大黒さん

つれづれに、道行く人のながれを眺めている土塀のうえの大黒さん

中国のお手盛り退職金問題

2008年09月07日 | Weblog




最近は姿を消しましたが、中央や地方を問わず、議員

のお手盛りの歳費増額、給料や手当てのアップが

常態化していました。

しかし、下げるとなると大変なことです。

一例が大阪府での議員報酬や給与の引き下げに

かかわる抵抗のもの凄さでした。

国会議員の高額で優遇された年金の問題は、棚上げ

されたまま議論の対象にしようともしません。

中国の高級幹部の退職金の問題も同様で、その特権

には、別世界の感じがします。

現在中国では11万人余りの高級幹部が退職金を

受けています。

ここでは、単に金額を受取るだけではなくて、日常生活

に様々な特別待遇を備えた終身特権のため、批判や

改善要求の声が上がっても議論もされないようです。

1級から6級まである退職高級幹部、11万2470人に

対する終身特権で支出される年間金額は、1175億

9900万元(約1兆7600億円)になります。

単純平均では、一人当り1570万円ほどの金額です。

第一級に当る、国家主席や総理などの人が12人には

年間600万元(約9000万円)が支給されて、運転手

や家政婦、医師などが付きます。

第2級の副総理、政治局員などの56人には年間400

万元が、第3級の上将や元老の未亡人など128人

には、300万元が支給されます。

終身特権が受けられる高級幹部の第6級には、全体の

62%強の約7万人が該当していて、地方の省庁の長

や軍の師団長クラスで、年間60万元(約900万円)を

受取ることができます。

備えよ常に! 備えあれば憂いなし」です。

安全と安心非常持出袋の準備は?