原油価格が140ドル目前まで迫り、150ドルに到達する
日もそう遠くは無いといわれています。
世界の石油情勢で、衰えることの無い石油への需要は
供給が追いつかぬ限り、価格が上昇し続けることは、避け
られないことです。
6月22日に消費国側からの強い要請を受け、6月22日
にサウジアラビアで開催される、OPEC加盟国と消費国
との会議が注目されています。
OPEC側のバドリ事務局長は、従来の据え置き方針を
軟化させ、消費国側の増産要請の意向に沿う発言を
しています。
500万バレルという数字は、とても期待できる数字では
ありませんが、沸騰し続ける原油先物市場に、冷静さを
取り戻させる実現可能な増産の計画が、会議で決定され
ることを、全世界の消費国が期待しています。
しかし、現実問題として、兼ねてから懸念されていたことに
現在のOPEC諸国の生産量は、限界線に達してしまって
いるという観測があることです。
近年、将来の需要増に備えた、新しい油田の探索や開発
が止まっている上に、開発のために必要な新規投資金額
が、従前の数倍にも高騰している問題と重なっていて、
容易に増産活動のスタートが切れない状況にあることです。
「備えよ常に! 備えあれば憂いなし」です。
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