「パンセ」

2010-07-17 18:59:02 | 

を読む。ブレーズ・パスカル著。中公文庫。

 断章298 「力のない正義は無力であり、正義のない力は圧制的である」。

 大山倍達が、しばしばこの言葉を引用していたという(「大山倍達正伝」)。人間は結局、何が正義かを決めることができない。逆に、だれが一番強いかは一義的に明白だ。だから、一番強い人が言うことを正義にしてしまう。だが・・・・・。

 この言葉も、もはや時代遅れになってしまった。現代では、正義どころか、だれが一番強いのかさえも決められないのだ。極真空手の現状を見れば、それがわかる。
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