人に嫌がられる「話の聞き方」

2007年07月24日 02時20分59秒 | Weblog
誰もが無意識に行っている「話を聞く」行為。あなたはどんな「聞き方」をしていますか?
嫌がられる「話の聞き方」とは?
「人の話を聞く」という行為は、日々、当たり前のように発生しますが、これが意外に難しいもの。
仕事の場面で、こんな態度を取られてむかついた、嫌だった、という声を集めてみたので、参考にしてください。


●会話の途中でメールチェック

話をしている途中で携帯を開き、メールをチェックしたこと、ありませんか?

耳では相手の話を聞いているし、会話も続いているから問題ないと考えての行動のようですが、それをやられた相手は、「私の話よりメールのほうが重要?」と思ってしまいます。

急ぎのメールが届いたのであれば、「ちょっとごめんなさい」と一旦、会話を止めてメールをチェックしたほうが、相手の気分を害しません。


●顔を見ない

パソコンに向かっている時に話しかけられたら、あなたはどうしますか?
もし、視線を画面からはずさずに話を聞いているのであれば、それはすぐにやめたほうがいいでしょう。
相手が、自分の話を受け止めてもらえたかどうか不安になってしまうからです。

すぐに目を離せなければ、話を聞き終わった瞬間だけでも構いません。
相手の顔(目)を見て、「了解」と言うだけで、相手の不快感はなくなるはずです。


●時計をチラチラ見る

特に急いでいるわけでもないのに、人と話している時に時計をチラチラと見る人がいます。
たぶん、クセなのでしょう。

でも、それをやられた相手は、「時間がないのかしら?」と思ってしまいます。
本当に時間がない時は、最初に「5分だけなら話せるけど」と言っておくといいでしょう。


●人の話を途中で遮る

こちらが最後まで話し終わらないうちに、「それはね…」と話をかぶせてくる人がいます。
頭の回転が速く、相手の言いたいことを先回りして理解できる人に多いようですが、これを繰り返されると、相手は話をしたくなくなります。
なぜなら、自分の話を肯定されても、否定されても、「話を聞いてもらった」という満足感が得られないから。

せっかちな人は要注意です。


●なんでもかんでも誉める

「それ、いいアイディアですね」
「さすが○○さんですね」
「そのセンス、最高!」

本当にそう思って発言しているのであれば相手を不快にすることはありませんが、いつもいつもこの反応が返ってきたのでは、相手は、「本当にそう思っているの?」という気持ちに。
ひいては、「この人は信用できないわ」と思われてしまう危険性もあります。


●リアクションが薄い

仕事を頼めば、黙って資料を受け取るだけ。
「この企画書のまとめかた、どう思う」と意見を求めれば、「別に…、いいんじゃない?」という返事。

このようにリアクションが薄い人に対して、話をしたほうは「興味がないのかなあ」と感じます。

コミュニケーションが成立しない話の聞き方は、相手に嫌がられるというよりも、相手を遠ざけてしまうでしょう。


●メモをとらない

仕事では、指示を出したり、お願いごとをする場面が多くありません。
その際、重要な数字や期日などを話しているのに、メモもとらず、「わかった、わかった」と流されるのは、とても不安。

仕事の場面では、要件がきちんと伝わったと確認できるような話の聞き方が重要です。



次のページでは、好感を持たれる話の聞き方について考えてみます。

好感を持たれる「話の聞き方」とは?
人に嫌がられない、というだけでなく、好感をもたれる話の聞き方とはどんなものなのか。
こちらも、ビジネスパーソンの話をもとに探ってみました。


●身を乗り出して聞いてくれる

その話に興味があるかないかは、その人の姿勢からも感じ取ることができます。
興味のある話なら、人は自然に身を乗り出すもの。
椅子の背もたれに寄りかかって話を聞くのではなく、机に手を置き、身を乗り出すだけで、相手には好印象のようです。


●質問がたくさん出てくる

これも、話に興味を持っているかどうかのバロメーター。
質問が出てくるということは、もっと聞きたい、知りたいという気持ちの表れです。
「へえ~」「すご~い」という大げさなリアクションよりも、ひとつの質問が効果的。


●うなずく

何人もの人の前で話す場合、話をしているほうは、相手に自分の話が伝わっているかが気になります。
その返事となるのがうなずき。
前に立つ人は、話を聞く一人ひとりの様子を見ているのです。


協力してくれた人々の話を総合すると、話の聞き方のポイントは2点。
相手の話に対して興味を持っていること、その話がきちんと伝わっていることを表現する話の聞き方ができれば、人に嫌がられることはないようです。

いつもより、ちょっと目を見開いて相手の話を聞く。
これだけでも、「私はあなたの話に興味を持っていますよ」という表現になるので、意識してみてはどうでしょうか。
http://allabout.co.jp/career/womencareer/closeup/CU20060314A/

友だち付き合いのうまい人、下手な人

2007年07月24日 02時11分22秒 | Weblog
あなたには、気楽に付き合える友だちが何人いますか? 仕事の話し抜きで、バカ話で盛り上がれる友だち。家族ぐるみのキャンプやバーベキューに誘える友だち。このように、肩の力を抜いて付き合える人が増えていけば、それだけ人生も活気に満ち、楽しいものになります。

ライフステージが変わるごとに、友だちも多少入れ替わっていくことが多いでしょう。「親友だと思っていたのに、結婚したらぱったり連絡がこなくなった」「転職したら、昔の仲間に飲みに誘われなくなった」ライフステージの転換期には、こんな寂しい思いをすることも少なくありません。

