ダサいオヤジは「暴力的存在」である  [著]松尾智子

2007年07月30日 23時33分32秒 | Weblog
2007年07月30日

〈出版社からのコメント〉

 この本が、知らないうちに机の上に置かれていたら要注意!

 会社で使える「身だしなみの相互チェックリスト」付き

 身だしなみのチェックテスト

 ●最近、鏡をじっくりと見た記憶がない

 ●会社で歯を磨いたことがない

 ●お風呂で体を洗うのは、毎日ではない

 ●散髪するのは2~3カ月に1度

 ●2日続けて同じ靴を履くことがある

 ●ネクタイはほとんどクリーニングに出さない

 →1つでも当てはまる人は、ぜひ本書を読んでください!

 「男は清潔であればいい」のか?

 男は清潔であればいい。鏡を覗き込む若い男は気持ち悪い。そんな自分勝手な「思い込み」を振りかざし、ダサい格好で平気な中高年男性は、若い世代には「コミュニケーションを拒否している」と映ります。「外見」は人からどう思われたいか、という会話の第一歩であり、自分という人間をわかりやすく相手に伝える「看板」でもあります。それを美しく保つのは、「他人のためのマナー」であり、「俺はこれでいい」と汚い格好をしている人は、存在そのものが暴力です。まずば頑固な自己主張を捨てて、好奇心と勇気を持ってお洒落を楽しんでみてください。髪型でも、洋服でも、どこかで必ず「感動体験」があり、お洒落を楽しむ豊かな人生が手に入ります!
http://book.asahi.com/express/TKY200707300309.html

確かに最近の親父はおしゃれになったな~
俺が子供の時代はまじめに働いていればかっこいいと
思ったものだ。
不潔はだめだけど、そこまでおしゃれにする必要があるのか?
外見ばかりで中身のない男が本当に増えた。
え!俺もか?!

実現したいことを紙に書く July 29. 2007

2007年07月30日 13時17分27秒 | 日記
土曜日、N先生とご飯を食べた。
早くに旦那さんを亡くし、女の手一つで子供さん2人を育てた。強者。

で~その先生も実現したいこと・願望を紙に書いていつも持ち歩いているとのこと。
出来るだけ詳しく書いた方がいいとのこと。

T氏もやっているし、俺も書こうと思う。

で~俺の願望。

1.今年中に結婚。
  相手は優しくて、可愛くて、笑いのツボが俺と一緒の人。
  身長は155cm。そこそこ巨乳。
  年齢は28-32。お酒は強くないけど飲める。

2.英語の上達。外国人と通常の会話なら問題なしに行えるレベル。
  電話も問題なし。
  映画・TVドラマも90%程度理解する。

3.仕事については、もっとテキパキできるようなる。
  判断も速く、部下や上司とも友好的な関係を構築。
  今の会社はやめないが、職種を変える。
  もっと人に喜ばれる部署に行く。
  
4.周りのみんなが、自然に寄ってくる環境を作る。
  いつも心に余裕があり、笑顔が素敵と言われる。

5.ジョギングを続ける。週3回、10キロ走る。

6.体調が良く、いつも健康でいる。



こんなもんかな~

人に嫌がられる「話の聞き方」

2007年07月24日 02時20分59秒 | Weblog
誰もが無意識に行っている「話を聞く」行為。あなたはどんな「聞き方」をしていますか?
嫌がられる「話の聞き方」とは?
「人の話を聞く」という行為は、日々、当たり前のように発生しますが、これが意外に難しいもの。
仕事の場面で、こんな態度を取られてむかついた、嫌だった、という声を集めてみたので、参考にしてください。


●会話の途中でメールチェック

話をしている途中で携帯を開き、メールをチェックしたこと、ありませんか?

耳では相手の話を聞いているし、会話も続いているから問題ないと考えての行動のようですが、それをやられた相手は、「私の話よりメールのほうが重要?」と思ってしまいます。

急ぎのメールが届いたのであれば、「ちょっとごめんなさい」と一旦、会話を止めてメールをチェックしたほうが、相手の気分を害しません。


●顔を見ない

パソコンに向かっている時に話しかけられたら、あなたはどうしますか?
もし、視線を画面からはずさずに話を聞いているのであれば、それはすぐにやめたほうがいいでしょう。
相手が、自分の話を受け止めてもらえたかどうか不安になってしまうからです。

すぐに目を離せなければ、話を聞き終わった瞬間だけでも構いません。
相手の顔(目)を見て、「了解」と言うだけで、相手の不快感はなくなるはずです。


●時計をチラチラ見る

特に急いでいるわけでもないのに、人と話している時に時計をチラチラと見る人がいます。
たぶん、クセなのでしょう。

でも、それをやられた相手は、「時間がないのかしら?」と思ってしまいます。
本当に時間がない時は、最初に「5分だけなら話せるけど」と言っておくといいでしょう。


●人の話を途中で遮る

こちらが最後まで話し終わらないうちに、「それはね…」と話をかぶせてくる人がいます。
頭の回転が速く、相手の言いたいことを先回りして理解できる人に多いようですが、これを繰り返されると、相手は話をしたくなくなります。
なぜなら、自分の話を肯定されても、否定されても、「話を聞いてもらった」という満足感が得られないから。

せっかちな人は要注意です。


●なんでもかんでも誉める

「それ、いいアイディアですね」
「さすが○○さんですね」
「そのセンス、最高!」

本当にそう思って発言しているのであれば相手を不快にすることはありませんが、いつもいつもこの反応が返ってきたのでは、相手は、「本当にそう思っているの?」という気持ちに。
ひいては、「この人は信用できないわ」と思われてしまう危険性もあります。


●リアクションが薄い

仕事を頼めば、黙って資料を受け取るだけ。
「この企画書のまとめかた、どう思う」と意見を求めれば、「別に…、いいんじゃない?」という返事。

このようにリアクションが薄い人に対して、話をしたほうは「興味がないのかなあ」と感じます。

コミュニケーションが成立しない話の聞き方は、相手に嫌がられるというよりも、相手を遠ざけてしまうでしょう。


●メモをとらない

仕事では、指示を出したり、お願いごとをする場面が多くありません。
その際、重要な数字や期日などを話しているのに、メモもとらず、「わかった、わかった」と流されるのは、とても不安。

仕事の場面では、要件がきちんと伝わったと確認できるような話の聞き方が重要です。



次のページでは、好感を持たれる話の聞き方について考えてみます。

好感を持たれる「話の聞き方」とは?
人に嫌がられない、というだけでなく、好感をもたれる話の聞き方とはどんなものなのか。
こちらも、ビジネスパーソンの話をもとに探ってみました。


●身を乗り出して聞いてくれる

その話に興味があるかないかは、その人の姿勢からも感じ取ることができます。
興味のある話なら、人は自然に身を乗り出すもの。
椅子の背もたれに寄りかかって話を聞くのではなく、机に手を置き、身を乗り出すだけで、相手には好印象のようです。


