【佐藤優の人生相談】遊びに使うカネは可処分所得の10%まで

2012年04月19日 09時22分28秒 | Weblog
★インテリジェンス人生相談

 “外務省のラスプーチン”と呼ばれた諜報のプロが、その経験をもとに、読者の悩みに答える!

■相談者 スカルプ(ペンネーム) 自営業者 男性 37歳

 最近、ケータイゲームにハマって、毎月5万円ぐらいの請求が来ます。本来は無料ですが、ゲームを有利に進めていくためには有料のアイテムを買ったりする必要があります。一度始めたら抜けられない麻薬のようなものです。ただ、私はこの面白さを否定しません。ニュースでは子供もゲームにハマって親のほうに何万円もの請求が行くという話もあります。それに対する批判が多いため、今後は、子供は毎月何万円までしか課金できないという仕組みになるようですが、私はこれはおかしいと思います。子供にケータイを持たせる必要がないからです。何でも政府や東電のせいにする人が溢れているように、他人のせいにする人が多すぎます。佐藤さんは、ケータイに関する親たちの主張をどう思っているのでしょうか?

■作家・元外務省主任分析官 佐藤優

 スカルプさんの相談は、2つに分けて考える必要があります。まず、ゲームの話です。これが仮にギャンブルだったならば、私は直ちに「自分の意志でやめられないならば、精神科医か心療内科医に相談したほうがいい」と答えました。それは、ギャンブルにハマる人は、“主観確率”の世界に生きているからです。嘉悦大学の高橋洋一教授は、主観確率についてこう述べています。

〈「自分だけは違う」と勝手に思い込んだ確率のこと(笑)。これを利用したあざとい商売の代表格が、宝くじ。あれは合理的に考えたら、買うほうがバカなの。だって、収益金の四五%くらいしか賞金に回らないんだよ。つまり、払い戻し率はたったの四五%。残りは、地方自治体の収益に四一%。経費といわれる部分に一四%。しかも「経費」のなかには、総務省関係の公益法人に事業資金として回されるカネまで組み込まれている。もう天下り役人を助けてあげているようなもの。でも、買う人は必ずこういうんだ。「それは知っている。でも、俺は違うんだ。きっと当たる」って(笑)。まあ、非合理な夢を買うのが悪いとはいわないけどね。〉(『数学を知らずに経済を語るな!』126~127頁)

 人間は、客観的に見れば愚かな行為であっても、他人に危害を加えない限り、それをしてよいという幸福追求権(あるいは愚行権)を持っています。それを、高橋教授は「非合理な夢を買うのが悪いとはいわない」と表現しています。ゲームならば「一発逆転」でこれまでの損失を取り返すという発想が出てこないので、この点でギャンブルよりは安全です。

 問題は、毎月5万円というゲーム代です。私の経験から、ゲームなどの純然たる遊びに使うカネは、可処分所得の10%以内に抑えないと、生活に悪影響を与えます。手元に経費や税金を引いて毎月50万円のお金が残るならば、この調子でゲームを続けても構いませんが、経済的余裕がなければ、ゲームに投入するカネを減らしたほうがよいと思います。

 スカルプさんの相談の後段、すなわちケータイゲームをめぐる、子供を持つ親の主張に関しては、一般論で論じることはできません。具体的に、どの子供がどういう事情で携帯電話を持ち、また、親がゲームに小遣いをどれくらいまで使うことを認めているかについての情報がないと何とも言えません。スカルプさんは「批判が多いため、今後は、子供は毎月何万円までしか課金できない仕組みになるようですが、私はこれはおかしいと思っています」と述べていますが、この報道が事実であるとしてもスカルプさんの生活に何か危害を与えるのでしょうか。あるいは、他者の子供がゲームにハマっていることで、スカルプさんに何か影響があるのでしょうか。自分の趣味について干渉されたくないならば、その原則を他人に対しても適用するべきです。そうでないと社会が窮屈になります。

▼今週の教訓 非合理な夢を買うなら可処分所得の10%まで

▼今週の参考文献 『数学を知らずに経済を語るな!』高橋洋一 PHP研究所

 名目成長をすれば消費税増税は必要なし。「高校レベルの数学が理解できれば、これがわかる」という元財務官僚の著者による、経済学の入門書的作品。’12年刊

■佐藤優(さとうまさる) ’60年生まれ。’85年に外務省入省。在英、在ロシア連邦大使館、国際情報局分析第一課で活躍。’02年に背任の容疑で逮捕。『インテリジェンス人生相談』個人・社会編に続く第3弾、新刊『インテリジェンス人生相談〈復興編〉』が発売中!
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20120419-00000500-sspa-soci

“3高”じゃないけど美人タレントと不倫騒動!

2012年04月03日 12時19分03秒 | Weblog
★平均点以下なのにモテる男の共通点

 「ただしイケメンに限る」

 そんな言葉に踊らされ、自らのスペックの低さを嘆く人も多かろう。だが、周囲を見回して考えてみてほしい。あなたの周りにもスペックは高くないのに“なぜかモテる男”がいないだろうか?

 「3高(高学歴・高収入・高身長)の要素は一つも要りません」と開口一番にそう語るのは、かつて美人タレント2人との不倫騒動で「稀代のモテ男」と脚光を浴びた戦場ジャーナリストの山路徹氏。

 「昨今は、女性も社会に出て、経済力を持つようになりました。結果、女性が男性に求めるのは、スペックの高さよりも自分を癒してくれる人間力になっています。女性に『あの人といると安心』と思える男ほど需要があるのです」

 つまり、「懐の深さ」を示せば、たとえ平均点以下のスペックでも女性にモテることが可能なわけだ。そのなかで山路氏がどんな男でもうまくいく方法として推奨するのが“女性の話の聞き方”だ。

 「ひたすら聞き役に徹してください。大事なのは、自分の意見を言わないこと。よく男は知識満載のアドバイスをしたいものですが、必要ない。仮に意見を求められても、『君はどう思う?』と相手の考えを引き出し、尊重してあげる。実は、女性って意見が欲しいわけじゃなく、話をして頭を整理したいだけのことが多いんです。否定もダメです。例えば『私と死んでよ』と言われたとしたら、止めに入るんじゃなく、僕なら『いいよ、じゃあどうやって死のうか?』と答えちゃいます。どんな突飛な内容であっても相手を受け入れてあげることで、女性は安心する。そうすれば、彼女もホッとして『冗談』と笑ってくれたりするもの。会話力は必要ありませんね」

 しかし、女性の話は大概長くて退屈。聞き役に徹してストレスはたまらないものか?

 「正直、僕は相手の話をあまり聞いてませんから(笑)。一見、不誠実のようですが、相手が落ち着くならそれでいいと思うんですよ。女性の心地いい空間をつくる。そのポーズだけで十分なのです」

 なるほど。山路氏の話を聞くだけでもさほど難しくなさそうだ。これから紹介するその「なぜかモテる男たち」の例をもとに、さらにその秘術を学んでいこう。

 ■山路 徹氏 戦場ジャーナリスト。APF通信社代表取締役。実体験に基づく独特の発言や取材術で脚光を浴び、テレビや雑誌で活躍。著書に『口説きの技術』、『修羅場を生き抜く力』など
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20120403-00000500-sspa-soci

冷え症や便秘で通院する患者「共通点は姿勢の悪さ」と専門家

2012年04月03日 12時18分11秒 | Weblog
「あらゆる不調は、お尻を締めることで解決します」と話すのは、スポーツトレーナーの山本利幸さん。山本さんはオリンピック強化スタッフのからだアドバイザーで、著作に『1日3分!「おしり」を締めて、肩こり、生理痛、冷え性を改善!骨盤底筋セラピー』(ソフトバンククリエイティブ)がある。

 姿勢を正すカギはお尻を締めることにある山本さんはいう。

「冷え症や便秘など、私の整骨院に来る患者さんの症状はいろいろですが、みなさんに当てはまるのが、姿勢の悪さ。姿勢が悪くなると、血行不良や筋力の低下を起こし、あらゆる不調の原因になるのです。正しい姿勢は、お尻をキュッと締めればつくれます。自然と背筋が伸びて、お腹の筋肉にも力がはいるはずですよ」

 つまり、姿勢がよくなれば、骨盤底筋も引き締められるのだ。

「お尻を締めるのは、骨盤底筋群のひとつ、肛門括約筋の仕事。この筋肉は、お腹、太もも、脚、腰、背中につながっているので、ここを鍛えれば、他の筋肉も自然と引き締まるんです」(山本さん)

※女性セブン2012年4月12日号
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20120403-00000019-pseven-soci