軽い症状のうちに素早く治すためにコレをやれ
「風邪で休みます」とは会社に言いにくいが、かといって甘く見るわけにもいかない。風邪をこじらせて発熱し、どうにもこうにもならない状態に陥ることがある。
風邪をひいても、軽い症状のうちに治す方法はないものか? 最悪、発熱を避けるには何をすればいいのか? サラリーマンならぜひとも知りたい“答え”を集めた。
日刊ゲンダイ本紙連載でおなじみの「總健鍼灸治療センター」角貝釀計院長が「朝起きてゾクゾクッとしたときにすぐやると効く」というのが、“首の後ろを温める”だ。
「東洋医学では風邪を“風邪(ふうじゃ)”といって、首の後ろから入ると考えます。だから、そこを温めて、風邪(ふうじゃ)の侵入を防ぐのです。ドライヤーの熱風を、やけどしないように注意して、首の後ろにあてるといいです。あるいは、カイロを使う。1時間では不十分なので、2時間ほどカイロを張っておいてください」
角貝氏自身、この方法と、さらにニンニク、生姜(しょうが)、ネギなどがたっぷり入った熱々の汁物料理を食べて、風邪を軽いうちに治しているという。
タツミ薬局の土屋隆俊薬剤師が勧める方法もかなり効きそうだ。
「“リコリスエース”というドリンクがあるのですが、これには免疫力を上げる柴胡湯という生薬が含まれています。“やばい”と思ったら、1対1のお湯割りにして飲むといい」
さらに、葛根湯、桂枝湯がいいという。
「風邪のごく初期にいい。胃腸が丈夫な人は葛根湯を、弱い人は桂枝湯を、多めのお湯で服用します。汗をかく作用があるので、替えのパジャマなどを用意して寝る。すると朝にはよくなっています」
葛根湯や桂枝湯を何日も飲む人がいるが、これは全くの“無駄”だという。
「1、2回飲んでよくならなければ、飲む時機を逸したということ。その場合は、別の生薬に替えます。のどの痛みが強ければ甘草湯や桔梗湯、下痢を伴うなら柴胡桂枝湯、くしゃみがひどいなら小青龍湯がいい。2種類くらいまでなら、合わせて飲んでも大丈夫です。そしてこれでもよくならないときは、小柴胡湯加桔梗石膏が抜群に効きます。医師の処方が必要ですが、医師も知らない場合が多い。その場合は、この生薬の名前、あるいは“ツムラ109番”と言えば、処方せんを書いてくれます」
サラリーマン十数人にも聞いてみた。ニンニク、生姜、ネギを活用する人が圧倒的に多かったが、特に“二重丸”だったのは、ニンニク紅茶だ。
「ニンニクをすりおろして熱い紅茶に入れ、グッと飲みます。そして、そのまま寝る。生姜茶よりも効きます」(製薬会社勤務・Kさん)
「焼いたミカンを食べる」「酢と唐辛子と黒コショウ、ネギ、生姜、ニンニクをたっぷり入れたスープを飲む」「ニンニクの素揚げを食べる」なども、覚えておいて損はない!
http://gendai.net/?m=view&g=kenko&c=110&no=16967
「風邪で休みます」とは会社に言いにくいが、かといって甘く見るわけにもいかない。風邪をこじらせて発熱し、どうにもこうにもならない状態に陥ることがある。
風邪をひいても、軽い症状のうちに治す方法はないものか? 最悪、発熱を避けるには何をすればいいのか? サラリーマンならぜひとも知りたい“答え”を集めた。
日刊ゲンダイ本紙連載でおなじみの「總健鍼灸治療センター」角貝釀計院長が「朝起きてゾクゾクッとしたときにすぐやると効く」というのが、“首の後ろを温める”だ。
「東洋医学では風邪を“風邪(ふうじゃ)”といって、首の後ろから入ると考えます。だから、そこを温めて、風邪(ふうじゃ)の侵入を防ぐのです。ドライヤーの熱風を、やけどしないように注意して、首の後ろにあてるといいです。あるいは、カイロを使う。1時間では不十分なので、2時間ほどカイロを張っておいてください」
角貝氏自身、この方法と、さらにニンニク、生姜(しょうが)、ネギなどがたっぷり入った熱々の汁物料理を食べて、風邪を軽いうちに治しているという。
タツミ薬局の土屋隆俊薬剤師が勧める方法もかなり効きそうだ。
「“リコリスエース”というドリンクがあるのですが、これには免疫力を上げる柴胡湯という生薬が含まれています。“やばい”と思ったら、1対1のお湯割りにして飲むといい」
さらに、葛根湯、桂枝湯がいいという。
「風邪のごく初期にいい。胃腸が丈夫な人は葛根湯を、弱い人は桂枝湯を、多めのお湯で服用します。汗をかく作用があるので、替えのパジャマなどを用意して寝る。すると朝にはよくなっています」
葛根湯や桂枝湯を何日も飲む人がいるが、これは全くの“無駄”だという。
「1、2回飲んでよくならなければ、飲む時機を逸したということ。その場合は、別の生薬に替えます。のどの痛みが強ければ甘草湯や桔梗湯、下痢を伴うなら柴胡桂枝湯、くしゃみがひどいなら小青龍湯がいい。2種類くらいまでなら、合わせて飲んでも大丈夫です。そしてこれでもよくならないときは、小柴胡湯加桔梗石膏が抜群に効きます。医師の処方が必要ですが、医師も知らない場合が多い。その場合は、この生薬の名前、あるいは“ツムラ109番”と言えば、処方せんを書いてくれます」
サラリーマン十数人にも聞いてみた。ニンニク、生姜、ネギを活用する人が圧倒的に多かったが、特に“二重丸”だったのは、ニンニク紅茶だ。
「ニンニクをすりおろして熱い紅茶に入れ、グッと飲みます。そして、そのまま寝る。生姜茶よりも効きます」(製薬会社勤務・Kさん)
「焼いたミカンを食べる」「酢と唐辛子と黒コショウ、ネギ、生姜、ニンニクをたっぷり入れたスープを飲む」「ニンニクの素揚げを食べる」なども、覚えておいて損はない!
http://gendai.net/?m=view&g=kenko&c=110&no=16967