ブラジルの大都市サンパウロは、8月19日
厚い煙に覆われて、日中も車はライトをつけ
通行人は防煙用のマスクを必要とした。
理由は、遠く離れたアマゾン熱帯雨林地域
から流れて来る森林火災による煙だ。
熱帯雨林は、「地球の肺」と言われ、大気中の
酸素の20%を供給しており、また、全世界の
動物の約1割が生息する生物多様性の倉庫だ。
アマゾン熱帯雨林は、900~1400億トンもの
膨大な炭素を固定しているとされる。
このアマゾンの熱帯雨林に火が放たれている。
かって、かって宇宙を回る衛星から肉眼で
見えるのはアマゾンの野焼きの火と万里長城
だと言われた時代があった。
熱帯雨林の開拓は2000年代初頭がピークで
2004年に森林伐採などで失われた熱帯雨林の
面積は約27,000Km2に及ぶと言われる。
その後は、二酸化炭素削減と自然保護運動
などの高まりで、アマゾン熱帯雨林の破壊
活動は減少していた。
だが、今年1月にブラジルのトランプと自認
する新大統領が就任してから状況が一変。
国内法で、熱帯雨林保護に備えて開発のための
伐採を禁じているにも関わらず、各所で開発が
進められた。
新大統領が開発を奨励したからだ。
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