ギリシアの

2015-06-28 18:44:51 | 

デフォルトが近い、らしい。

 果たしてギリシアは、ヨーロッパの一員なのか。シュペングラーは書いている。ギリシア文化と西洋文化はまったく違うものなのだ、と(「西洋の没落」)。

 自分の運命は自分で切り開くものだ、と考えるのが西洋文化。それは動的な文化、行動の文化なのだという。
 これに対して、運命は神々にも変えられない、人間はただ運命を受け入れて耐え忍ぶしかない、と考えるのがギリシア文化。悲劇に出てくる英雄を理想とする静的な文化、姿勢の文化なのだそうだ。

 結末はやはり、悲劇的なのだろうか。
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「ヘイムスクリングラ」

2015-06-24 17:33:41 | 

を読み終える。二廻り目。スノッリ・ストゥルルソン著。

 「北欧神話のオーディンは、実在の人物だった」。このような記述にはだれでも驚いてしまうだろう。だが、妙にリアルなところもある。遠回しな表現だが、「オーディンは最強の魔術師だったがローマ軍には敵わず、人々を率いて黒海沿岸から北欧へ移った」、と書いてあるのだ。

 デュメジルは、この本(特に「ユングリンガサガ」)を批判して言う。「中世アイルランドの修道士たちが書いた作品と同様、言葉遊びだらけのファンタジーで、本当の歴史が書いてあるわけではない」(「ゲルマン人の神々」)。

 だが、スノッリとアイルランドの修道士を、同列に扱っていいのだろうか? 彼は、詩人であると同時に、アイスランドの有力な政治家でもあった。アイスランド併合を企むノルウェー国王と、独立を守ろうとする同胞たちの間を、のらりくらりと遊泳。業を煮やしたノルウェー国王が放った刺客によって、生涯を終える。つまり彼は、徹底的にリアルな世界に生きた人物だった。この点については、デュメジルは何も語っていないのにゃ。

 
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シアターブラッツで

2015-06-21 19:14:04 | 演劇

万有引力の「夜叉ヶ池」を観る。

 オープニングの合唱曲の切れ味はいつも通り。だが、コスチュームが異例。いつもの黒ではなく、映像効果のために白がメインなのにゃ。夏っぽくていいにゃ。クライマックスの「逆大滅亡」も珍しいにゃう。

 森ようこたまの、狂気と冷静の間を揺れ動く演技が圧巻。それに・・・・・・。飛永聖たまが、もう、男前で男前で。舞台だけでなく、ワタシのココロもずぶ濡れになっちゃったわ。うふふっ。

 物販で、「万有引力VOL.3」を購入。「園丁・クーボー」ってもしかして、本当のタイトルは「O・・・のテーマ」、というのでは? 来年2月には「奴婢訓」がまた上演されるそうだけど、今度はどんなキャストになるのかちら。楽しみだわ。

 あと、「シーザー本」が7月に出るらしいけど、果たして・・・・・・。
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テレ東で

2015-06-17 20:20:21 | Weblog

「呪怨 終わりの始まり」を観る。

 佐々木希、かわいいにゃ。中学の同級生に、そっくりな子がいたのにゃ。裕子さん、元気かにゃ。

 あの渦巻きは・・・・・・。何でも生み出し、何でも呑み込む、子宮の象徴ではないか(河合隼雄「ユング心理学入門」)。ということは、「俊雄くん」というのは、息子の河合俊雄先生のことなのだろうか。完結編が楽しみにゃ。
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阿佐ヶ谷の

2015-06-14 19:06:09 | 演劇

ひつじ座で、月蝕歌劇団の「阿呆船」を観る。本物の火をここで使ったのは初めてではないだろうか。あ、暑いにゃ。

 「暗黒の中世・・・・・・魔女狩りの最盛期・・・・・・」というのは寺山の間違い。魔女狩りの最盛期は、ずっと時代が下った17世紀なのにゃ。カトリックとプロテスタントの両方が、神への忠誠心を示すために、競って「魔術を使った」人々を火あぶりにしたそうにゃ(上山安敏「魔女とキリスト教」)。
 火あぶりにしたあとの灰は、川に流した。母なる大地から、締め出してしまうのにゃ。阿呆船と同様に。

 最後は強引にマッチ擦り。せりふが一部、パターン化しているにゃ。たとえばこんなのはどうだろう。「去りゆくものを比喩にするな。去りゆかないものこそ比喩である」(ニーチェ「ツァラトゥストラ」)。
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スコット アディクトR3をチューンアップ 2

2015-06-09 18:08:22 | 自転車

 チューンアップというよりは、チューンダウンにゃ。クランクをノーマルの53×39Tからコンパクトの50×34Tにチェンジにゃう。

 去年、柳沢峠を上った時に思ったのにゃ。もう、ノーマルはきついなあ、と。カーボンバイクなんだから、こいつはヒルクライム用に使いたい。なら、コンパクトにするか。今までのデュラエース組みは崩したくない。高い買い物だけど、清水の舞台で脱ぐつもりで、デュラのコンパクトにゃ。旧型だけど、まだ買えたのにゃ。
 丸4年間ノーマルで通してきたが、体力が落ちてきた。後悔はない。その時にふさわしい選択だったにゃ。20、30歳代の人は、ぜひノーマルを試してみてほしいにゃ。

 ついでにペダルも、ルックの一番安いやつにチェンジ。なにしろ外しやすいのがいい。長距離を走っても疲れない。

 老い支度にゃ。だが・・・・・・。前は、ノーマルが使えなくなった時がやめ時、と思っていたが、まだまだロードバイクに乗る気はあるのにゃ。
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スコット アディクトR3をチューンアップ

2015-06-08 19:17:34 | 自転車

 さて、どこをチューンアップしたか、わかるかにゃ?
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