●質問がたくさん出てくる

これも、話に興味を持っているかどうかのバロメーター。
質問が出てくるということは、もっと聞きたい、知りたいという気持ちの表れです。
「へえ~」「すご~い」という大げさなリアクションよりも、ひとつの質問が効果的。


●うなずく

何人もの人の前で話す場合、話をしているほうは、相手に自分の話が伝わっているかが気になります。
その返事となるのがうなずき。
前に立つ人は、話を聞く一人ひとりの様子を見ているのです。


協力してくれた人々の話を総合すると、話の聞き方のポイントは2点。
相手の話に対して興味を持っていること、その話がきちんと伝わっていることを表現する話の聞き方ができれば、人に嫌がられることはないようです。

いつもより、ちょっと目を見開いて相手の話を聞く。
これだけでも、「私はあなたの話に興味を持っていますよ」という表現になるので、意識してみてはどうでしょうか。
http://allabout.co.jp/career/womencareer/closeup/CU20060314A/

友だち付き合いのうまい人、下手な人

2007年07月24日 02時11分22秒 | Weblog
あなたには、気楽に付き合える友だちが何人いますか? 仕事の話し抜きで、バカ話で盛り上がれる友だち。家族ぐるみのキャンプやバーベキューに誘える友だち。このように、肩の力を抜いて付き合える人が増えていけば、それだけ人生も活気に満ち、楽しいものになります。

ライフステージが変わるごとに、友だちも多少入れ替わっていくことが多いでしょう。「親友だと思っていたのに、結婚したらぱったり連絡がこなくなった」「転職したら、昔の仲間に飲みに誘われなくなった」ライフステージの転換期には、こんな寂しい思いをすることも少なくありません。

しかし、ひとつの友情にいつまでも執着する必要もありません。たとえば、「学生時代の友だちが一生の友だち」とよくいわれますが、ライフステージや価値観が変われば、付き合いに溝ができるのは当然のことなのです。

溝をあわてて埋めようとせず、お互いに違う人生を歩み始めたことにエールを送る気持ちで、見守ればいいのです。

古代ギリシャの哲学者であるヘラクレイトスは、「万物は流転する」といいました。有形無形を問わずすべてのものは変化し、永遠に続くものなどないという意味です。友情もまたしかり。でも、だからこそ「一期一会」の気持ちをもって接することに、意義があるのではないでしょうか。


友だちが集まる人、できにくい人
仮面ででない笑顔が似合う人は好かれる
仮面ででない笑顔ができる人は好かれる
では、友だちが少ない、なかなかできないという人は、どうすればいいのでしょう?まず、人に好かれる人と敬遠されやすい人、どんな違いがあるのか考えてみました。

A) 人に好かれる人
ネガティブワードをあまり言わない
気軽に人を誘うことをいとわない
仮面でない笑顔ができる(参照:「笑顔は毒にもクスリにもなる!」)
人の話をまっすぐに聴ける
いつも等身大の自分でいられる
ナチュラルに「楽しむ」ことができる

B) 敬遠されやすい人
物事を悲観的、批判的に捉えることが多い
支配的に他人に接する(参照:「許すまじ!モラル・ハラスメント」)
他人に依存しやすい
時間的、精神的にゆとりがない
自分らしさがない
押し付けがましさがある(参照:「あなたの好意が、他人のストレスになるとき」)

上記を見てみても、一目瞭然。BよりAの人と、付き合いたいものですよね。誰でも幼いころには、Aのような言動が自然にできていたはずです。でも、傷つけられたり、挫折を経験することで、しだいにBに近づいてしまうことが多いのではないでしょうか?

人から敬遠されるとすると、理解されないむなしさから、ますます自分の殻を硬くしてしまいます。しかし、自分の殻に閉じこもっていては、毎日がワンパターンで変化に乏しいものになってしまいます。だからこそ傷つくことを恐れずに、他人とのふれあいを求めていく必要があるのです。

ただし、友だち付き合いではいくつかのポイントを心得ておかなければ、自分が苦しくなります。それは、どんなことでしょう?次のページでみていきましょう。

次のページでは、苦しくならない付き合い方のヒケツについてご紹介します。>>次のページへ

苦しくならない
付き合い方のヒケツって?
友だち付き合いは、無理のないペースで
相手に飲まれず、相手を飲み込まない友だち付き合い、できていますか?
友だち付き合いは、お互いに胸襟を開いて関わりあわなければ、信頼関係が生まれません。しかし、相手を大切に思うあまりにペースを合わせすぎたり、逆に振り回されていたのでは、友だち付き合いの意味がありません。

そこで、以下の4つのポイントをいつも心がけるようにしてみてください。


1)相手の不幸に同調しない

相手が落ち込んでいたり、グチばかり言っているとしても、それに“同調”する必要はありません。同調してあげれば、相手の気持ちが楽になると思う人は多いでしょう。しかし、これでは相手が次のステップに進むきっかけを失ってしまいます。「よくがんばってるね」などの言葉で相手の気持ちに添うことは大切ですが、自分まで不幸に同調しないように気をつけましょう。

2)アサーティブな会話

「どちらかが一方的に話し、どちらかがいつも聞き役」という会話が展開されている場合、関係を見直しましょう。友達付き合いにおいては、相手と自分の双方を大切にしたコミュニケーションを心がけなければなりません。そのためには、「アサーション」な会話術を心得ておく必要があります。(アサーションについてはこちら)

3)無理のないペースで付き合う

いつも自分も相手も苦しくないペースで付き合えるように調整する必要があります。「乗り気じゃなくても、誘われたら必ず行く」「断るのは悪いから無理してでも参加する」というようなスタンスで付き合うのは、友だち関係においてはなるべく避けたほうがいいでしょう。

4)“待つ”より“誘う”

いつも“待つ”体制ではなく、意識的に自分からどんどん誘うことに慣れる必要があります。最初は面倒くさいものですが、これに慣れると人付き合いがとたんに楽に感じられます。


以上のポイントに共通するのは、まず“自分を大切にする”ということです。友だち付き合いにおいて最も大切なことは、お互いが気持ちの上でフィフティ・フィフティであることです。自分を抑えてまで相手を尊重していないか、ましてや支配的、依存的になっていないかを常に心の中でチェックしておく必要があるでしょう。


究極は、一人でも充実感があること
一人の時間
友だち付き合いのうまい人は、自分一人の時間も大切にしている
このように、いい友だち付き合いを築くことは、自分の幅を広げるためにも大切です。しかし、それよりもっと重要なポイントがあります。それは、「自分一人の時間も充実して過ごす」ことです。

どうして、自分一人の時間を充実させることが、いい友だち付き合いにつながるのでしょう?これらは矛盾してるように思えますよね。でも、実は同じなのです。自分一人でいても孤独感がなく、「誰かとつながっていないと不安」という焦りもない。このように自律した心を持っている人は、支配的、依存的にならず、友だちを純粋に尊重できるからです。

みなさんの場合は、どうでしょうか? 自分一人の時間も、友だちとの時間も楽しめていますか?


