マケドニア王国歴代王
ギリシアの北方のマケドニア国のフィリポス2世(B.C.359~336)は全ギリシアを支配したが、暗殺された。その息子アレキサンドロス3世[大王](336~323)はギリシアのポリスを制圧した後、東征を開始した(334年)。ペルシアのダレイオス3世(336~330)をアラベスの戦いで破り、ぺルシア帝国を滅亡させた。その後インドまで遠征した(255年)。バビロンで支配した領土を統治し、バビロンで死んだ。アレキサンドロス大王の死後、マケドニア王国は3人の将軍によって分割統治された。次の三つの王朝です。
1. アンティゴノス朝マケドニア王国(マケドニアとギリシア)
2. プトレマイオス朝マケドニア王国(エジプト)
3. セレウコス朝マケドニア王国(シリア、イラン、バクトリア[アフガニスタンの北部]、インドの北部)
〇アンティゴノス朝王国歴代王(ギリシヤとマケドニア)
アンティゴノス1世(B.C.306~301)ペラを首都とする王国。
デメトリオス1世(294~287)
1. アンティゴノス2世(276~239)
2. デメトリオス2世(239~221)
3. アンティゴノス3世(229~221)
4. ピリッポス5世(221~179)
5. ペルセウス(179~168) B.C.168年、ピュドナの戦いで、ローマの勢力下におかれる。
〇プトレマイオス朝歴代王(エジプト)
1. プトレマイオス1世(323~285)シリア南部を占有(301年)パエスチナ、ヨルダン南部を支配下におく。
2.~8.省略
9.プトレマイオス9世(116~107)
10.プトレマイオス10世[アレキサンドロス1世](107~88)
11.プトレマイオス9世(88~81)
12.プトレマイオス11世[アレキサンドロス2世](80)
13.プトレマイオス12世(80~58)
14.べレニケ4世(58~55)
15.プトレマイオス12世(55~51)
16.クレオパトラ7世(51~30)ローマの支配され、滅亡。
〇セレウコス朝(シリア)
1.セレウコス1世(312~281)
2 省略
3.アンティオコス2世(261~246)
4.セレウコス2世(246~226)
5 省略
6.アンティオコス3世[大王](223~187)
7~27 省略
28.フィリッポス2世(66~63)
ユダヤ人による独立王国(紀元前142年~37年)
ユダヤ人(マカバイ家)は、マケドニアに167年と166年に反乱を起こし、ユダヤ人による独立した統治をハスモン朝(167~63)による統治を始める。次がハスモン朝の歴代王です。
1. マタティア(167~166)
2. ユダ・マカバイ(166~160)
3. ヨナタン(160~142)
4. シモン(142~134)
5. ヨハネ・ヒルカノス1世(134~104)ローマに対して134~104独立を認めさせる。
6. アリストブロス1世(104~103)
7. アレキサンドロス・ヤンナイオス(103~76)
8. サロメ・アレキサンドラ(76~67)
9. アリストブロス2世(67~63)
10.ヨハネ・ヒルカノス2世(63~40)ヘロデ大王に処刑される。
11.アンティゴノス(40~37年頃) ヘロデ大王、ローマ人によって、アンティゴノスを処刑する。
ヘロデ王(大王)によるユダヤの支配
イドマヤ(ユダヤの南に隣接するユダヤ領地)出身のヘロデは、紀元前40年、父の代から続くローマへの忠誠をみとめられ、ローマの元老院から「ユダヤの王」の称号を与えられ、ポンペイウス将軍の率いるローマ軍によって、エルサレムを攻め、ユダヤ人によるハスモン朝王国を滅亡させ、自らが「ユダヤの王」として統治した。ここにヘロデ王に続く、ヘロデ王朝が続いた。
1. ヘロデ王(ヘロデ大王、紀元前37年~紀元前4年)
2. 3分統治時期
ヘロデ・アルケラオス(紀元前4年-6年)、支配地:ユダヤ、エドム、サマリア)
ヘロデ・フィリッポス (紀元前4年-34年 、支配地:バタネア、ガウラニティスなど)
ヘロデ・アンティパス(紀元前4年 -39年、支配地:ガリラヤ、ペレア)
3.アグリッパ1世(34年 -44年)
4.アグリッパ2世(44年-93年頃)
ローマ帝国時代(B.C.27~A.D.476)
ローマの共和制国家(509~44)が、ユリウス・カエサルの暗殺によって終わる。
カエサル・アウグストゥス、エジプトのアントニウスとクレオパトラを破る(B.C.31年)。
初代 カエサル・アウグストゥス(B.C,27~A.D.14)[ユリウス・カエサルの養子・オクタヴィアヌス]が初代ローマ皇帝となる。紀元6年、ユダヤ、ローマの属領となる。
2代 ティベリウス(A.D.14~37)シリアの総督ポンティオ・ピラト(26~37年)
3代 省略
4代 クラウディウス(A.D.41~54年頃)の治世、ヘロデ・アグリッパ1世が治める国が、ローマの同盟国として再興する。
5代~12代 省略
13代 トラヤヌス帝(A.D.98~117)領土が最大となる。
14代~46代 省略
47代 コンスタンティヌス1世[大帝] キリスト教を公認する。
48代~52代 省略
53代 テオドシオス1世(379~395)以後、東西ローマに分裂。東ローマ帝国の初代の皇帝兼任。
54代~68代 省略
69代 ロムルス・アウグストゥス(475~476)西ローマ帝国最後の皇帝
2代~92代まで省略。 93代 コンスタンティヌス11世(1449~1453)東ローマ帝国最後の皇帝