大黒さん

つれづれに、道行く人のながれを眺めている土塀のうえの大黒さん

中国の汚染粉ミルク事件が深刻化

2008年09月16日 | Weblog


    

昨年のうなぎ、餃子事件など、オリンピック開催を目前

にして発生した食品の安全性の問題は、世界中の関心

を集め、中国の当局も重要性を認識して、100万人体制

で食料品の安全性の確保に 備えてきました。

この厳戒の中、3月以前から半年間ほどの間に出荷

された粉ミルクに、アクリル成分が含まれていたために

多数の赤ちゃんが腎臓結石などに冒されています。

河北省の三鹿集団が製造した多量の汚染粉ミルクが

長期間、市場に流通していたのです。        

回収された粉ミルクの量は、8000トンを超え、流通範囲

の広さや摂取層などから被害者は3万人を超えるだろう

と想定されています。

なぜアクリル成分が混入したかも問題ですが、昨年来

中国衛生省や国家品質監督検査検疫総局などの国の

トップ機関が先頭に立って、食の安全性の確保に取組み

オリンピック開催前には、検査を実施した食料品や食品

関連施設などの安全性、衛生状態の改善実績に胸を   

張り、指導や改善の成果を大々的にアピールしていました。

粉ミルクの品質が異常だということは3月頃から言われ

ていて、6月には監督機関も異常事態の発生を認識して

いたのが、オリンピック開催で先送りされて、9月に入って

表面化し、事態の重大性と共に、対応をしなかって当局

への非難が高まってきています。

備えよ常に! 備えあれば憂いなし」です。

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