http://allabout.co.jp/health/stressmanage/closeup/CU20060522A/

知的障害ある息子殺害の母に懲役7年 東京地裁

2007年07月23日 04時48分10秒 | Weblog
2007年07月21日00時34分

 東京・日比谷公園で知的障害のある息子を刺殺し殺人罪などに問われた母親が20日、東京地裁で懲役7年の判決を言い渡された。母親は自らの生い立ちを我が子に重ね合わせ、「かわいそうだから」と殺害の動機を法廷で語っていた。「経緯には多分に同情の余地が認められる」。青柳勤裁判長はこう言いながら「自らの思いこみから息子の将来を一方的に悲観し、殺害した。独りよがりのそしりはまぬがれない」と述べた。

 母親は埼玉県川口市の無職横山志津江被告(52)。昨年6月10日夜、小学5年の次男翔君(当時10)を果物ナイフで刺殺し、自らも自殺を図ったが死ねなかった。

 判決などによると、横山被告は、母子家庭で育ち、9歳で母と死に別れた。軽い知的障害があり養父母から虐待を受けた。結婚して2男2女をもうけたが、夫は借金を抱えて失跡し離婚した。

 次女は1歳7カ月で髄膜炎で亡くなり、重いぜんそくだった長女も16歳で死亡した。生活保護を受けながら総菜屋などで働き、知的障害のある2人の息子を育てたが、次男の翔君は小学校に行きたがらなくなった。「いじめを受けている」。そう思いこみ、悩んだ。

 「死ぬ前に一度乗せてやりたい」。2人は新幹線で新潟の温泉宿に向かった。翌朝、睡眠薬と缶酎ハイを翔君にも飲ませ、山中で死のうとした。翔君が眠らなかったため新幹線で東京に戻り、日比谷公園を目指した。

 夜になり、眠りについた息子をベンチに寝かせた。「翔君、ごめんなさい」。果物ナイフで胸を突き刺した。

 「翔と自分とはイコール。ああするよりほかにありませんでした」。公判で殺害の理由を問われた横山被告はこう述べた。

 検察側は懲役13年を求刑した。弁護人は「被告の身に起きたことは一人の人間が抱えることができる許容量をはるかに超えている」と訴えた。

 「喜びや楽しみ、悲しみや苦しみも含め人が生きていく上で経験するであろうことを翔君も経験できたはず。これを奪う権利は何人にもない」

 裁判長の言葉を、横山被告はじっと法廷の床を見つめながら聞いた。

http://www.asahi.com/national/update/0721/TKY200707200588.html

人間はここまでして、成長したいのだろうか。
こんなに過酷な人生を選び、この世に誕生し、
苦悩する。魂の成長。そこまでする必要があるのか?
俺にはわからない。

愛と生命と涙の全記録「余命1ヶ月の花嫁」~乳がんと闘った24歳最後のメッセージ~

2007年07月23日 04時43分56秒 | Weblog
愛と生命と涙の全記録「余命1ヶ月の花嫁」~乳がんと闘った24歳最後のメッセージ~
http://www.tbs.co.jp/program/cancersp_20070718.html

youtubeより
http://jp.youtube.com/watch?v=i0CvoGj-CNM

本当に感動しました。
彼女から元気をもらいました。彼氏の愛情に感激しました。
俺も頑張らなきゃあかんと思いました。

死は終わりではない。とわかっていても悲しい。
そこから学ぶことは多い。

叱る親は子供を傷つけている

2007年07月19日 06時49分57秒 | Weblog
○「しかる」ことと「しつけ」は違う

 このごろ、電車や街中で子どもが傍若無人な振る舞いをしているのに、人の迷惑どこ吹く風と「しからない親」が増えている。こうした無責任な親も問題だが、責任感や子どもへの思いが強くて「しかりすぎる親」も知らず知らず子どもたちを傷付けていると警告を発するのがベテラン教師の親野智可等(おやの・ちから)さんだ。

 「多くの親は子どもと楽しく過ごしたいと思いながら、ちゃんとしつけなければと、ついついガミガミしかってしまう。しかることでしつけをしているつもりになっていますが、実はしかることしか方法が分からないことが多いのです」。

 「でも、しかられる方の子どもはそのたびに嫌な気持ちになり、少しずつ自信を失い、親の愛情に対する疑いが生まれ、親子の信頼関係が損なわれていく。わたしは教師生活のなかで、そんな例を数多く見てきました」。

 親野さんは静岡県の公立小学校で23年間勤め上げたベテラン教師だ。長い教師生活のなかで、子どもたちを伸ばすのは「親の力」であることを改めて実感し、そのことを伝えるために2003年からメールマガジン「親力で決まる子供の将来」を始めた。これが全国の親たちから大きな反響を呼び、『「親力」で決まる!』『「プロ親」になる!』など多くの著作を発表してきた。

 親野さんが命名した“親力”とは「子どもを育て、包み、伸ばす親の総合力」だが、親力を持った親に育てられた子どもはおのずと学力も伸びることから、三田紀房作の人気漫画『ドラゴン桜』で「親力」特別委員会特命部長にも任命されている。


○しかることが当たり前になる親

 多くの子どもは親や先生にしかられても反論するすべを持たない。夜寝るのが遅い、朝起きるのが遅い、食事を食べるのが遅い、食器を片づけない、歯を磨かない、宿題をしない、服をちゃんと畳まない‥‥など、ちょっと考えるだけで子どもは年中しかられ続けている。

 そのうち、親はしかることが当たり前になるが、子どもにとっては決して「当たり前」にはならないのだ。そうして、子ども自身も気付かないうちにストレスがたまってくる。

 「教え子だったA君のお父さんは厳しい人で、食事中も姿勢をよくして行儀よく食べないとしかられ、それ以外でも何から何まできちんとしてないと必ずしかられ、怒られ、ときにはたたかれていました」。

 「それほど厳しくしつけられたA君なら学校でもきちんとしていたかというと逆でした。被害妄想気味になっているのでわずかなことで切れ、友達とケンカする。生活態度もひどく、勉強も作業もやる気がない。A君のお父さんが期待した結果と正反対になっていたのです」(親野さん)。

 A君は父親が恐いから従っていただけで、行儀やマナーの大切さを分かっていなかったのだろう。それどころか、父親が年中しかるうちに父親が自分に対して愛情を持っていないと感じるようになり、満たされない思いが心を荒れさせていた。


○人間として許すことのできないときだけしかれ

 また、親野さんはこんな例も話してくれた。

 「かつて受け持った2年生の女の子のお母さんはちゃんとした方で、しつけにも厳しい人でした。ところが、その女の子はどこか愛情に飢えているようにわたしの目には見えました」。

 「そこで、お母さんに提案して、その子が生まれたときの思いを手紙に書いて子どもに渡してもらったのです。すると、それを読んだ女の子は『お母さん、わたしのこと好きだったんだ』とわたしに言ったものです。いくらお母さんが愛情を持って子どもをちゃんと育てようと思っていても、ガミガミしかられることで子どもは親が思う以上に傷付いているのです」。

