私のなべ四器(規矩準縄)

今、自分の周りで起きていること。ご近所のトマソンもそんなに、気にしてない。深めにかぶった帽子で、年内不定休営業中。

紙飛行機

2009-06-09 15:59:42 | ひとり独り言
静岡科学館る・く・るで「旅客機をつくろう」と小学生対象の体験教室があり、無料の小学生に、有料の大人が付いて行く。

始めに、講師のデュアーさん(カナダ人)が、飛行機について話を始める。
一枚の折り紙をそのまま投げて見る。予想通りひらひら舞うだけなのだが、彼は、これは飛んだと言うのだった。日本人は、舞ったと言うけどなあと思いながら次に、封筒を投げて見る。これは、くるくる回りながら落ちて行く。彼はこれも飛んだと言う。
飛んだとは、飛行機の様に飛ぶ事だけが飛んだでは無く、飛び方はいろいろあると言いたかったそうだ。



飛行機の様に飛ぶには何が必要か子供たちに聞くと、
「空気」、「翼」、「投げる力」、中には「揚力」と言う子もいた。

そこでまた封筒が登場。封筒が飛行機の様に飛ばないのは、前に錘が無いからで、封筒内に五円玉を入れ再度投げると、先ほどとは全く違う飛び方をした。
これは、面白い。
封筒のバランスを取ることで、飛ぶようになったそうで、先ほどくるくる回ってしまった飛び方の理由も説明していたけれど、小学生にはちょっと難しそうだった。

折り紙で作る紙飛行機も、錘を作るために前の方を重ねるのだけど、重点がこの辺り(前から四分の一位)にするとよく飛ぶと言っていた。なるほど。

子供たちは、そんな事よりも、クラフト飛行機を作って遊びたいのだった。



今回使っている紙は、半分が再生紙で残りはサトウキビの搾りかすだそうだ。
「サトウキビだからと言って甘くありませんから、舐めないでください」と真顔で言ったギャグは、思いっきり滑っていた。

人数分用意された色鉛筆とハサミ、それに糊でさっそく工作開始。
好きな色に着色すると事から始める。作り方の紙に説明文は無く、番号と挿絵がある簡単なものだった。しっかり見ないと上手く出来ないし、曲線を手で曲げるのはちょっとしたコツが必要なのだ。説明を聞くよりも、自分でやって見るしかない。

早い子は30分位で作り上げていたけれど、カナダ人が作った飛行機の様には飛ばない。紙飛行機はここからが面白い。
広い教室の中で飛ばし始めるのだけれど、思うように飛ばずに、何度もぶつけられた。その都度紙飛行機を拾い上げると、同じ紙から作ったとは思えないほど、個性的だった。

多分、糊が乾くとよく飛ぶと思うのだけれど、自分で作った飛行機に満足気だった。

子供の頃は、竹ひごと紙を貼る飛行機が近所で売られえいて、よく作って遊んだけれど、最近は、そんなキットさえ見なくなってしまった。自分で作って遊ぶ事がどんだけ面白いか、もっと体験するべきなのだ。

初めて会う子供達も、すぐに打解けて一緒に遊び始める。子供には名刺なんて不要なのだ。


折り紙一枚で作った紙ジャイロ。
半分くらいまで折り込み筒状に付けるだけなのだが、すごく飛ぶ。
コツは筒を回転させるように投げる。
出来るかな?
コメント (3)
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