しかし、ひとつの友情にいつまでも執着する必要もありません。たとえば、「学生時代の友だちが一生の友だち」とよくいわれますが、ライフステージや価値観が変われば、付き合いに溝ができるのは当然のことなのです。

溝をあわてて埋めようとせず、お互いに違う人生を歩み始めたことにエールを送る気持ちで、見守ればいいのです。

古代ギリシャの哲学者であるヘラクレイトスは、「万物は流転する」といいました。有形無形を問わずすべてのものは変化し、永遠に続くものなどないという意味です。友情もまたしかり。でも、だからこそ「一期一会」の気持ちをもって接することに、意義があるのではないでしょうか。


友だちが集まる人、できにくい人
仮面ででない笑顔が似合う人は好かれる
仮面ででない笑顔ができる人は好かれる
では、友だちが少ない、なかなかできないという人は、どうすればいいのでしょう?まず、人に好かれる人と敬遠されやすい人、どんな違いがあるのか考えてみました。

A) 人に好かれる人
ネガティブワードをあまり言わない
気軽に人を誘うことをいとわない
仮面でない笑顔ができる(参照:「笑顔は毒にもクスリにもなる!」)
人の話をまっすぐに聴ける
いつも等身大の自分でいられる
ナチュラルに「楽しむ」ことができる

B) 敬遠されやすい人
物事を悲観的、批判的に捉えることが多い
支配的に他人に接する(参照:「許すまじ!モラル・ハラスメント」)
他人に依存しやすい
時間的、精神的にゆとりがない
自分らしさがない
押し付けがましさがある(参照:「あなたの好意が、他人のストレスになるとき」)

上記を見てみても、一目瞭然。BよりAの人と、付き合いたいものですよね。誰でも幼いころには、Aのような言動が自然にできていたはずです。でも、傷つけられたり、挫折を経験することで、しだいにBに近づいてしまうことが多いのではないでしょうか?

人から敬遠されるとすると、理解されないむなしさから、ますます自分の殻を硬くしてしまいます。しかし、自分の殻に閉じこもっていては、毎日がワンパターンで変化に乏しいものになってしまいます。だからこそ傷つくことを恐れずに、他人とのふれあいを求めていく必要があるのです。

ただし、友だち付き合いではいくつかのポイントを心得ておかなければ、自分が苦しくなります。それは、どんなことでしょう?次のページでみていきましょう。

次のページでは、苦しくならない付き合い方のヒケツについてご紹介します。>>次のページへ

苦しくならない
付き合い方のヒケツって?
友だち付き合いは、無理のないペースで
相手に飲まれず、相手を飲み込まない友だち付き合い、できていますか?
友だち付き合いは、お互いに胸襟を開いて関わりあわなければ、信頼関係が生まれません。しかし、相手を大切に思うあまりにペースを合わせすぎたり、逆に振り回されていたのでは、友だち付き合いの意味がありません。

そこで、以下の4つのポイントをいつも心がけるようにしてみてください。


1)相手の不幸に同調しない

相手が落ち込んでいたり、グチばかり言っているとしても、それに“同調”する必要はありません。同調してあげれば、相手の気持ちが楽になると思う人は多いでしょう。しかし、これでは相手が次のステップに進むきっかけを失ってしまいます。「よくがんばってるね」などの言葉で相手の気持ちに添うことは大切ですが、自分まで不幸に同調しないように気をつけましょう。

2)アサーティブな会話

「どちらかが一方的に話し、どちらかがいつも聞き役」という会話が展開されている場合、関係を見直しましょう。友達付き合いにおいては、相手と自分の双方を大切にしたコミュニケーションを心がけなければなりません。そのためには、「アサーション」な会話術を心得ておく必要があります。(アサーションについてはこちら)

3)無理のないペースで付き合う

いつも自分も相手も苦しくないペースで付き合えるように調整する必要があります。「乗り気じゃなくても、誘われたら必ず行く」「断るのは悪いから無理してでも参加する」というようなスタンスで付き合うのは、友だち関係においてはなるべく避けたほうがいいでしょう。

4)“待つ”より“誘う”

いつも“待つ”体制ではなく、意識的に自分からどんどん誘うことに慣れる必要があります。最初は面倒くさいものですが、これに慣れると人付き合いがとたんに楽に感じられます。


以上のポイントに共通するのは、まず“自分を大切にする”ということです。友だち付き合いにおいて最も大切なことは、お互いが気持ちの上でフィフティ・フィフティであることです。自分を抑えてまで相手を尊重していないか、ましてや支配的、依存的になっていないかを常に心の中でチェックしておく必要があるでしょう。


究極は、一人でも充実感があること
一人の時間
友だち付き合いのうまい人は、自分一人の時間も大切にしている
このように、いい友だち付き合いを築くことは、自分の幅を広げるためにも大切です。しかし、それよりもっと重要なポイントがあります。それは、「自分一人の時間も充実して過ごす」ことです。

どうして、自分一人の時間を充実させることが、いい友だち付き合いにつながるのでしょう?これらは矛盾してるように思えますよね。でも、実は同じなのです。自分一人でいても孤独感がなく、「誰かとつながっていないと不安」という焦りもない。このように自律した心を持っている人は、支配的、依存的にならず、友だちを純粋に尊重できるからです。

みなさんの場合は、どうでしょうか? 自分一人の時間も、友だちとの時間も楽しめていますか?


http://allabout.co.jp/health/stressmanage/closeup/CU20060522A/