 こうした経験から、親野さんは今年5月に『「叱らない」しつけ』(PHP研究所)という本を出版した。そこで、本当のしつけとは何か、しからなくてもちょっとした工夫で子どもが伸びる工夫などを書いた。

 「わたしはしかるな、といっているのではありません。人間として許すことのできない何かをしたら、親は感情を爆発させて命がけで子どもをしかるべきです。例えば、人のものを盗んだり、人を傷付けたり、弱い者をいじめたりなどしたときです」。

 「しかし、そのようなことは日常的に起きるものではないでしょう。毎日、しからざるを得ないようなことが起きているのではなく、知らずにしかることがしつけや育てることだと思い込んでしまっているのではないでしょうか」。


○子どもたちから突きつけられた厳しい評価

 実は、親野さん自身もかつて、ガミガミとしかることで、子どもたちから手ひどいしっぺ返しを受けたことがある。

 あるとき、指導力のある2人の教師と同じ学年を受け持つことになった親野さんは、頑張っていいクラスにしようと厳しくしかったり、怒ったりした。ところが、最初は言うことを聞いていた子どもたちも、2学期になると言うことを聞かなくなり、ついに3学期ではコントロールできなくなった。

 そのまま同じクラスを持ち上がりで担任することになった親野さんは翌年の始業式の日にかつてない屈辱的な体験をすることになった。

 校長先生が新担任の発表をすると、他のクラスの子どもたちは歓声を上げて大喜びし、なかには泣き出す子もいたほどだったのに、親野さんのクラスの子どもたちは誰一人喜ぶ者などいなかった。親野さんはそのときのいたたまれない気持ちを終生忘れないという。

 その体験を経て、しかることは子どもの信頼を失うだけだということに親野さんは気付き、この10年間は声を荒立ててとがめることはなくなったという。その結果、親野さんの指導力は上がって、子どもたちの人気も高まった。

 「子どもの評価というのは実に厳しいものです。大人の言動をよく見ていますからね。子どもは侮れないものです。ところが、多くの教師や親はそのことを知りません。無意識のうちに、子どもだと思って油断しているのです」。


○子どもの人格を否定する怒り方はしない

 大人にもいろいろな人がいるように、子どもの能力や性格もいろいろだ。他の子ができるのに、なかなか同じことができない子もいる。

 「いつも宿題やハンカチを忘れる」「決めたことを守れない」「漢字がなかなか覚えられない」。

 実は、長い目で見ると、いつの間にかできるようになることも多いはずだが、親はついつい近視眼的になり、「今できないとダメだ」と思いがちだ。早くできるようしてやろう、早く直してやろうという思いは愛情から発しているのかもしれないが、子どもを想像以上に傷付けることも少なくない。

 「子どもに何か言うとき、否定的な言い方をする親が実に多い。『食べたら歯を磨かなきゃダメ』『宿題をしないとダメだろう』など、『ない』とか『ダメ』という言葉は聞いている側にとっては無意識のうちに自分自身が否定されているような気がするのです。これを続けていると、ボクシングのジャブのようにじわりじわり効いてきて、親に対する不信感が芽生えてきます。一番悪いのは人格を否定する怒り方。『ずるい子だ』『バカ』『怠け者』『だらしがない』などのしかり方は絶対にしてはいけません。子どもにトラウマを残し、心の発達に大きな障害となります」。


○端っこを持ってもハンカチは持ち上がる

 頑張って、いい大学を出て、いい企業に入り、それなりの地位を得ている親ほど「できないことを許せない」人が多い。頑張ればできるはずだ、できないのはたるんでいるからだと思う。だから、ダメな子どもになる前に矯正してやろうと考える。

 だが、いくら言ってもできない子に、何度強制しても「できるようにならない」と親野さんは教師経験から断言する。では、どうすればいいのか。

 「目をつぶればいいのです。別にそれができなくても大したことではない。一度冷静になると、大人が躍起なっていることのほとんどは大したことではないと気付きます。大人が子どもに向かうとき、目をつぶる勇気が必要になる場合が必ずあります。そして、短所に目をつぶる代わりに、長所を伸ばすのです」。

 伸ばすには何より「ほめることだ」と親野さんは言う。

 「人は誰でもほめられるとうれしいものです。ほめられるとやる気が出てきます。ところが、日常的に子どもをほめ続けている親はほとんどいません。わたしは子どもたちとのおしゃべりのなかで、『このごろ、家の人にほめられたことがある?』と聞くと、ほとんどが『ない』と答え、なかには『一度もない』、その代わり『怒られたことならあるよ』と言います」。

 「では、どのようにしたら親が子どもをほめられるようになるかといえば、まず自分自身がプラス思考になる。そして、子どもの短所に目をつぶって長所を伸ばす決意をすることです」。

 親野さんは子どもを伸ばすことと、ハンカチを持ち上げることは似ているという。ハンカチは真ん中でなくて、どんな端っこを持ち上げても上がる。持ちやすいところを持って、上げればいいのだ。人間も同じで、得意なこと、好きなことから持ち上げればいい。全体が上がると、小さな短所は気にならなくなるものだ。

 次回では「どうしてもしかることがやめられない」という人に「しからなくて済むシステム」づくりや、夏休みの子どもとの過ごし方などをお伝えしよう。


○親のストレスは親子関係を台無しにする

 仕事やトラブルなどでイライラしているとき、ついつい子どもに当たり散らしてしまうことはないだろうか。例えば、おもちゃをちゃんと片づけない、歯磨きをすぐにしないなど、ちょっとしたきっかけで怒りが爆発してしまう。

 普段は同じことをしても怒られないのに、時々、なんの前触れもなく怒鳴られる。子どもにとってはいい迷惑だ。本当はただの“八つ当たり”なのだが、“しつけ”という名目で、イライラが子どもに向けられるとすれば不幸なことだ。

 親は気付かないが、子どもは親の行動をちゃんと見ている。「お父さん(お母さん)はイライラしているから怒っているんだ」と考え、片づけないことに対する「しつけ」だとは思わない。だから、一向に子どもの行動は改まらない。それどころか、親への不信が高まっていく。

 もうじきやって来る夏休みは親子関係の土台を築く大事な時期だが、親野智可等さんは、夏休みは親子関係を改善する「チャンスであると同時にピンチでもある」と語る。

 「特に専業主婦のお母さんにとっては一緒にいる時間が長いので、逆に子どもとの関係が悪化する恐れもある。悪化する原因は親のストレスです。ストレスが子どもに向かうと親子関係は大きく傷付きます。親がイライラしていたら、いい子育てなどできるはずがありません。親自身の心が安らかで穏やかなら子育ては必ずうまくいきます」。

 親野さんは静岡県の公立小学校で23年間勤め上げたベテラン教師だが、その間、見てきた親と子どもから、そうした結論に至ったという。これは母親だけでなく、父親にもいえることだ。


