大黒さん

つれづれに、道行く人のながれを眺めている土塀のうえの大黒さん

パラリンピックで熱闘

2008年09月08日 | Weblog






北京で4日にパラリンピックが開幕して、連日熱闘が

報じられています。

今回は、148カ国から、4000人を越える障害のある

人たちが参加しています。

競技の20競技、472種目と多彩です。

日本からも162人が参加し、オリンピック以上のメダル

の数が期待されています。

中国国内では、障害のある人たちにとっては、当然の

ことながら関心も高く、このパラリンピックの開催が

自分達に対する社会的な認識や日常生活の改善に

つながることを期待する声が報じられていました。

しかし、現実には国の身障者に対する態度は決して

温かいものではありません。

パラリンピック開催に 備えて、北京五輪組織委員会が

市民に配ったパンフレットには、視覚障害者は無表情、

身体障害者は強情などの言葉が並び、理解の無さに

大きな批判を浴びています。

中国国家統計局の報告では、06年4月1日現在で

8296万人の身体障害者がいて、これは全国民の

実に6.34%にも相当する以上に高い数字です。

この内の四分の三は地方の医療制度の行き届かない

地域に居住しています。

中国では毎年、100万人を超える障害者が誕生して

いて、最近は「出生欠陥」の比率が毎年上がり、13~

14%を記録する数字まで報告されています。

大きな要因には、飲食料品からの直接的な被害、大気

水質、土壌汚染からの間接的な被害、悪条件の労働

環境など、解決すべき課題は山積しています。

パラリンピックの成功が、障害者を生み出さない環境

造りの契機にもつながることが期待されます。

備えよ常に! 備えあれば憂いなし」です。

安全と安心非常持出袋の準備は?