３月14日から仙台市で世界の186ヶ国が参加た
国連防災世界会議が開かれた。
この前日の13日から14日にかけて、大統領が
会議に出席のため留守になっているバヌアツを
猛烈なサイクロンが襲い、国民の半数の13万人が
被災し、大統領府も損壊した。
南太平洋で発生したサイクロン「パム」は、オースト
ラリアの北部に位置するバヌアツの島々の東を
通過し、一時首都ポートビラがあるエファテ島に
接近し、日本時間の14日午後２時頃バヌアツ南部の
タンナ島の南南東２８０キロの海上に抜けた。
人口約4万4千人の首都ポートビラの家屋の９割が
甚大な被害を受けたとされるが犠牲者などは不明。
気象庁が確認したところでは日本時間の14日午前
9時頃には、中心付近の気圧が896ヘクトパスカルと
なってバヌアツ付近を通過し、最大瞬間風速は
７０ｍに達したと推定されている。
バヌアツの北部に位置し、最も高い場所でも標高が
５メートルしかない島国のツバルのソポアンガ首相は
１５日、人口約１万人のうち４５％が被災と述べた。
気象庁の発表では、周辺海域の海水温が平年より
１～２℃高い30℃になっていることもサイクロンの
発達した要因の一つだとする。
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