世界の金融業界を支配していたアメリカの四大証券の
行方もほぼ定まってきましたが、アメリカの屋台骨を
揺るがした大地震は、なかなか容易には収まりそうに
ありません。
つい半年ぐらい前までは、羨望と畏れの気持ちで接して
いた企業に、日本の証券会社や銀行が巨額融資を
したり、事業部門を買収するなどと、立場が逆転した
状況になろうとは誰しも思いも寄らなかったことでした。
ゴールドマンサックスやモルガンスタンレーという超の
字が付くマンモスが揺らぎ、3位のリーマンブラザースが
あっけなく破綻してしまい、4位のメリルリンチは一夜で
身売りが決まってしまうなど、激震の2週間でした。
特にリーマンブラザースの破綻は、アジアでは休日の
国が多い15日の発表であっただけに、休みどころでは
なかった関係者が多かったことでしょうが、逆に対応に
備える時間が持てたことで多少はショックが和らいだと
いう意見も多く、アメリカ側の思い入れもあったようです。
しかし、日本政府としては落札されていた国債の払込が
不履行となり22日現在で、総額が4000億円を超えて
いることが明らかにされています。
資金繰りの厳しい折柄、とんだとばっちりが在ったものです。
「備えよ常に! 備えあれば憂いなし」です。
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