2017年11月に、アメリカ心臓病学会は正常
血圧の範囲を、従来の140/90mmHgから変更。
新ガイドラインでは、120/80mmHgとした。
この新しく定義されたガイドラインが話題と
なり、日本でも引き下げが行われるのでは
ないかとの論議を呼んだ。
根拠とされている問題点は、130-139/85-
89mmHgの血圧でも、心血管死亡のリスクが
1.56倍あるということが判明したことにある。
このため、降圧薬が必要になる前に、生活
習慣の改善で血圧を下げよう、疾病リスクは
少しでも低下させる発想に基づいている。
米国では、米国心臓病学会と米国心臓協会を
中心に11の学術団体が連盟で2018年11月に
新しい高血圧ガイドラインとして、従来の
140/90mmHgから、130/80mmHgへの
引き下げが行われた。
欧州でも、これに追従する動きがあるため
日本も、早晩引き下げが行われるだろう。
引き下げが行われると、高血圧患者は4274
万人から6309万人へ2000万人以上も増加する。
医薬業界の陰謀だとの声が出て当然だが。
近々、日本の日本高血圧学会としての、引き
下げに備えた見解が発表されることになる。
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