中国の不動産企業全体の債務総額が5兆ドル
(約560兆円)に達すると米紙が伝えている。
恒大集団だけで33兆円とされているが、560
兆円ともなれば日本のGDP総額を超える。
これだけの債務を積み上げるには、それ相応の
資金が中国の銀行から流れ出ていたことだろう。
また、高利をうたって海外からも多くの投資を
呼び込んでいたことだろう。
既に、昨年からの[三道紅線(3本のレッド
ライン)]と呼ばれる貸し付けの規制強化で、
多くの不動産企業が破綻に追い込まれそうだ。
恒大集団を始め、不動産企業が発行した海外
投資家向けの債券相場が暴落している。
既に、デフォルトを読み込んで、債券相場で
20%を超える暴落となっている債券も。
恒大集団に続く海外投資家へ債券債務の一部
不履行が、相場の下落に拍車を掛ける。
また、10月上旬には米国の金融大手が、恒大
集団を含む中国不動産大手の多くが簿外債務を
抱えているとし、その規模は数十億ドル
(数千億円)にも達するとしている。
[三道紅線]規制をクリアできる企業にとっても
市場の様子見で成約が落ち込み、金融機関の
貸付け業務が停滞すると、経営存続が厳しく
なる企業に続出につながる。
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