naojii:
いや、これは国家として実に情けないような‥。
国民、一般庶民大衆としては、実に憤りを感じることです。
ブランド食品メーカー、名のある老舗、有名な御当地土産物。次から次へと出て来る食品偽装と、会社幹部たちが一列に並んで頭を下げる姿。しどろもどろになりながらも、組織上層部は知らないことで、各セクトで独自独断で行ったと、オーナーや幹部はトカゲの尻尾切りで逃げ延びようとする言い訳と、その後の、結局、嘘がバレてしまって、もう一度やる、二度目の会見の醜さ、見苦しさ。
一般庶民大衆は簡単にだませる、ちょろいもの。それともこれも、日本社会の甘えの構造の一つだったのかなあ。
でもやっぱり何よりも大きな「偽」の塊りは、社会保険庁の「偽」だったように思います。社会保険庁の仕事そのものは、唖然として呆れて言葉が出ない、といったものでした。いつまでもいつまでも尾を引き続けて解決の兆しが見えない、社会保険庁のやった「偽」が、今頃また、自民党の選挙での公約違反、というような形で出て来ました。これも立派な「偽」ですよね。
格差社会、ニュープアー、ネットカフェ難民だの、イジメ問題だの、一向に減らない自殺者の数だの、生活保護の給付金より低所得世帯の稼ぎが下回ったから生活保護を引き下げるだの、マイナーな話題ばかりが目立つ、このところの暗い世相に、追い討ち掛けて、一年間を表わす一字が「偽」で、社会の人間どおしの信頼も揺らぐような状況に、気持ちは暗くなるばかりですね。