○イライラするときは子どもから離れる

 もちろん、仕事が忙しいときや厳しい局面もあるだろう。心穏やかでないときもある。だが、ストレスをうまく発散し、家に帰ったら仕事を忘れて子どもや家族に接することが大切だ。親のストレスがストレートに向けられると、特に子どもの年齢が小学生以下の場合は、その子の発達に大きな影響を与えることになる。

 「仕事は大切でしょうが、子育てはもっと大切です。はっきりいえば、私は子育てに勝る重要なことはないと思っています。もし、仕事を優先するなら、きっと10年後か20年後に親自身がツケを払うことになるはずです」。

 親野さんは、どうしてもイライラするならば、むしろ子どもと離れていた方がいいとさえいう。それほど親のストレスは子育てに有害だ。

 「いくら子どものために学習面や情緒面を育てる工夫をしていても、単なるイライラから怒鳴り散らすことで全てをダメにしてしまいます。『これだけ宿題を手伝ってやったのに』などと思っていても、親子関係はぶち壊しになってしまうと思ってください」。


○「厳しさ=しかること」ではない

 親野さんはこの5月に『「叱らない」しつけ』(PHP研究所)という本を発刊したが、その中で、「しつけには厳しさが必要だが、この厳しさを多くの大人たちが誤解している」と述べている。

 しつけの厳しさといえば、子どもにおもねらず、言うことを聞かないときは強い態度で臨んだりしかったりすることだと親の多くは思うだろう。だが、それは誤解であり、「継続性」「一貫性」「身を持って示す」の3点が大切だと親野さんは言う。

 継続性とは、いったん決め、約束したことを「親が忘れずに褒め続ける」ことである。家の手伝いなど、親自身が決めたことを忘れていて、しばらく経ってからしかるというのでは子どもの信頼を失う。

 そうならないために、子どもだけでなく、親自身も決めたことをチェックするための「見届け表」を作るのがよいと親野さんはアドバイスする。見届け表によって、目標として決めた勉強や家の仕事の手伝いなどができたかどうか、子どもを褒めたかどうか、スキンシップをしたかどうかなどを毎日、確認するわけだ。

 特に夏休みは子どもの1日のスケジュールや宿題・勉強の目標などを設定した生活表を作るよう指導する学校が多い。併せて親のための「見届け表」を用意するのはいかがだろうか。

 次に一貫性とは、親の感情や都合によって子どもへの対応を変えないということだ。子どもが同じことをしても、機嫌がいいときは怒らず、イライラしていると怒るのでは、子どもは判断の基準を失って混乱する。

 そして、身を持って示すとは、親が言っていることとやっていることを一致させるということだ。「人の悪口を言ってはいけない」と子どもに言いながら、自分では上司の悪口を言うようでは、子どもは親を信頼しない。

 「『言うことは聞かないけど、することは真似る』ということわざがありますが、これこそまさに親子関係を表している言葉でしょう」と親野さん。


○生活の中でしからないで済む工夫をする

 とはいえ、子どもがルールや決めたことを守らないときなど、何も言わずニコニコと見守っているのはおかしいじゃないか、という声もあるだろう。

 「私自身が子どもたちをもう感情的にしからないと決意したときに、それならば“しからなくて済むシステム”をつくろうと思いました」。しからなくて済むシステムとは子どもがルールや決まり事に気づいたり、守りやすくするための仕掛けを用意し、親が生活の中でしからずに済む流れをつくるということだ。

 親野さんのクラスでは「登校したら8時までに、その日の提出物を黒板の前の箱に出す」というルールがあったそうだ。

 「ところが、これを守れない子が必ず何人かいるのです。以前は守れない子をしかっていましたが、何度言っても直りませんでした。そこで、小黒板に朝の流れを書き、帰り際に係の子がクラス前面の黒板に貼り付けておくようにしました」。

 その小黒板にはこんなことが書いてあった。

・出すものを出しましょう
・8時までです
・係の仕事をがんばりましょう
・外で元気に遊びましょう

 これだけでかなりの効果があったが、親野さんは毎朝、これを全員が読むようにしたという。すると、絶大な効果があり、みんながルールを守れるようになった。


○トヨタ自動車と同じ“改善”が重要

 家庭もこの例と同じで、何もしなければ「しかってしまう流れ」になりやすい。

 「例えば、食後に歯を磨く約束をしていても、放っておくと好きなテレビ番組などに夢中になって、歯を磨くことを忘れ、親が何度言っても磨こうとしないので、最後は怒鳴るということになりがちです。これが“しかる流れ”」。

 「これをしからなくて済むシステムにするには、例えば、食卓にハシと一緒に歯ブラシも置いておく。『ごちそうさま』だけでなく、同時に『歯を磨きます』と言わせるようにする。あるいは、食後にやるべきことを紙に書いて、目立つところに張っておくなど、いろいろな工夫があります」。

 「ほんの少しの工夫で大きく違ってくるはずですが、うまくいかなければ、もっと工夫をすればいいのです。トヨタ自動車と同じで、絶えざる“改善”が大切なんです」。

 これほど、子どもに対して懇切ていねいにする必要があるのかという意見もあるだろう。また、そんなことをしていたら、いつまでたっても自分一人でやれるようにならないのではないかと心配になる人もいるかもしれないが、親野さんはこう語る。

 「私も以前はそう思っていましたが、今は違います。確かに、なかなか約束を守れない、身に付かない子はいますが、わざとやっているわけではないのです。すぐにできなくても、システムがしっかりしていれば、だんだん習慣が出来てきます。すぐにできなくてもいいじゃありませんか。ちょっとだらしなくても、とても感性豊かな子もいます。欠点より、いい点に目を向けてください」。


○夏休みに親子日記を始めよう

 以上のように、親がストレスをためず、しからないシステムを工夫した上で、親野さんは「夏休みにこんなことを親子でトライしてみましょう」と言う。

 「まず、『親子日記』を付けること。大学ノートでも何でもいいですから、親と子が交互に日記を書くのです。その際、親が気を付けるべきことは、説教をせず、子どもの書いたことを共感的に受け入れること。その上で、例えば、自分の子ども時代のことや感想を書いてください。これを続けると親子の心の交流になります」。

 「また、口では言えないことも日記なら書ける場合もあるでしょう。毎日、親子日記を付けていると、お互いがやっていることや考えていることが分かるようになります」。

 「夏休みは親子日記を始めるのにいい機会です。忙しいお父さんと子どもが語り合うきっかけにもなるし、子どもの書く力を高めることにも役立ちます」。

 親野先生のかつての教え子も、毎日帰りの遅い父親と幼稚園時代から親子日記を始めて、父子の交流が深まっただけでなく、小学校入学時には1日にノート1ページ分も書けるほど文章力が向上したという。


○本物体験と熱中体験を子どもと一緒に

 「もう一つ、夏休みにお勧めするのが親子で“本物体験”をすることです。動物園、美術館、博物館、スポーツ観戦、ゴミ出し体験など何でもいいですし、自治体などが主催しているイベントもいいでしょう」。

