大黒さん

つれづれに、道行く人のながれを眺めている土塀のうえの大黒さん

作況指数 102

2008年09月22日 | Weblog




8月の中旬に発表された今年の水稲の作況指数では

平年並みから「やや良」らしい。

指数では102ぐらいが期待されているようです。

生育期に高温で安定して、病虫害や台風による被害が

無かったことがプラスに働いたとのこと。

日本の水稲は東南アジアから、或いは揚子江流域から

もたらされたと言われていて、元来は暑い地域の植物

ですが、日本では、より日照時間の短い、低温でも生育

出来るように品種改良が進められて来ました。

昔は、北海道ではコメは採れないと言われていたのが

耐寒性を備えた品種の改良が進み、今や、日本一の

生産地であり、今年は63万8千700トンと、米どころの

新潟県を3000トン近く上回っています。

一方、南の方の県では、福岡県と佐賀県が、指数が99

と、平年並みをやや下回っています。

その他の四国や九州の県では、平年並み以上の収穫

が見込まれており、現在のところ大きな台風の接近や

上陸のおそれも少ないために、順調に経過しそうです。

ただ心配なのは品質の問題で、穂が出てデンプンが

形成される穂揃えから登熟期に高温の日が続いた

ことによる白濁米の増加などで等級が落ちることです。

暑いところで生まれた水稲だから、暑い方が良いと思い

勝ちなのですが、量は出来ても品質が伴わなければ

収益のアップに繋がらないという難しさがあります。

備えよ常に! 備えあれば憂いなし」です。

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