私のなべ四器(規矩準縄)

今、自分の周りで起きていること。ご近所のトマソンもそんなに、気にしてない。深めにかぶった帽子で、年内不定休営業中。

太宰

2009-06-14 22:54:30 | ひとり独り言
いつもと同じようにラジオのスイッチを入れ、仕事に向かうとラジオ番組から今日は平日でない事を知る。もう一週間たったのだ。本を紹介する番組で何気なく聞いていると、今年は太宰 治の生誕100年の年に成るそうだ。しかも、誕生日は6月19日だから「人間失格」と取り上げましたと言う。

明治42年(1909年)6月19日青森県北津軽郡…生まれる。
昭和23年(1948年)6月13日玉川上水に入水。19日に遺体が発見される。

ラジオ番組では、19日までに「人間失格」を読んでみましょうと言っていた。二十歳位の若い時に読んだ印象と、50歳を過ぎてから読んだ印象では、少し違うと言うのだった。最近、書籍はインターネットで買っているので、本屋に出掛ける事がメッキリ少なくなってしまったが、すぐに読みたくなり本屋に出かけた。

以前読んだ時の文庫本はすべて処分してしまったので、文庫本は一切残っていないし、文字が小さいので文庫本を買う事もなかった。今回、久しぶりに文庫本を手にして読んでみた。文字が小さい事を除けばどんな格好でも読めるし、何より読んでいて腕が疲れないのが良いですね。ハードカバーは重い。少し見直しました。
昭和27年に発行した文庫本は、平成21年の173刷だった。これは、夏目 漱石の「こころ」に次ぐ多さなんだそうだ。

実際に太宰の年を上回って読んで見ると、甘いなあと思うところもある。ただ、本に出会う時期で、主人公に対する印象が変わる事は事実だ。だから、何度も読み返すべきなのかも知れない。


新潮文庫には紐栞(スピン)が付いているので、本屋でくれる紙の栞は不要だと思っていた。この紐栞が使いにくくて、滅多に使わなかったけれど、インターネットで本を買うようになったら、紙の栞は付いて来ないで、紐栞が便利に思えて来た。(笑)
コメント
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