産経が死んだ日

2022-08-01 10:38:54 | Weblog

 いやはや、産経新聞が、やってくれた。けさの産経抄。マスメディアが、統一教会の「関連団体に電報を送ったり、選挙を手伝ってもらったりしただけの政治家まで重罪人扱いするのは魔女狩り」、なんだと。この間の福田自民党総務会長の、「何が問題なのかわからない」と同じレベルの放言、いや、呆言だ。

 統一教会は、究極の反日団体だ。キリストのかわりに韓国人を拝ませた上、日本人から大金をせしめる。累計で1300億円以上が、韓国の本部に送られたと見られる。その一部は、北朝鮮にも流れている可能性がある。なにしろ、「朝鮮半島の平和的統一」を理念として掲げているのだから。北の高官と会う時には、「手みやげ」が必要だろう。 

 日本の国会議員なら、このような団体とは一切の接触を断つべきだし、接触を持った議員には、厳しい追及が行われて当然だ。北に国家機密が洩れているおそれがある。「魔女狩り」など、まだまだ手ぬるいくらいだ。なにしろ相手は、「キリストの生まれ変わり」を教祖とする団体なのだから。

 この記事でわかったのは、産経新聞は保守派ではなく、単なる安倍派だった、ということだ。安倍氏がやったことは、統一教会と持ちつ持たれつの関係になったことを含めて、すべて是としてしまう。だが、安倍氏はもういない。早急に、今までの姿勢を改める必要がある。まずは「保守とは何か」を、とにかく自分の頭で考えてみることだろう。そうすれば、日本の国益を損なってきた団体とつきあうことがどれだけ重罪か、すぐにわかる。これができないようなら、産経新聞は安倍氏の後を追うことになるだろう。あんまり自覚がないようだが、これは不買運動が起きてもおかしくないレベルの、ひどい記事だ。

 ・・・と、書いてきたが、思い出した。元産経新聞の記者が立候補した時に、統一教会の支援を受けていたそうだ。産経の本社の方は、大丈夫なのだろうか。
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