多摩川サイクリングロード３

　ご覧のような平坦な直線が、延々と続く。時速２３キロ前後でひたすら走り続けると、忘我の境地というか、一種のトランス状態になるのにゃ。サイクリングでなく、ランニングに励む人も多い。でもワシは、クロカンよりもアオカンの方が好きだにゃ。

　国立、府中、調布と進んで、狛江市に入ると、ところどころで舗装されてない道路に出くわす。さらに世田谷に入ると、舗装はされてるけど道路の色がなぜかドス黒くて、走っていてあまりいい気分になれない。だから、国立から調布までの約１５キロで十分なのにゃ。

　今度は国立から逆に、上流を目指すにゃ。

多摩川サイクリングロード２

　多摩川だけに、鉄橋も多い。京王線、ＪＲ南武線、京王相模原線、小田急小田原線。その中では、この京王線が一番きれいかにゃ。

多摩川サイクリングロード

　多摩川の左岸を、海の方向へ進む。ひばりが鳴いて、のどかにゃ。写真はたぶん石田大橋。

そんなわけで

旅に出るにゃ。

　今回は「多摩川サイクリングロード」を目指すのにゃ。国立から世田谷までの、約２５キロ。

　いきなりすごい看板に出くわして、びびる。サイクリストの道は、けもの道なのにゃ。

クラウス・ディンガーが

亡くなっていた。その前には、バディ・マイルスも。

　昔、とっくに亡くなっていることを知らずに、フィリップ・Ｋ・ディックの新作を楽しみにしていた時期があった。滑稽だったけど、あれは、全く無駄な時間ではなかった、と今思う。楽しみは、楽しみだった。

　死亡欄は、もう見ない。誰かの死を知る前に、私にお迎えが来るといい。

　これからも、旅する時の私のテーマ曲はＮＥＵ！の「Hallogallo」であり、バンド・オブ・ジプシーズの「ストーン・フリー」だ。

ブルー・チアーの

「ＷＨＡＴ　ＤＯＥＳＮ`Ｔ　ＫＩＬＬ　ＹＯＵ...」を聴く。

　去年出た、彼らのニュー・アルバム。このバンドに関しては、苦い思い出がある。１９９９年に来日した時、たまたま日程がアイズレー・ブラザーズと被っていて、どっちにするか迷った挙げ句、アイズレーズを選んでしまった。ギターのアーニー・アイズレーが、ジミ・ヘン直系なので。
　でも、その後、この時のブルー・チアーのライヴＣＤを聴いたら・・・・・。後悔したのにゃ。ギターのアンドリュー・マクドナルドは、アーニー以上のジミ・ヘンかぶれだったのにゃ。これを、生で観たかった。アイズレーズはそれからも何度か来てるし。

　このＣＤを聴いて、６０年代の頃よりも今の方がいいんじゃないか、と思った。ギターもいいけれど、ボーカルのディッキー・ピータースンの声が完全につぶれてしまっていて、すさまじい。まさにヘヴィ・ロックにゃ。

　彼らは最近ツアーを行ったけど、残念ながら日本には来なかった。これからずっと、ＨＰ（www.bluecheer.us）をチェックするのにゃ。

こいー。エサこいー。

　ヤングジャンプで「ローゼンメイデン」を読む。

　なるほどね。ありえたかもしれないもうひとつのルート、ですか。

　主人公とからむ、「準劇団員」が気になる。設定が細かいね。もしかして、リアル沢城みゆきに触発されたキャラ？どんな劇団なんだろう。アングラ系だったら、森永理科にゃんこを意識してることになるけど。来月に期待にゃ。

こいー。ナゾの軍団だこい。

　旅をしている間に、「グレンラガン」の再放送が終わってしまった。

　主人公は、結ばれないことが最初から分かっているニアを追い続け、セックスレスのまま死に別れてしまう。「穴掘り」なのに。ドリルは明らかに男性的なモノの象徴なのに。威勢のいいせりふと裏腹に、それからは世捨て人として生きたのは、アンチスパイラル的としか言いようがない。

　戦闘のエリートであるグレン団以外の、終始戦力外扱いされて不平を言うだけの、１００万人近い一般大衆は、どうなるのか。アンチスパイラルの言った通り、宇宙の脅威になるのかもしれない。その時、主人公が第２のアンチスパイラルとして、立ち上がるのではないだろうか。劇場版がどうなるか、楽しみだ。

　ここまで書いてきて、どうしても主人公の名前が思い出せない。これも、アンチスパイラル化の兆候なのだろうか？

ＤＡＨＯＮ ＣＡＤＥＮＺＡ １５

　多摩川を渡って帰るにゃ。この日、土手の桜はマン開だったのにゃ。

ＤＡＨＯＮ ＣＡＤＥＮＺＡ １４

　去年も見たゴミ屋敷。一段と、グレードアップしたような・・・・・。きっと、気のせいにゃ。

ＤＡＨＯＮ ＣＡＤＥＮＺＡ １３

　スイスイと下り坂を飛ばすのにゃ。ヘンな看板を見たような・・・・・。たぶん、気のせいにゃ。

ＤＡＨＯＮ ＣＡＤＥＮＺＡ １２

　Ｕターンするにゃ。行きは「アップダウンが激しい」と思ったけど、錯覚だったのにゃ。その証拠に、帰りはほとんど下り坂ばかり。行きは平均時速１５キロくらいだったけど、帰りは３０キロくらい出たにゃ。まあ、「上り坂ばかりだ」と思っていたら、最後まで行けなかったのにゃ。

　写真は「不動の滝」。ふつうに車道から見えるけど、車だと気づかずに通り過ぎてしまうかも。

ＤＡＨＯＮ ＣＡＤＥＮＺＡ １１

　そして辿り着いた、結末。味も素っ気もないけれど、ひとつの確かな終わり。

　１６段変速をフルに使ってきたけれど、最後の３００メートルくらいは歩いたのにゃ。でも、満足にゃ。北秋川を制覇したのにゃ。

ＤＡＨＯＮ ＣＡＤＥＮＺＡ １０

　ひゃうっ！？この地名は？下の毛をとられてしまうのかにゃ。急いで逃げるのにゃ。

ＤＡＨＯＮ ＣＡＤＥＮＺＡ ９

　さらに、北秋川沿いに西へ。平日の昼間なので、ほとんど車が通らない。聞こえるのは川のせせらぎと、鳥のさえずりだけ。そして・・・・・。