利根川の主要な支流である吾妻川中流部の
群馬県吾妻郡長野原町に築かれた八ッ場ダムは
高さ116m、貯水量1億7500万トンの規模を
備えた1億トン級の巨大な多目的ダム。
八ッ場ダムは、1947年(昭和22年)のカス
リーン台風により利根川流域で2000人近い
犠牲者がでるなど大被害をうけたことから、
1952年(昭和27年)に利根川上流にダムを築き
洪水調節を行って、下流地域の洪水被害の
軽減を図るための治水事業の一環として
建設が計画された。
その後、着工に備えた転居問題や根強い建設
反対運動などの紆余曲折を経て着工となった。
しかし、政権党となった民主党の「コンク
リートから人へ」への政策の下、八ッ場ダム
建設は2009年(平成21年)に中止となった。
洪水に備えたスーパー堤防築造中止と共に、
民主党政権の治水政策が問われる時代だった。
政権交代後の2015年(平成27年)2月にダム
本体の起工式が行われ、工事が進んだ。
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