大黒さん

つれづれに、道行く人のながれを眺めている土塀のうえの大黒さん

賠償金が払えないからレベル7に引上げ?

2011年04月16日 | Weblog


      



政府は福島原発事故による放射線汚染の規模や

漏洩が止められない深刻な事態に鑑みて、事故の

評価を国際原子力事故評価尺度(INES)の評価

レベルを2段階引上げて、チェルノブイリ原発事故と

同じレベル7にしました。

しかしながら、事故により拡散した放射性物資の

量は、チェルノブイリの1割程度だとしています。

これに対し、ロシアの原子力公社総裁は、今回の

事故の評価レベルは6以下だと述べています。

そして、事故に起因して生じる損害賠償責任に

対する国の支払いを免れようとする財政上の

理由によるものだと断じています。

非常に驚いた大胆な発言ですが、日本には

原子力発電所の事故により生じた損害に対して

補償する原子力損害賠償法の備えがあります。

事業者である東京電力には、無過失責任及び

無制限賠償責任が課せられています。

また、1200億円までは国と事業者が一体となって

この法律により賠償責任を負うことになっている。

しかし、同時に天災によるものであれば原子力

事業者は責任を問われない免責の文言も含まれて

いるようで、東電の賠償責任範囲にも影響しそう。

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