 「本物体験は子どもにとって一次情報で、それを持っていると、本や漫画、テレビなどの二次情報に触れたときに頭に残るのです。知識が頭の中の杭にひっかかるわけです。その効果はとても大きい。そして、親子で交流するいい場にもなります」。

 親野さんがかつて受け持っていた小学校6年生の女の子は歴史の勉強が嫌いだったが、夏休みに親と一緒に博物館で土器や遺跡を見てから、すっかり歴史好きになったという。子どもの苦手科目を克服するチャンスかもしれない。

 「さらに付け加えると、子どもに“熱中体験”をさせるサポートを親がすることも重要です。スポーツでも虫でも好きなことを子どもに極めさせてあげてください。虫好きなら昆虫博物館に連れて行ったり、昆虫図鑑を買ってあげたりする。親の支援があると、熱中体験が深まります。熱中すれば頭が活発に動いて、知識も身に付くでしょう」。

 我が子をしかるばかりでは、親もいい気持ちはしない。「しかる流れ」から脱して、本物体験や熱中体験を子どもと一緒にすることで、楽しみながら子どもを効果的に伸ばす本当の子育てが実現するだろう。

http://www.nikkeibp.co.jp/sj/2/special/148/

女性がより魅力を感じるのは筋肉質の男性=米調査

2007年07月18日 04時37分16秒 | Weblog
 [シカゴ 9日 ロイター] 米カリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)の研究チームは9日、筋肉質の若い男性がそうでない男性よりも性交渉の相手を得やすいとの調査結果をまとめた。同チームが学術誌「Personality and Social Psychology Bulletin」に発表した。

 発表によると、男性の筋肉には雄のクジャクの仰々しい尾羽に似た、雌を引き付ける働きがあるという。

 研究チームのデビッド・フレデリック氏は「女性は生来、男性の筋骨たくましさをより好む傾向がある」と指摘。さらに、多くの研究は男性が女性のどこに魅力を感じるかに焦点が当たっており、女性が何に魅力を感じるかという研究は非常に少ないと述べた。

 同氏によると、過去の研究では経済力や誠実さが男性の好ましさにより影響を与えると結論付けられていたが、今回の調査で肉体的な特徴の方がより重視されると分かったという。

 研究チームは、女性は特に浮気など短期間の関係で筋骨たくましい男性に魅力を感じるとしている。しかしながら、長期間の関係を築くパートナーには標準的体格の男性を選ぶ傾向があるという。
http://jp.reuters.com/article/entertainmentNews/idJPJAPAN-26812020070710?src=cms

今すぐ試せる! 脳の働き、ハンドマッサージで円滑に

2007年07月17日 08時04分00秒 | Weblog
 脳を効率よく働かせるためには、ハンドマッサージが有効であることが最近の研究でわかった。手は「第二の脳」ともいわれ、もみほぐすことが脳の働きを円滑にするとみられている。調査・研究にあたった古賀良彦・杏林大学教授(精神神経科)に話を聞いた。(村島有紀)

脳内血液の酸素量減少 余裕ある状態に

 脳科学の視点からの心の健康維持増進を目的に活動しているNPO法人「日本ブレインヘルス協会」の理事長も務める古賀教授。今年2、3月、製薬会社「ユースキン製薬」と共同で、脳内血液の酸化ヘモグロビン量(酸素量)を映し出す装置を使い、ハンドマッサージの有無により、脳の活動がどう変わるかを調べる実験を行った。酸素量が多ければ多いほど、脳は“酷使”され、オーバーヒート気味の状態となる。逆に少なければ余裕のある状態と判断される。

 実験では、20代から40代の女性18人それぞれに、(1)ハンドマッサージなし(2)ハンドマッサージだけ(3)ビタミン系クリームをつけて、ハンドマッサージする(4)ビタミンを配合しない基材だけのクリームを使ってハンドマッサージする-の4状態で、「偶数のあとに、数字の3が出てきたら左手でボタンを押す」という課題を与えた。

 そして、この間の酸化ヘモグロビン量を測定した結果、(1)の状態では、課題の開始直後から脳内血液の酸素量が増加。一方、(2)(3)(4)では、酸素量は少なく、脳が無理なく動いている状態を示し、さらにハンドクリームを塗ったほうが酸素量は少ないという傾向が表れた。「ハンドマッサージを受けることにより、脳に負担をかけずに同じ課題をクリアできることが実証された」と古賀教授は話す。

フル稼働はNG

 実験の対象となった脳の部分は、短期記憶をつかさどる「ワーキングメモリー」という箇所だ。主婦が掃除機をかけながら、夕食の献立を考えつつ、空模様を見て洗濯物の取り入れ時間などを決められるのは、さまざまな情報を一時的に記憶し判断する、この脳機能が働いているからだといわれている。

 ところが、忙しすぎたり考えることが多すぎると、脳がオーバーワーク状態となり、ストレスを感じたり、イライラしたりして、若い人でもワーキングメモリーが正常に働かなくなる。また、神経科の臨床領域では、ワーキングメモリーが正常に働かず、物忘れやうっかりミスが増えることは、高齢者の場合、「軽度認知症」の初期症状も疑われる。

 ではなぜ、ハンドマッサージをすると、「ワーキングメモリー」がスムーズに機能するのだろうか。古賀教授は「手は『第二の脳』ともいわれ、手を上手に扱うのは脳を大切に扱うのと同じ。それほど、手と脳の関係は深く、手に刺激を与えることで脳のバランスがよくなり、低燃費でもよく考える“エコ脳”になったと考えられる」と説明する。複数の用事を段取りよくこなすには、ワーキングメモリーに余力がある状態が望ましく、メモリーが疲れていると、次の行動や決断を要領よく進めることができない。

 「車が低燃費のほうが評価されるように、同じ成果を出すのであれば、“エコ脳”のほうがいい。日々の家事や仕事がスムーズに進まず、頭がいつもフル稼働の状態であれば、場合によっては軽度の認知症を早めてしまう」と警告している。

自分でも簡単にできる

 ハンドマッサージは、アロマや整体などのマッサージ店や、エステティックサロン、ネールサロンなどで受けられるが、足裏や背中と異なり、自分でも簡単にできる。全国34カ所でネールサロンを運営しているベレックス(東京)のネイリストで、ハンドマッサージに詳しい能登朝子さんによると、「セルフマッサージ」の仕方は次の通りだ。

 (1)手をキレイに洗った後、ハンドクリームを塗る(2)指の側面を親指と人さし指で押しながら、指先に向かってマッサージする(特に指先は念入りに)(3)親指と人さし指の間を押す(4)手のひらの親指の付け根をグーでぐりぐりと押す(5)手の甲を手首に近づけるようにしてストレッチする-など。

 能登さんは「クリームを塗ることで、手表面のすべりがよくなります。自分の好きな香りや肌にあったクリームで、マッサージの習慣をつけるといいですね」とアドバイスしている。

