「アエネーイス」

を読む。ウェルギリウス著。岩波文庫。

　ちょっと前に古本屋で買った。トロイアの英雄アエネーアースがイタリアに逃れて、ローマを建国するまでを描く叙事詩。

　トロイア戦争の勝者のギリシア人ではなく、トロイア人を建国者とするのは、なぜか。それなりに歴史的な真実を含んでいるから、かもしれない。

　トロイアのプリアモス王の悲惨な最期。アエネーアースに捨てられたカルタゴの女王の狂乱。予言を行うシビュラのトランス状態。どれも描写が迫真的で、引き込まれる。後半はほとんどが戦いの描写。表現は流麗だが、その内容は凄惨だ。

　BL要素がほとんどないのがタマにキズか。作者のウェルギリウスは美少年を愛し、生涯独身だったそうだが。

　「アエネーイス」のような濃厚なドラマは、現代にはもはや存在しないかもしれない。あるとすれば、「スケベーイス」くらいか。

スラム・レッドBB３０ おわり

　和田峠へ。タイムは、八王子側のふもとの標識から計って、２０分５１秒１４。ベストタイムから２秒遅れ。ほとんど誤差の範囲内にゃ。

　前はいいタイムを出そうと思って、死に物狂いでスパートをかけたものだが、今回はただただ流れのままに、なるべく楽に上った結果。そういう意味では、実質的に新記録が出たに等しい。

　誤解を恐れずに言うと、ヒル・クライムは、セックスと同じだと思う。若い頃は相手をイカせようとひたすらがんばるが、年齢を重ねてからは相手との調和を重んじるようになる。峠との関係も、これと同じだ。特に意識しなくても、それなりのタイムで、快適に峠をクリアする。これが今のワシのテーマにゃ。

　しかしこうなると、もはやBB３０にこだわる意味もないのにゃ。

スラム・レッドBB３０その４

　さっそく梅野木峠へ。タイムは・・・・・・。ふもとの、トイレのある小さな駐車場から計って、１４分１８秒８０。このCAAD９のベストタイムから約４０秒遅れにゃ。

　３６Tのフロントに、１２－２７Tのスプロケット（こいつだけ１０５）。そして、デュラエースWH７９００C２４TL。この組み合わせは、快適そのもの。本当によく回るが、それに甘えて、ついまったり上ってしまうのにゃ。・・・・・・にゃうっ！？　もしかして、こういうのを剛性不足っていうのだろうか？

　だが・・・・・・。苦しまずに激坂を上れる、というのは距離の長い峠になればなるほど、大きなメリットになるはず。よーし、次は・・・・・・。

スラム・レッドBB３０その３

　今まで使っていた、FSAゴッサマープロBB30コンパクト。

　言われているほど、悪いクランクではなかったにゃ。ティアグラから交換して、すぐカチャカチャと調子が悪くなって、ショップで調整してもらったけど、その後は特に不都合はなかった。走行距離は約１４５０キロ。

　カーボン製のスラム・レッドがポッキリ逝ってしまったら、こいつの再登板もあるかもにゃ。

スラム・レッドBB３０その２

　実物を見て驚いたにゃ。文字通りの円板型。凹凸がないのにゃ。ツルぺタにゃ。マニアにはたまらんのう。ヒャッハッハ！

スラム・レッドBB３０

　クランクを、スラム・レッドBB30にチェンジ。歯数は５２×３６Tにゃ。

　こうなるまでには紆余曲折があった。もともとキャノンデールCAAD９についていたのはティアグラだけど、やはりBB30対応のクランクを、と思って、FSAゴッサマープロ・コンパクトにチェンジ。それに合わせて、コンポも１０速のアルテグラに。

　しばらく乗って、今度はノーマル・ドライヴにしたくなって、日本国内で入手可能で、FSAよりも安いスラムのクランクを、と思った。CAAD９を買ったショップに相談したら、なぜかしつこく、アダプターを入れてアルテグラのクランクにしろと迫られた。もしかして、シマノに義理立てしてる？　それではつまらないので、別のショップへ。最初はスラム・フォースの５３×３９Tにしようと思ったが、カタログをよく読むと、レッドのクランクに５２×３６Tという歯数がある。これは、なかなかよさそうではないか。平地での巡航性とヒル・クライムでの軽さの両方を追求できそうだ。

　で、注文して３ヵ月後に入荷。このクランク、なかなか人気があるらしい。ワシも専門誌で読んだだけだけど、来年のモデルからレッドのクランクはレッドのFDにのみ対応する形になるらしい。つまり、シマノのコンポと合わせられなくなるかも。
　ちなみに５２×３６Tは、厳密にはコンパクト・ドライヴになるそうだ。まあ、実際の走りがよければどうでもいいのだが。

キャノンデールＣＡＡＤ９

　前から計画していたチューンアップを、ついに実行。さて、どこが変わったのでしょうか？

そうだ、山中湖、行こう おわり

　道志道を下って帰るにゃ。振り返ると、１時間前は見えていた富士山が、もう雲の中。

　上りもきついが、下りもきつい。同じ姿勢をキープしないといけないし、気を抜くとコースアウトにゃ。グループで走るなら、何か雑談でもしながら下るといい。「ＦＸはもうかるのか」、というようなこむつかしい話はダメにゃ。たとえば、「綾○はるかと堀○真希ではどっちが名器か」、というような、だれでも気楽に入れるような話題がいいにゃ。

　写真は、道志村の畑を守る、魔除けの首。オカルトの宝庫にゃ。

そうだ、山中湖、行こう1１

　山中湖畔のみやげもの屋で買った、マリモのアクセサリー。そうそう、去年来た時に買うかどうしようか迷った、アフリカ水牛の角で作ったアクセサリーを売っていた店は、閉まっていたのにゃ。富士山の怒りに触れたにゃ。

そうだ、山中湖、行こう10

　にゃうっ？　山中湖から千葉まで、片道３時間はかかるだろうに。まさに苦学にゃ。

そうだ、山中湖、行こう９

　この日（５月８日）、山中湖畔の桜はマン開だったにゃ。

そうだ、山中湖、行こう８

　山中湖を１周中。ハクチョウさんが巣作りにはげんでいるにょ。

そうだ、山中湖、行こう７

　山中湖のまわりはサイクリングロードになっているのにゃ。ダラダラと１時間ぐらいかけて１周するにゃ。

そうだ、山中湖、行こう６

　今回のパートナーは、ラレー・カールトンＣ/Ｃ。思い出作りにゃ。前にも書いたが、今、新しいフレームをオーダー中。こいつのコンポを移植する予定なのにゃ。

　でも、惜しい気もする。安物だけど、こいつの登坂力はすばらしい。今度のフレームは、某有名メーカーのスチールフレームだが、もしもこいつより性能が劣るようなら・・・・・・。再登板もあるかもにゃ。

そうだ、山中湖、行こう５

　山中湖にゃ！　やっぱり、富士山が見えてないとだめにゃ。