北京オリンピックの招致が決まってから7年間、北京市
当局や五輪関連の機構などでは、インフラ整備や、
会場建設など追われ続けました。
また、開催日が近づくに連れて北京市内や周辺では
オリンピック見物の観光客の大挙来訪に備えたホテル
建設や改造のラッシュが起こり、ニュースでもしばしば
報道されていました。
ホテルラッシュの結果、半年間にホテル数は5990軒と
2割増えました。
期間中、オリンピック目当ての客はあっても、逆に
ビジネス客や一般のツアー客の利用が激減したために
結果として、空室が目立ち、完全に当てが外れました。
北京観光協会の調査では、閉会式前で、五ツ星クラス
でこそ、理容室は77%台でしたが、四ツ星クラスでは
45%台と50%切っていました。
さらにそれ以下の大衆クラスとなると40%以下で、
ほとんどの駆け込み急造の増室や新設のホテルでは
40%には満たない惨状です。
一つには法外な宿泊料にもありますが、テロに備えた
ビザ発給条件の原価かや、チベット問題などによる
安全性、更に餃子事件や中国製食品に対する飲食の
安全性などが大きく足を引っ張りました。
更に多量のチケット余っていても、観たい競技の観戦
チケットが全く手に入らないなどの事情も大きく影響
しています。
それ以上にやはり、観光客の中国離れが深刻で、
1~7月間で、北京を訪れた旅行者数が、9.2%も
減少している事実です。
「備えよ常に! 備えあれば憂いなし」です。
安全と安心の非常持出袋の準備は?