(2007/07/13 14:54)
http://www.sankei.co.jp/seikatsu/kenko/070713/knk070713000.htm

親ばか日本

2007年07月17日 07時53分08秒 | Weblog
理不尽クレーム:19教委が対応策 支援チームや研修で

 児童や生徒の親から理不尽なクレームや抗議が公立小中学校に寄せられている問題で、主要都市の教育委員会のうち、19教委が支援チームや職員研修などの対応策に乗り出していることが、毎日新聞の調べで分かった。東京都江戸川区教委では苦情件数が過去5年間で3.5倍と急増しており、教育現場が対応に苦慮している実態が改めて裏付けられた。

 全国の都道府県庁所在地や政令市、東京23区の教委などに、クレームの実態や対応策について尋ねたところ、75教委から回答があった。

 クレームは、「喫煙を注意されたが、人に迷惑をかけていないので指導は必要ない」といったものや「授業妨害をする児童の母を指導すると『先生に魅力がないから』と反論された」など子供の非を棚上げするケース、「不登校の子が家でストーブをけり倒した。学校が弁償してほしい」「いじめに遭う我が子を転校させるので、通学の交通費を出してほしい」「義務教育は無償なので野球部のユニホームは学校で洗濯すべきだ」と金品が絡む事例もあった。

 江戸川区教委では、苦情電話が▽02年度59件▽03年度87件▽04年度96件▽05年度156件▽06年度206件--と年々増え続け、今年度は3カ月間で89件と300件を超える勢いだ。教育現場では「クレームは実感として増えている」(仙台市)との受け止めが多い。

 これに対し、京都市教委は6月下旬、医師と弁護士、警察OBや臨床心理士の専門家らでつくる「学校問題解決支援チーム」の結成を発表した。北九州市教委は今月中にも、専門家による同様の支援を始める。福岡市教委は05年、元小学校校長と臨床心理士による「学校保護者相談室」を開設し、第三者の立場で両者の悩みを聞き、トラブルの早期解決を図る。東京都江戸川区や奈良市、広島市の各教委は、教師たちの相談に乗る教員OBを配置している。

 また、クレームに対応するため教員研修を行っているのは▽東京都練馬区▽堺市▽徳島市▽佐賀市の各教委。広島県教委は研修で親に扮(ふん)した教師を相手に応対する訓練を実施。岩手県教委は苦情対応マニュアルを昨年作り、大阪市も今年度中に手引書を作成する。

■保護者の非常識なクレームの例■

・写真の中央に自分の子供が写っていない

・休んだ1週間分の給食費を返してほしい

・給食が必要だと言った覚えはないので、給食費は払わない

・登下校時に友達とトラブルになるので、学校が送り迎えしてほしい

・クラスに気に入らない子がいる。その子を別のクラスに替えてほしい

・参観日に授業を録音した親が「先生の授業はここがよくない」と指摘
英文を読む英文を読む

毎日新聞 2007年7月12日 3時00分
http://www.mainichi-msn.co.jp/today/news/20070712k0000m040142000c.html

青い鳥

2007年07月12日 04時46分35秒 | 日記
俺って、子供の頃から「~になりたい」とか「~だったらいいな」と思っていた。
いつも、外側に自分の幸せを求めていた。
今の自分を否定し、こう変化したら、もっといい人生があると思っていた。

本当は自分の内側に幸せがあったのにね。
今頃気が付いた。
というか、やっと気が付いた。

だから、俺は俺のままでいいのだ。
英語が出来なくて、友達つきあいがへたで、
負けず嫌いで、寂しがり屋。
それが俺なんだ。ありままの俺が一番幸せなんだ。

無理することはない、あこがれることもない。
ただ日々、自分を見つめて、努力できることはする。

瞑想って自分の内側を見る作業かもしれない。
等身大の自分と見つめ合うことかもしれない。

無意識とは?そして、その力を使うには?

2007年07月12日 02時08分17秒 | Weblog
『自分で無意識の力を鍛える・利用する』というご質問ですが、そのためには、
まず無意識を意識化しようとする努力が必要です。言い換えると自分自身を深
く知る努力をするということです。「己を知る」とでもいいましょうか。

自分の無意識の力を知るために、基本となる心の持ち方があります。
それは、

「自分の人生に起きるすべてのことの責任は、究極的には自分にある」

という心の持ち方です。

無意識層の最も奥には問題解決のためのたくさんの答え・ひらめき・才能が眠
っていると言われています。そこを発掘してゆくのに、この姿勢はとても大切
なんです。

もし、この考え方を否定すれば、「自分には問題解決のパワーがない」という
思いの方が強くなってしまい、無意識?そんなものはない。見えないし、感じ
ないもんね、そんなものはない・・と、無意識を発掘する意欲が失せてしまい
ます。

自分の身の回りに起きることの多くは、自分の意志とは関係なく、外からの影
響で起きるのだと信じている方が安全に思うかもしれませんが、その考えだと、
自分の知らない自分を発見するのに怖れと防衛になってしまって前へ進めません


それよりも、意欲的に問題や課題に取り組み、「もしもこの状況を自分が作り
出しているとしたら?」という「仮説」を基準とした見方をしたときに、それ
が自分自身をさらに深く知り、受け入れてゆく手掛かりになります。状況を受
け入れることが、自分の未知のパワーをも受け入れることに繋がります。

起きている状況を判断したり決め付けたりしないこと。
思考や感情以上のパワーを私たちの無意識は持っています。
これは、表面意識で制限していた自分の枠を外し、使える意識の幅を拡大して
いく作業でもあります。

自分にはもう無理だ…これにはとても対応できない。もう限界だ。
そんなときにふっといい手が浮かぶことはありませんか?
「そのテがあったか!」というものです。深い意識からやってくるひらめきと
新しい答えです。

問題や課題に気付き、向き合えば向き合うほど、直感が冴えてきます。

ひらめきは受け取れば受け取れる程、人生に流れを作り、滞りが溶けていきます

深刻に悩み、絶望的な時にこそ、謙虚に未知の答えを受け取ろうとする柔軟な
姿勢を保つことができれば、人生はまるで徒歩から乗り物に乗ったように新し
いレベルで展開していきます。

無意識からやってくるひらめきや直感は、問題に悩み費やす膨大な時間を大幅
に短縮させてくれる移動装置のようなものです。

無意識の力を活性化させるためには、生きることへのこうした意欲や情熱が必
要なのですが、その真逆の感情に苦しむ酷く辛い時間もあると思います。

そんなときには、まず、人からの愛や優しさ、人の温かさを受け取る必要があ
ります。セラピストを使うこともお勧めします。

例えば、誰かや何かを責めてばかりいる人。文句の多い人。批判的な人。
その人は意識の奥深くでは誰かや世界を救えなかった自分自身をとても責めて
います。
もっと自分に十分なパワーがあれば、もっと何か出来たのに!と感じています
が、どこかで「自分は無力である」と信じ込んでしまい、奥底にある自分の愛
とパワーに気付けず、ただ、外への攻撃となって現れています。

