたかも。家に帰って、グーグルで検索したらすぐに出てきた。

とにかく、古代ギリシャでは、本結びが特別な意味を持つ結び方であったらしい。