備えよ常に! 備えあれば憂いなし
イヌとヒトとの関りは、石器時代から
始まっているとされ、新石器時代や縄文時代の
遺跡から犬の骨が見つかっている。
また、日本の古墳時代は犬型埴輪でお馴染み。
ヒトの狩のお供として大事に扱われていた
イヌだが、中国や韓国では事情が大きく異なる。
大きな体格を備えるチャウチャウは、中国の
歴史では2000年以上前から飼われており、
伝説ではライオンと熊から生まれた子とされ
歴代の王朝時代より寺院を悪霊から守る
守護獣とされて来た。
また、唐獅子のモデルとも言われており、
日本の神社の狛犬の源との指摘も。
このチャウチャウも、悲しいことに犬食文化の
犠牲となり、食用として繁殖された。
食用のチャウチャウは肉は食用に、骨は漢方に、
毛皮はコートなどに利用された。
現在でも、夏至のころに、広西チワン族
自治区玉林市では、伝統の犬食祭りが開かる。
また、東北地区でも犬食文化が残り、特に
延辺朝鮮族自治区から韓国を含む朝鮮半島に
[補身湯]などの犬肉料理が知られている。
今年1月に韓国国会は[犬食用禁止法]を可決。
食用目的で犬を屠殺した場合3年以下の懲役
または3000万ウォン(およそ300万円)以下の
罰金、または食用目的で犬を飼育したり、
或いは繁殖や流通させても2年以下の懲役
または2000万ウォン以下の罰金という内容。
だが、この法律が施行さるまで3年間の猶予
期間が設けられている。
韓国でオリンピックが開催される際に、
犬食禁止の法律ができたが、抜け穴だらけで
あったため、再度法律を作ることになった。
統計では、世界で食用に殺される犬は年間
2000万~3000万頭、うち1000万頭が中国。
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