大黒さん

つれづれに、道行く人のながれを眺めている土塀のうえの大黒さん

当てが外れた北京のホテル業界

2008年09月21日 | Weblog






北京オリンピックの招致が決まってから7年間、北京市

当局や五輪関連の機構などでは、インフラ整備や、

会場建設など追われ続けました。

また、開催日が近づくに連れて北京市内や周辺では

オリンピック見物の観光客の大挙来訪に備えたホテル

建設や改造のラッシュが起こり、ニュースでもしばしば

報道されていました。

ホテルラッシュの結果、半年間にホテル数は5990軒と

2割増えました。

期間中、オリンピック目当ての客はあっても、逆に

ビジネス客や一般のツアー客の利用が激減したために

結果として、空室が目立ち、完全に当てが外れました。

北京観光協会の調査では、閉会式前で、五ツ星クラス

でこそ、理容室は77%台でしたが、四ツ星クラスでは

45%台と50%切っていました。

さらにそれ以下の大衆クラスとなると40%以下で、

ほとんどの駆け込み急造の増室や新設のホテルでは

40%には満たない惨状です。

一つには法外な宿泊料にもありますが、テロに備え

ビザ発給条件の原価かや、チベット問題などによる

安全性、更に餃子事件や中国製食品に対する飲食の

安全性などが大きく足を引っ張りました。

更に多量のチケット余っていても、観たい競技の観戦

チケットが全く手に入らないなどの事情も大きく影響

しています。

それ以上にやはり、観光客の中国離れが深刻で、

1~7月間で、北京を訪れた旅行者数が、9.2%も

減少している事実です。

備えよ常に! 備えあれば憂いなし」です。

安全と安心非常持出袋の準備は?