中國では、米国との貿易戦争の激化に備えた
金融や経済政策で厳しい対応を迫られているが
一方で、景気の沈滞化に伴う失業対策にも
手が抜けない。
中国当局の報告で、2019年1~3月期の中国の
求職申請者数は前期比31・05%増で、この一方で
企業側の求人数は同7・62%減少したとしている。
そして、中国のマクロ経済における総需要の
低迷が、就職市場に圧力を加えた結果と報告。
更に、中国当局は大型減税などの供給側改革を
実施すると同時に、総需要を拡大させる景気
刺激策も強化する必要があると主張している。
全国都市別でみると、北京市の雇用環境が最も
厳しく、2位に瀋陽市、以下ハルビン市や大連市
など東北地方の都市が並び、深セン市は10位に。
不安定な経済情勢で、民間企業の求人数が
大きく減少する一方で、安定的な生活が期待
できる国有企業への就職希望者は、求人数の
2倍を超える。
今年、過去最大の約834万人大学生が卒業し、
就職に備えた活動を展開するが、現在の雇用
環境では、あぶれ大学生数も過去最多に。
李克強首相も、大卒者の就職に備えて各地と
各関係部門は状況を重視せよと檄を飛ばす。
「備えよ常に! 備えあれば憂いなし」です。
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