「魔法少女まどか☆マギカ」

2011-04-28 19:08:43 | アニメ・ゲーム

を見たのだった。

 これは、「魔法少女」だけの話ではない。夢や希望のために、われわれは時間、労力、金、情熱、知性・・・といったものを日常的に消費している。だが、果たしてこれは、自分のためなのか。実は目に見えない大きなシステムの中に組み込まれていて、得体の知れない存在のために働かされているだけではないのか。

 テレビで大量に流される学習塾やら、家庭教師やら、資格取得講座やらのCM。学力テストの国別順位を、まるでオリンピックのメダル獲得数のように報じる新聞。至るところに「キュゥべえ」的な存在がいて、「夢のために努力する」という人生をわれわれに押しつけてくる。アニメの中と違って、この世界を変革することは難しい。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

激ロック4月号(WEB版)の

2011-04-24 20:25:18 | 音楽

ファンクションコードのインタビューを読む。

 この記事の中の、演劇(特に、J・A・シィザーの音楽を含む寺山演劇)を知らないであろう音楽関係者の発言は、むしろ微笑ましい。問題なのは、声優業や音楽活動を裏切り行為だとする演劇関係者の方だ。彼らが月蝕歌劇団の源流である寺山修司の演劇を知らないはずはない。
 
 「どんな平凡な人の生活にもドラマはある」。「生きている限り、人はそれぞれの役を演じ続ける」。このような主張の下、寺山は現実と虚構の境界線を限りなくあいまいにしていき、一般市民を巻き込んでの大規模な市街劇を展開したのだった。 
 つまり寺山によれば、プロの役者であれ一般人であれ、「演劇を裏切る」などということは原理的に不可能、ということになる。

 「演劇を裏切る」。それもまた、ひとつの劇である。

 アニメ関係者からの批判がない、というのは象徴的だ。今や音楽、演劇よりも元気があって、外の世界を向くだけのゆとりがある、ということか。「クール・ジャパン」がたとえ逆差別だとしても、差別の対象になるくらいの存在感が日本のアニメにはある、ともいえる。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

うにゃう!

2011-04-23 17:55:42 | アニメ・ゲーム

 どうにか買えたのにゃ。去年よりもいい席にゃ。ちなみに10分足らずで完売したらしい。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ぬう。

2011-04-21 18:18:14 | アニメ・ゲーム

 やる気マンマンなのにゃ。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最近

2011-04-20 21:13:00 | 

ファミレスがムーディーになった。

 節電のために、照明を少なめにしているからにゃ。その結果・・・・・・。女の子がみんな美少女で、巨乳に見えるにょ。何だか、顔は彫りが深く、カラダは凹凸が大きく見える。知らず知らずのうちによく見えないものを想像力で補おうとする、人間の習性のせいか。
 今が、チャンスにゃ。デートするならファミレスにゃう。

 「暗がりの方が、人は美しく見える」。(「アフター・アワーズ」ヴェルヴェット・アンダーグラウンド)
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ZEPP TOKYOで

2011-04-13 23:41:50 | 音楽

ジョニー・ウィンターの初来日ライヴを観る。会場はオールスタンディングでほぼ満員。

 ギター2人にベース、ドラムのオーソドックスな編成。ジョニーはよろよろと、それでもどうにか自分の足で、ステージ中央に出てきたが、あとはずっとロバート・フリップのようにイスに座ったまま。ワシがフォローしているジョニーは70年代までなので、彼の近況はほとんど知らないが、体調が思わしくないのか。

 曲はフレディ・キングの「ハイダウェイ」に始まり、ワシにもわかる「グッド・モーニング・リトル・スクール・ガール」、「アイヴ・ガット・マイ・モジョ・ワーキン」、「ジョニー・B・グッド」、中略、「ボニー・マロニー」、「イッツ・オール・オーバー・ナウ」。ここまでで1時間15分。ここでバンドはステージを降り、アンコールの声にすぐもどって来た。曲はエルモア・ジェイムズの「ダスト・マイ・ブルーム」、そして「追憶のハイウェイ61」。ジョニーが強烈なスライド・ギターを披露。トータル1時間半で終了。

