備えよ常に! 備えあれば憂いなし
中国農村部の高齢者施設では、退所ラッシュが
続いており、施設運営が赤字化しているという。
施設の利用費は、月額料金は2000元(約4万
4000円)から5000元(約11万円)だが、農村部の
高齢者が受け取る年金額が、元々が少ないため
入所するには、自らの貯金の取り崩しと
家族からの補助がないと出来ない。
それにも拘らず、これまで入所できていたのは
家族からの支援があったからだ。
だが、経済不況の深刻化が増すにつれて、
支援してきた家族にも就労機会減少の波が
押し寄せて、仕事が減り、家にいる時間が増加。
このため、資金的な余裕が無くなったことと、
在宅時間が増えたことで、高齢者を自宅で
自らが面倒を見る家庭が急増しているのだ。
施設側も、利用者を引き留めるために利用費を
引下げてきたが限界に達しており、多くの
施設は赤字経営を強いられているとされる。
中國では、[9073]という言葉が一般化して
いるとされるが、意味は老後は約90%の人は
資金的な余裕が無くて自宅で過ごさざるを
得ないとされ、高齢者施設に入れる人は
僅か3%だという。
この3%の人達すら、これまで通りに施設で
余生を送ることが難しくなってきたのだ。
備えよ常に! 備えあれば憂いなし
健康と安心のメタボへの備えは?
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