無意識を意識化しようとすること、というのは、自分の奥底にある愛の力を知
るという最も勇敢な試みなのかもしれません。
http://www.counselingservice.jp/lecture/lec279.html

なんでも「あとでやる」としてしまう人が知るべき10個の真実

2007年07月09日 09時08分25秒 | Weblog
仕事の成功を妨げる原因はいろいろありますが、中でも最も頻繁に見られるのが「あとでやる」「あとで読む」「またあとで」というようにしてどんどん先送りにしてしまい、結果的に大きく遅延させてしまうというもの。

この先送りする習慣がついてしまうと、なんでもかんでもとりあえずスルーしてパスして、条件反射的に「またあとでやるから」というようにして自分で自分をごまかし続け、最終的には自分自身の仕事の業績、そして信頼などに跳ね返ってくるわけです。なんとかしなくては。

というわけで、この先送りして先延ばしにしてしまう精神構造について研究している第一人者であるシカゴのデ・ポール大学のJoseph Ferrari准教授、カナダの首都オタワにあるカールトン大学の心理学準教授Timorthy Pychylの両名による、先延ばしにしてしまう人が知っておくべき10個の真実についてです。

この10個の真実を知れば、セルフコントロールできるようになるのかも。詳細は以下の通り。


1:20%の人々は自分のことを先延ばしにする人だと認識している。
ライフスタイル自体が先延ばしすることに慣れてしまっており、時間通りにできなくなってしまっている。

2:先送りにすることを重大な問題ととらえていない人が多いが、決して取るに足らないようなことではない
なんでもかんでも先送りにしてしまうのはセルフコントロール、自己調整の問題であり、特に米国ではその傾向が強いそうです。いわゆるお国柄というやつですね。
また、先送りにする際の「理由」はただの「弁解」であり、言い訳にすぎないのでその弁解を誰も真剣に聞こうとはしなくなる、と。周囲からの評価が下がり、「あいつはああいういい加減なやつだ」という評価になっていくわけですね。

3:先送りするクセはスケジュールや時間管理の問題ではない
意外なのですが、すぐにスルーして「あとで見る」「あとで読む」「あとで返事する」「あとでやる」としてしまう人は時間の見積もりができない人というわけではない。ちゃんと何をするのにどれぐらいの時間がかかるのかはわかっている。しかし、ほかの人々に比べて余りにも「楽観的すぎる」そうです。
先ほどのアメリカに多く見られるというのも、この楽観主義によるところが多いのかもしれません。

4:先送りする人は直接的ではないが家庭環境から先送りすることを学んでしまっている
先送りする原因は生まれ育った家庭環境にもあるということ。権威主義的な子育てのスタイルの家庭で育つと起こりやすいそうです。
つまり、両親のうちのどちらかが権威主義的で、厳しく自分の子どもをコントロールしようとして、それがあまりにも強すぎるので子ども自身が自分で自分を律して調整する能力、自分自身の意図した行動の結果によって何が起きるかということを学ぶことができなくなってしまう、と。そしてそういう親からの支配に対する「反抗」という形で「先送りにする」という行動が出てくるそうです。
先送りする人はこの家庭環境があるが故に、家族よりも友人の影響を受けやすくなり、そしてこの友人たちによってさらに先延ばしにする習慣が強化されるとのこと。なぜなら、この先延ばしにすることを許容してくれる人、そして先延ばしにする言い訳を許容する人を友人に選んでしまうため。悪循環の開始です。

5:アルコールの消費量が多い人ほど先送りする傾向も強い
先送りにする人は要するに自己調整、セルフコントロールができない人なので、必然的に飲酒なども適量で済ますということはなく、結果的にアルコールを他の人よりも大量に摂取してしまう結果になるそうです。アルコールに限らず、薬物乱用などにも同じように陥りやすいらしい。

6:先送りにする人は自分で自分に嘘をつく
自分の嘘をつく感覚を守るために「これは重要ではない」というように自分に言い聞かせるそうです。そしてさらに別の嘘として、締め切りが迫ってくるプレッシャーがあるときほどよりクリエイティブになれる!などというようなことを考えてしまうらしい。
例えば「今は明日にコレをやりたい気分だ」「期日が迫ってるプレッシャーがないと仕事をする気になれない」などというようにして自分に嘘をつく。しかし実際には次の日にやるという気分でもないし、プレッシャーがあればいい仕事ができるわけでもない、と。結果的には無駄に時間を浪費しているだけというわけです。

7:積極的に注意散漫になりがちなことを行う傾向が強い
自分の注意を本来やるべき事からそらすことによって、本来やるべきことをやって失敗するという恐怖から自分の感情や自分自身を保護してしまうそうです。
例えば、電子メールを必要もないのにこまめにチェックするなど。本来やるべき仕事よりも電子メールが何か来ていないか?ということの方が非常に気になるというわけです。試験前に掃除したくなるという人をちらほらと見聞きしますが、あれも同じ理屈かも。いわゆる現実逃避。

8:先延ばしにする人には典型的な3種類のタイプがある
・覚醒タイプ:危機的状況まで何もしないことにスリルを感じる人。締め切りぎりぎりで大あわてで仕事をこなすことに幸福感を覚える。締め切りぎりぎりまで先延ばしにして超特急で仕事をこなし、終わってから「ああ、いっぱい仕事した~♪」というような感覚を覚える人のことです。つまり、ぎりぎりまで放置した反省がどこにもない。
・回避タイプ:失敗する恐怖を回避するため、もしくは成功する恐怖を回避するために先延ばしにしてしまう人。これは決して能力不足なのではなく、努力することを怠っているのが原因らしい。いわゆる「やる気になってやればできるのに」という人。
・意思決定不能タイプ:決断ができない人のこと。決断することによって発生する出来事の結果を恐れるため、意思決定することを先延ばしにしてしまう。

9:先延ばしにすると結果的に多大なるコストがかかる
先延ばしにする人は要するに自己管理能力も低いため、結果的に健康に対する害も大きいそうです。風邪やインフルエンザにかかりやすく、胃腸障害も発生しやすい、それどころか不眠症にもかかりやすい、と。それだけでなく、先送りにして遅延させた結果の責任を他者に転嫁するため、仕事のチームワークを乱し、私的な関係をも破壊してしまう、と。確かになんでもかんでも先送りにし続けるような人がいれば仕事は進まないし、約束も期日通りに守ってくれないのであればプライベートでも頼りにはされなくなるので必然的につきあいが疎遠になっていくのは当然か……。つまり、あまりにも多くのコストを支払ってしまうというわけ。

10:先延ばしにする人であってもその行動を変えることはできる
ではどうすればこの先延ばしにしてしまう自分を変えることができるのか?変えるには多くの精神的なエネルギーが必要ではあるが、「認知行動療法」によって改善可能だそうです。
http://gigazine.net/index.php?/news/comments/20070706_procrastination/