こんなんじゃいっ、ボケー!! ・・・あれっ。ワシ、なんでこんなところにいるんだろ。何かの罰ゲーム?
時速8~9キロで、ひたすらシコシコと上るのにゃ。もちろん一番低いギアを選択しているんだけど・・・。「蒼」のメイン・コンポはシマノのティアグラ9段。もう1段低いギアが欲しい。そう、こいつがシマノの105だったら・・・。たかが1段、と思うかもしれないが、これは深刻な欲求だ。いや、欲求などという甘いものではなく、渇望であり、飢餓感だ。実際に体験しないとこの感じはわからないだろうにゃ。
一休みにゃ。
休んでいるワシの横を、COLNAGO、INTERMAX、ORBEA、KHS、GIANTといったロードバイクに乗った兄さまたちが通り過ぎて行く。平日の午前中だというのに、物好きはいるものなのにゃ。さすがに女性のライダーはここまで上って来ない。完全に男の世界にゃ。
2台で仲良く上って行く兄さまたちもいるけど、彼らはサイクリングのあとに、汗にまみれた体で何をするのだろうか。・・・・・ポッ。
そしてこれが、今回の目玉のドロップ・ハンドル。
初体験だったけど・・・。にゅふっ。にゅふふっ。いいっ!これいいよっ!どうして今まで試してみなかったんだろう。まだ体験してない人は、絶対体験すべきだよ。考えてみると、ドロップ・ハンドルがついている乗り物って、自転車だけだよね。これは、自転車だけの特権だよ。
どういうことかというと、窮屈そうな見かけとは逆に、ドロップ・ハンドルは実に快適だ。全体重を、ハンドルが支えてくれるような感じ。こんなに楽チンだとは。むしろ中高年の人向きではないだろうか。ドロップ・ハンドルのママチャリがあってもいいんじゃないの? それに、手が地面に対して垂直になるのがいい。フラットバー・ハンドルのような不自然なねじれがない。長時間乗っても疲れない。
よし。行こうか。
このヒモパンみたいなやつが、シクロクロス独特のカンチ・ブレーキ。有名な「カ・ン・チ。しよっ!」とはたぶん無関係。
ドロ詰まりに強く、太めのタイヤが履けるという利点がある反面、ロードバイクのキャリパー・ブレーキに比べると効きが甘いそうだ。それが心配だったが、これはシマノのBR-R550で、カンチ・ブレーキの中では最高の性能を誇る、という。そこに期待したが・・・。
このブレーキについては、またあとで書こう。
サイクル・コンピューターも購入。ケイデンス(1分間の回転数)を測定できる。
1分間に90~100回転が理想的だという。平地で時速30キロで走る時の回転数がちょうどそのくらい。感覚で今何回転くらいかわかるから、この機能は不要だったかも。