韓国税関が発表した、12月1─20日間の輸出
実績は、金額ベースで前年同期比2・0%減少。
前月での、9・6%減と2桁近い減少率からは、
大きく改善してきている。
昨年の12月から12ヶ月間続いた前年度比で
マイナスの記録も終止符を打ち、改善される
可能性を備えている。
輸出先の1/4を占める中国向けが5・3%増と
プラスに転じたのと、主力輸出商品の半導体
関連商品の輸出減少ペースが改善されて来て
いることが、回復に大きく寄与している。
だが、輸出商品の中で、最も重要性を備えて
いる半導体は、市場では堅調な需要回復が
みられたが、下落した価格の回復が遅れている
ため、輸出額は16・7%減少している。
韓国経済の屋台骨である輸出さえ回復すれば
国内経済は安心だとは行かない。
経済環境は、一段と深刻化してきている。
不況で不振に陥っていた航空業界では、反日
不買運動の結果、韓国人の訪日客減の打撃は
日本以上に韓国の航空会社や旅行社に厳しい。
韓国は、殊更に反日不買により日本に大きな
打撃を与えていると喧伝している。
輸出入においても、日本政府が韓国に対する
輸出管理を強化して以降、日本の韓国向け
輸出は前年と比べて14%減少したが、韓国の
日本向け輸出は7%減に止まっていることで
日本の打撃の方が大きいと喜ぶ。
だが、日本の韓国向け輸出は、輸出管理が
強化される前の1月から6月の時点で前年を
13・3 %下回っており、7月以降ほとんど変化
していないことからも、14%減は特段の減少
ではなく、韓国の経済活動の沈滞化の流れの
中の小さな渦でしかない。
「備えよ常に! 備えあれば憂いなし」です。
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