大黒さん

つれづれに、道行く人のながれを眺めている土塀のうえの大黒さん

正常血圧の判定範囲の引き下げ

2019年12月09日 | Weblog
備えよ常に! 備えあれば憂いなし



        




2017年11月に、アメリカ心臓病学会は正常

血圧の範囲を、従来の140/90mmHgから変更。

新ガイドラインでは、120/80mmHgとした。

この新しく定義されたガイドラインが話題と

なり、日本でも引き下げが行われるのでは

ないかとの論議を呼んだ。

根拠とされている問題点は、130-139/85-

89mmHgの血圧でも、心血管死亡のリスクが

1.56倍あるということが判明したことにある。

このため、降圧薬が必要になる前に、生活

習慣の改善で血圧を下げよう、疾病リスクは

少しでも低下させる発想に基づいている。

米国では、米国心臓病学会と米国心臓協会を

中心に11の学術団体が連盟で2018年11月に

新しい高血圧ガイドラインとして、従来の

140/90mmHgから、130/80mmHgへの

引き下げが行われた。

欧州でも、これに追従する動きがあるため

日本も、早晩引き下げが行われるだろう。

引き下げが行われると、高血圧患者は4274

万人から6309万人へ2000万人以上も増加する。

医薬業界の陰謀だとの声が出て当然だが。

近々、日本の日本高血圧学会としての、引き

下げに備えた見解が発表されることになる。

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