 歌もギターも、若い頃よりかなり丸くなっていた。だが、会場を「モジョ・ワーキン!」の大合唱で満たすことのできる男が、今、世界に何人いるだろうか。

 震災の影響で、客席はずっと真っ暗。ステージ上にだけ照明が当てられていた。でも、これはこれで、いいか。それと、意外なことに観客の過半数は2、30代に見えた。あと、今回、外国人の観客はほとんどいなかった。

 ジョニーは、震災についてはまったく言及しなかった。ただ短く曲紹介をしただけ。だが、それでいい。彼は「レベル7の日本」で、1人のブルースメンとしての姿を、十分見せてくれたのだ。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

TBSで

2011-04-09 18:51:09 | アニメ・ゲーム

「DORORONえん魔くん メ~ラめら」を見る。

 期待通り、青少年健全育成条例に挑戦するかのような内容にゃ。ていうか、単に昔ながらの作りで、こういうのを問題にする現代の風潮の方がおかしいんだけどね。性的な要素を過度に攻撃してきたせいで、今や若者のセックス離れが始まっているくらいだから。

 OP曲、ED曲とも、ムーンライダーズがからんでいる。特にED曲の歌詞がいい。「いつかはみんなくたばるさ くたばるくたばるくたばるさ」。これ、まさに今の社会の気分を映しているんじゃないか。生きている以上、必ず人は死ぬ。「死は生のなかに含まれている」。この真理が、だれの目にもあきらかになってしまったのにゃ。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「プルタルコス英雄伝」

2011-04-05 17:53:56 | 

を読む。プルタルコス著。ちくま学芸文庫。

 スパルタの国制を創ったリュクルゴスの項が、おもしろい。
 
 映画「300」にも出てきたが、スパルタでは障害を持って生まれた赤ん坊は、町はずれにある穴に捨てられる。ナチスの先駆けにも見えるが、実はこのような風習は、原始的な社会にしばしば見られるものだ。レヴィ・ブリュルの「未開社会の思惟」を読むといい。 
 
 有名な「スパルタ教育」。子供は7歳になると親から引き離され、あとは国家によって教育が行われる。ということはつまり、現代において親が「自分で」子供を厳しくしつけるのは、「スパルタ教育」ではないことになる。
 教育の内容は、もっぱら体育、教養、弁論術。おもしろいのは、子供たちの食事の仕方だ。食料は、市民の共同食堂や農場から、盗んでくる。彼らは、自分たちで働いて食料を作ったりはしない。そもそもスパルタ市民は、労働を一切しない。それは奴隷がやることだ。市民がやるのはもっぱら戦争、セックス、雑談・・・等だ。で、子供が盗みに失敗して捕まると、厳しく罰せられる。それは「他人の物を盗もうとしたから」ではなく、あくまでも「盗みに失敗したから」だという。このような経験は、将来、敵地で掠奪を行う時に役立ったろう。 

 結婚制度も独特だ。掠奪婚が基本で、さらに「上品な乱婚」とでも呼ぶべき風習がミックスされる。既婚女性が気に入った男性は、その夫と相談して女性と交わり、子供を作ることができたのだ。

 意外なことに、スパルタでは同性愛も公認されていたという。子供を産まない同性愛は国力を増進させないから禁止、となりそうなものだが、このあたり、一筋縄ではいかないのにゃ。

 スパルタのライバルだったアテナイの英雄たちも出てくるが、彼らはすぐに民衆に飽きられ、追放される。その結果アテナイの民主政は衰退し、スパルタに敗れるのだ。まるで今の日本のようにゃ。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

さるバンドの

2011-04-02 09:38:39 | 音楽

PVを見る。

 PVと曲そのものは別として、コメントの内容が、いただけない。ロックをやっている人が、「パンツ丸出し」程度でガタガタ言うな、と言いたい。公明党じゃあるまいし。善と悪、美と醜、聖と俗・・・・・・。あらゆるものを呑み込んでこそのロックだろう。

 言葉の効果は、必ず自分に返ってくる。表現をやる人は、なおさら気をつけなければ。

 だが、PVの内容は、セクシーなんだよな。あんまりこのコメントを気にするべきではないのかもしれない。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする