プレッシャーと緊張を跳ね飛ばす 「医学的」で簡単な方法

2011年06月28日 19時07分56秒 | Weblog
(鶴岡 弘之)

ストレッチは本当にケガの予防になるのかと、疑問に思っていた。一時期、足のふくらはぎがよく痙攣(けいれん)することがあった(経験したことがある人は分かると思うが、激痛である)。痙攣するのはたいてい一日中歩きまわって疲れている時や、スポーツをしている最中だった。
. ストレッチは本当にケガの予防になるのかと疑問に思っていた。

 一時期、足のふくらはぎがよく痙攣(けいれん)することがあった(経験したことがある人は分かると思うが、激痛である)。痙攣するのはたいてい一日中歩きまわって疲れている時や、スポーツをしている最中だ。

 スポーツをしている時に痙攣が起きるのは準備運動が足りないせいだと思い、入念に足のストレッチを行い、ふくらはぎを伸ばすようにした。だが不思議なことに、そうするとますます痙攣が増えるのだ。

 痛い思いを何度か繰り返して、ある時、本当にストレッチは効果があるのかと疑うようになった。運動前にストレッチをすればするほど、ふくらはぎの筋肉がコチコチに固くなっている気がする。もしかしたら、ストレッチは筋肉を緊張させているだけではないのか。その緊張が痙攣を誘発しているのではないか──。

 もう1つ、スポーツをしていて疑問に思っていたことがある。プレッシャーがかかると、なぜ身体が動かなくなるのか、ということだ。

 例えばゴルフでもテニスでも、練習では楽々とできていることが、本番になるとできなくなる。特にプレッシャーのかかる大事な場面になると、体の各パーツの可動域が狭くなって、思うように動けなくなるのだ。自分の体に一体何が起きているのか。

身体の「恒常性」を一定に保つのが自律神経の大きな役割
 そうした疑問に対して、順天堂大学医学部教授の小林弘幸氏が著した『なぜ、「これ」は健康にいいのか?』は、明快で納得のいく解答を示してくれた。

 一言で言うと、痙攣が起きるのも身体が動かなくなるのも、自律神経のバランスが崩れている状態だったのだ。

 「自律神経」とは何か。改めて説明すると、自律神経は内臓や血管の機能をコントロールする神経である。

 体の「恒常性」を一定に保つのが、自律神経の大きな役割だ。つまり、外部環境の変化に左右されずに、体の内部環境を一定に保つ役割を担う。人間の意識とは無関係に心臓が脈打ったり、眠っている間も呼吸が続いたりするのは自律神経のおかげである。

 ご存じのように、自律神経には「交感神経」と「副交感神経」の2種類がある。

 交感神経は心や体が「興奮」する時に優位に働き、副交感神経はくつろいでいる時や眠る時など「リラックス」する時に優位に働く。だから、交感神経はアクセルに、副交感神経はブレーキに例えられる。

自律神経のバランスが崩れると様々な病気になる
 交感神経と副交感神経はスイッチのように切り替わって、常にどちらかが優位になって働いているように思われがちだ。しかし、本書によれば、<体がもっともよい状態で機能するのは、実は、交感神経も副交感神経も両方高いレベルで活動している状態の時>なのだという。


 具体的には、自律神経のバランスが崩れると、例えば以下のような症状が現れるという。

・免疫力が低下する

 交感神経が優位になると顆粒球(かりゅうきゅう:白血球の一種)が増える。一方、副交感神経が増えるとリンパ球が増える。

 どちらもウイルスや細菌といった外敵の侵入から身体を守るものだが、バランスが崩れると自分を傷つけてしまう存在となり、かえって病気にかかりやすくなる。自律神経のバランスがいい時が、最も「免疫力」が高い状態なのである。


 自律神経は気温の影響を受ける。そのため、季節の変わり目は自律神経のバランスが崩れやすくなる。季節の変わり目によく風邪をひくのはそのためだ。寒いから風邪をひくのではない。

・頭痛や不整脈が起きる

 交感神経が働くと血管は収縮し、副交感神経が働くと血管は弛緩する。そのため、過剰に交感神経が優位になると血管も過剰に収縮し、頭痛や不整脈を引き起こす。

・ケガをしやすくなる

 冒頭で、入念にストレッチをしても、ふくらはぎが痙攣したと述べた。小林氏によれば、実は「運動前の間違ったストレッチは、自律神経のバランスを崩してケガをする原因になる」のだという。

 筋肉には、縮める時に働く「屈筋」と、伸ばす時に働く「伸筋」の2種類がある。多くの人が行っているストレッチは、屈筋か伸筋かのどちらか一方しか伸ばしていない。それが自律神経のバランスを崩し、筋肉に送られる血液のアンバランスを招くことになる。

 要するに、ふくらはぎを局部的に伸ばす私のストレッチは間違っていたのである。ただ単にケガの原因を生み出していただけであり、むしろ、やらない方が良かったというわけだ。

 
副交感神経のレベルを上げればプレッシャーに打ち勝てる


 自律神経のバランスは、主に副交感神経のレベルが上下することで取られている。だから、副交感神経の低下を防ぐことが、バランスを取る上で大きなポイントとなる。

 実力のあるスポーツ選手であっても本番での調子にばらつきが生じてしまうのは、副交感神経が上下するためだという。

 小林氏によれば、プレッシャーがかかったり、緊張した時に身体が動かなくなるのは、副交感神経のレベルが下がって、身体の末梢部分に血が行き届かなくなるからである。だから、パフォーマンスを上げるためには、副交感神経のレベルを上げて血流を良くすればよい。

 一流のスポーツ選手は、意識する、しないにかかわらず、自らコントロールすることによって副交感神経のレベルを高めているという。

 どうすれば副交感神経のレベルを上げられるのか。小林氏は、私たちが日常生活の中で自律神経をコントロールする方法、特に副交感神経を高めるためのポイントを挙げてくれた。

<1> ゆっくり動き、ゆっくり呼吸する

 仕事でもスポーツでも、あせるとミスが増えるのは、せかせかした動きが副交感神経を低下させ、自律神経のバランスを崩してしまうからだ。自分が「あせっているな」と思ったら、意識的にゆっくり動き、ゆっくり呼吸してみる。

 深呼吸は極めて有効である。「プロゴルファーの尾崎将司さんや丸山茂樹さんは、パットの時、『ふーっ』てうるさいぐらいに深く呼吸しています。自律神経の理論を知っているかどうかは分かりませんが、そういう呼吸をするとパットが良くなることに気付いているんですよ」(小林氏)

 深呼吸は、1の長さで吸って2の長さで吐く。鼻で吸うとか、「へそ」に力を入れるとか、そんなことはまったく気にしなくていいという。

<2> 水を飲む

 冷たい水を飲むと「胃結腸反射」(胃腸のぜん動運動を促す反応)が誘発され、腸が活発に動くようになる。腸が動けば、副交感神経が刺激される。自分が「仕事で張り詰めているな」という時は、水を飲むとよい。

<3> 睡眠をしっかりとる

 睡眠不足は自律神経のバランスを著しく狂わせる。徹夜をすると、翌朝は副交感神経のレベルがほとんど上がってこない。6~7時間程度の睡眠は必要。

<4> スポーツの前は正しい準備運動を行う

 ウォーミングアップを行う本来の目的は筋肉をほぐすことではない。血流を良くして「体を暖める」こと。つまり、身体の隅々まで血流を行きわたらせることにある。

 スポーツ前の準備運動は以下の4種類だけでよい。ストレッチは必要ない。以下の準備運動は自律神経のバランスを整えるとともに、自律神経のレベルを上げるトレーニングにもなるという。

(1)両手を上に上げる。右手で左手の先をつかみ、引っ張りながら、体をできるだけ横に倒す。倒す時はゆっくり息を吐く。それを両方の手で行う。

(2)両手を前に出し、右手で左手の先をつかむ。そのままできるだけ横に引っ張る。引っ張る時にゆっくり息を吐く。それを両方の手で行う。

(3)右腕を前に出して折り曲げ、右ひじを左手で固定する。右手の手のひらを上に向けて、手首をぐるぐると回す。両方の腕で行う。

(4)椅子に腰かけ、右の足首を左のひざの上に乗せる。その状態で右の足首をぐるぐると回す。両方の足で行う。

 たったこれだけ。随分と簡単である。これらの準備運動でなぜ自律神経のバランスが良くなるのかは本書に説明があるので、読んでいただきたい。

<5> 緊張したら(ビビったら)自然を味方につける

 草や木の香りをかいだり、風を感じてみる。または、周囲の様子や周りにいる人の顔を見わたしてみる。そうすると呼吸がゆっくりになり、自律神経がバランスを取り戻す。

リラックスしすぎてもパフォーマンスは上がらない
 ただし、常に副交感神経のレベルだけを上げればいいと考えるのは間違いらしい。「リラックスしすぎても、パフォーマンスは落ちる」のだという。

 例えばゴルフだと、終盤まで優勝争いしていた選手が、もう優勝がなくなったと分かった途端に、パットが入らなくなる。または、ほぼ優勝が決まった鉄棒の選手が、落ちないことだけを考えて演技をすると、落ちてしまう。

 「今までの緊張の糸が切れてしまうんですね。副交感神経のレベルが上がってしまっている状態だからです。気が抜けてゆるんでしまい、ミスが出るんです」(小林氏)

 だから、緊張しすぎてもリラックスしすぎても、良い結果は出せない。「最も良いのは適度なストレスと適度な余裕を併せ持つこと」なのだ。

 本番で力を出せない人、プレッシャーに弱いと感じている人は、本書を一読してみてほしい。交感神経と副交感神経のメカニズムを知るだけでも、気の持ち方が大きく変わるはずだ。

http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/8058

本当は怖い「和食」に「ダイエット飲料」!? 食べ物に関する、あやふやで危うい知識を撲滅しよう!

2011年06月28日 16時16分10秒 | Weblog
You are what you eat.
すなわち、あなたのカラダは、あなたが口に入れたものから出来ています。



■「和食」ならなんでもいいわけではない
保健師:(川上さんの食事記録表をチェックしながら)川上さん、お昼は丼物が多いんですね
川上:えぇ、時間がないですからね。牛丼は旨い、安い、早いので、本当に重宝しています。パッと入って、思いっきりかき込んで、ササッと出て行く。まさに日本が世界に誇るファストフードですね
山下:ハンバーガーショップにも行かれていますね
川上:はい。毎日、牛丼じゃ、飽きますから。昔はよく子どもたちと一緒に行ったなぁ。子どもたちは景品のオモチャがお目当てなんですけどね。付き添いの私はポテトとハンバーガーにやられちゃいました。それ以来のリピーターです

 中年男性に大人気の「牛丼・天丼・カツ丼」は和食に分類されますが、エネルギーの過剰摂取につながるので、カラダを引き締めるためにはできるだけ避けたい食べ物です。

 かと言って、「蕎麦」は低カロリーな和食だからと、朝・昼・晩「蕎麦」だけという偏った食事も感心しません。たしかに体重は落ちますが、それに伴って筋肉も減ってメリハリのないカラダになってしまいます。

 筆者は外食する場合、できるだけ刺身定食や魚系の定食をチョイスするようにしています。ただお店によってはご飯が山盛りの場合があるので、少なめにしてもらって「よく噛んで」食べています。

 コンビニの場合は、おにぎりを基本にドレッシングが和系のサラダにしています。栄養学的にはベストな選択とはいえませんが、その分夜に野菜を多めに摂るなどして対応しています。

 また、ハンバーガーショップで定番のフライドポテト。使われている油がトランス脂肪酸といって、心筋梗塞の発症と密接に関わっています(使われている食品など詳細はコラム【トランス脂肪酸】を参照)。その他にも砂糖たっぷりのソフトドリンクも、カラダの引き締め、メタボリックシンドロームの改善には大敵です。そのことを、あまり気にせず(知らず)、「手軽だから」「時間がないから」という理由で頻繁に利用していると、後で大変なことになります。

 それからお子さんがいる方は、できればファストフード店に連れていくのはやめてください。

 なぜなら、子どものときの食習慣が大人の食習慣に大きく影響を及ぼす(トラッキング)からです。もし子どもが好きだ、喜ぶという理由だけで、ファストフードやソフトドリンクを食べ、飲ませていたらどうなるでしょう?

 大人になってもあまり健康的でないライフスタイルを送り、結果的に高血圧や糖尿病などの生活習慣病になるリスクが高くなります。子どもさんの将来を本当に考えるなら、ぜひ一緒に「和食・よく噛む・お茶お水」に取り組んでみてください。教育に匹敵する投資効果があるはずです。

●【コラム】トランス脂肪酸

 トランス脂肪酸は、液状である不飽和脂肪酸を固形化する際に水素を加えることで発生する、不飽和脂肪酸です。マーガリンや調理油、ショートニングに加え、ポテトチップスなどのスナック類、ハンバーガー、フライドポテトといったファストフードや加工食品に使用される私たちにとって「身近な」油脂です。

 しかし近年、これらを大量に摂取することにより、さまざまな弊害があることがわかってきました。

1.LDL(悪玉)コレステロールを増加させ、HDL(善玉)コレステロールを
減少さる。結果的に心臓病(心筋梗塞や動脈硬化)のリスクを高める

2.アレルギー性鼻炎、アトピー性皮膚炎を引き起こす

3.高齢者の認知機能が早く低下する(CHAP: Chicago Health and
Aging Projects、Neurology誌2004年5月11日号に発表)

<トランス脂肪酸を含む食品一例>

マーガリン
ショートニング(パン、ケーキ、クッキーなどに使われている)
コーヒーフレッシュ
フライドポテト
カップ麺
菓子パン類
マヨネーズ
ハンバーガー・チキンナゲット・フライドチキンなどのファストフード類
ドーナッツ
ポテトチップス
カレーのルー
……など

お腹が空くと、力が入らない、は
よくある“勘違い”
■丼やファーストフードを減らすのは無理?
保健師:全般的にカロリーが高いので、もう少し量を減らすなり、ファストフードをやめるなり、できませんか?
川上:でも、お腹いっぱい食べないと、力が入らないんですよ。少食なんかにしたら、仕事に影響しちゃいますよ。それに今は食べることが唯一のストレス解消なんです。ハンバーガーをコーラでガーッと胃袋に流し込む。これが最高なんですよ。食事を減らしたり、好物の丼物やファストフードをやめるなんて、とても私には無理です

川上さんのように「お腹いっぱい食べないと、力が入らない。仕事にも影響する」とおっしゃる方は少なくありませんが、それは誤解です。

 何事も過ぎると良くありません。ではどのくらいが適量なのか? 日本語には「腹八分目」という非常に良い言葉がありますが、「少し物足りないかなぁ」で止めておくのがお勧めです(決して、食べないのではありません)。

 今までお腹いっぱい食べていた人にとっては、最初かなり空腹感を感じるかもしれませんが、それも数日で慣れてきます。むしろ、ちょっと軽い空腹感を心地良く思えるようになってきます。

●【コラム】ダイエットドリンクで脳卒中?

 商品の名称、味、匂い、色は違っても、ソフトドリンク(ジュース)は基本的にすべて「砂糖水」。頻繁に摂取していると、肥満だけでなく糖尿病や心筋梗塞、脳卒中などになるリスクも高まります。

 では0キロカロリーが謳い文句の「ダイエットドリンク」なら大丈夫なんでしょうか? 

 先日発表されたアメリカの研究では、2,564名の方を9年間追跡調査したところ、ダイエットドリンクを毎日飲む層は、ソフトドリンクを飲まない層より脳卒中や心筋梗塞などにかかる頻度が48%高いことが明らかになりました。この傾向は、年齢、性別、喫煙歴、運動、アルコール消費、過去の病歴の影響を取り除いて検討しても、変わらなかったということでした。

 なぜ0キロカロリーなのに、このような病気を引き起こすのか? そのメカニズムは未だ明らかになっていませんし、今後同様の調査を規模を広げて継続する必要があります。しかし、メカニズムが解明されてから控えるのでは遅すぎます。今からできるだけ控えることこそが、最善・最良のリスクマネジメントです。

 ちなみに、この記事で勧めていた望ましい飲み物は「水」でした(The optimal substitute is water.)。

http://diamond.jp/articles/-/11321?page=4

本邦初公開 名医のダイエット リバウンドしない  夕食は好きなものを食べる

2011年06月28日 16時09分54秒 | Weblog
(週刊現代)

「○○ダイエット」という情報で溢れかえっている現在、いったい何を手本としたらいいのか。本誌は減量に成功した医師たちに話を聞いた。医学的知識を持つ彼らこそ、正しい方法を知っている---。
.「○○ダイエット」という情報で溢れかえっている現在、いったい何を手本としたらいいのか。本誌は減量に成功した医師たちに話を聞いた。医学的知識を持つ彼らこそ、正しい方法を知っている---。

酒はOK、炭水化物はダメ
「僕は47歳のとき、3ヵ月で約20kgも痩せましたよ」

 そう語るのは、婦人科系がん治療の名医である東京医科大学(新宿区)産科婦人科学教室教授の寺内文敏医師(50歳)。身長179cmで、現在の体重は65kgほどの寺内医師だが、ピーク時の体重は85kgだった。

「太りだしたのは40歳を過ぎてからです。食事時間が不規則なうえ、出前ばかりで、どうしても脂っぽいものが多かった。月7回ほどある当直の日になると、夜中の12時過ぎにトンカツ定食みたいなものを食べて、すぐ仮眠するものだから、太るのは当たり前です。

 がんの手術では執刀医は立ちっぱなしで5~6時間かかることはざらです。長いときは10時間近くになることもある。それが、だんだん手術が終わると膝がガクガクするようになった。これは体重の影響だと分かりましたので、ダイエットすることにしたんです」

 多忙ななかで、現在の体重に戻すことができたのは、寺内医師が考え抜いた減量法を実践したからだ。

「そもそも肥満は摂取カロリーと消費カロリーのアンバランスが原因で起きる。そこで、常に消費カロリーが摂取カロリーを上回る生活をしようと決めました」

 寺内医師は消費カロリーを増やすには、脂肪を燃焼させる有酸素運動が一番だと考え、週3回、スポーツジムで30分間水泳をすることをノルマにした。

「筋トレをして筋肉がつきすぎると細かい動きができなくなり、外科手術が下手になってしまう可能性があるんです。だから、筋肉量は落とさず体脂肪を減らすために、水泳を選びました。

 基本的に水泳は苦手で、しかも、クロールしかできない(笑)。最初は500m泳ぐのが精一杯でした。でも、クロールの酸素消費量は他の泳法よりずっと多くて平泳ぎの約2倍です。海外の学会に行くときもプールのあるホテルを選んで、空き時間に泳いでいました。帰国した日に成田からプールに直行という日もありましたね(笑)」

 食事面でも摂取するカロリーを設定し、それを超えないよう心掛けた。

「成人男子で私の体型だと、日常生活で消費するのは約2000kcal。そこで、1日の摂取量を1700kcal以下、1週間で1万1900kcalと設定しました。ですから、体重計に乗るのも週1回だけ。1週間単位にしたのは、毎日、厳密にカロリー計算していると、どうしても、ストレスが溜まってしまうから。食べ過ぎた日があれば、翌日は控えめにしてトータルの数字が目標と合えばいいと考えたんです」

間食は一切なし。ただし、「お酒は止めるとストレスになる」ということで、チューハイからカロリーの低いウーロンハイに切り替えたものの飲み続けた。

「食事は基本的に朝食はおにぎり2個くらい、炭水化物を控えたいときには牛乳にコーンフレークとゆで卵。昼は蕎麦に豆腐をつけたりして朝昼で合わせて500kcal。夜はお酒は飲みましたが、つまみを減らし、野菜をよく食べて炭水化物は取らない。この食事量でも特にストレスを感じませんでした」

 いまも、週1回はプールで泳ぎ、食事量の調節も欠かさないという寺内医師。

「水泳のおかげで減量しても筋肉が落ちていませんので、基礎代謝量も落ちていません。ですから、リバウンドはありませんね」

41kg落としたダイエット
 肝臓がん治療の権威、日本大学医学部附属板橋病院(東京・板橋区)の消化器外科教授の高山忠利医師(55歳)もカロリーバランスを重視する。食事は野菜中心の和食。カロリーや塩分を抑えるため、自宅では醤油は出汁醤油に、ドレッシングは自家製のタマネギドレッシングを楽しんでいる。

「夜は付き合いでどうしても飲む機会が多いので、アルコールを摂る分、食事は高カロリーなものは控えるようにしています。

 運動は、この1年ぐらいはジムのマシンで1日10kmは走っています。普段は仕事を終えた夜、週末は昼間。それで体重が5kgぐらいスッと落ちました」

 長時間の手術に備え、外科医は日々のカロリーコントロールに余念がない。

 NPO法人「寝たきり半分推進協議会」理事で地域医療に取り組む長野市大岡診療所所長・内場廉医師(52歳)は、「体重を計るだけダイエット」で大幅な減量に成功した。'05年12月の段階で、内場医師は身長181cmで体重122kg。それが、わずか6ヵ月で41・5kgも痩せた。

「朝起きて、体重を計り、記録するだけ。これで2週間で14kgも痩せることができた。それは、明日は今日よりも軽くなりたいという欲が生まれるからです。そうすると自然とお菓子を食べなくなったり、ウォーキングをしたり、自分から痩せる努力をするようになっていくんです」

 このダイエットの大切なポイントは二つ。一つは毎日欠かさず体重を記録すること。内場医師の診察室の前には体重計が置かれ、乗ると目の前にカレンダーが貼ってある。そこに体重を書き込んでいくのだ。そしてカレンダーは昨年、一昨年のものも脇に貼ってあるため推移も簡単に分かる。

「朝、前日よりも800gも体重が増えたら、その日は間食する気にならない。意識が変わるんです」

 ポイントの二つ目は停滞期があることを知ること。停滞期とは、減量に対して身体が防御反応を起こしエネルギーを蓄えようとする期間。どんなダイエットにもこの体重が落ちない時期があるが、そこであきらめないことが、肝心だと言う。

「多くの人がそこで、ガッカリしてやめてしまう。でも、この時期は実はそれまでのダイエットが成功している証拠。私は40kg落とす間に停滞期が6回ありました。それを乗り越えれば必ず痩せることができます」

 糖尿病治療の名医として知られる「しんクリニック」(東京・大田区)の辛浩基医師(52歳)も、毎日、体重計に乗っている。辛医師は79kgあった体重を、食べ方の工夫など無理なく続けられるダイエット法を組み合わせ、2ヵ月で6kg減らすのに成功した。

「それまではつけ麺にハマっていたんです。でも、炭水化物だけの食事は肥満の原因になる。外食のおすすめは和定食でご飯少な目です。これまで炭水化物中心の食事をしていた人は、完全に抜かなくてもそれだけで、減量につながります。またビールの原料は麦で、炭水化物ですから、それを控えるだけでも違います」

「食べる早さ」もポイントだ。栄養の吸収を高める早食いは肥満につながる。よく噛んで時間をかけるのが、太らない食べ方である。

 食事面の注意と並行して、辛医師は有酸素運動のやり方にも工夫をこらした。

「僕も一時はジムへ通っていましたが、自宅で手軽に有酸素運動ができる方法はないかと考えて、相撲の四股を10分間、寝る前に踏むことにした。走るよりはカロリー消費は少ないですが、息が上がって有酸素運動になります。腰や股関節のストレッチにもなるし、続けていると足腰がしっかりしてくるのが実感できます」

 同じく「食べ方」をひと工夫することで、10kgの減量を成し遂げたのが、糖尿病の専門医で、「ふくだ内科クリニック」(大阪・淀川区)院長の福田正博医師(54歳)だ。福田医師の工夫は「食べる順番」にあった。

「食事はまずしっかり野菜から食べるんです。歯ごたえのある野菜をよく噛んで食べ、次にタンパク質である魚や肉を摂り、最後に炭水化物であるご飯を食べる。外食でも定食だったら、トンカツの付け合わせのキャベツから食べるんです。最初に食物繊維を取ることで、脂肪や炭水化物の消化・吸収がゆっくりとしたものになり、その結果インシュリンの分泌が少なくてすみます」

 インシュリンがポイントなのだ。もし、ご飯を最初に食べるとどうなるのか?

「血液中に糖が急速に流れ込み、その糖を燃焼させるため、すい臓からインシュリンが大量に分泌されます。このインシュリンは利用しきれなかった糖を脂肪組織に蓄積する作用があり、肥満になりやすくなります」

 また、食べる順番を工夫することにより、満腹感も得やすくなり食べすぎることも少なくなるという。

 福田医師はウォーキングも実践している。

「通勤のため毎日往復で40分ほど速足で歩くようにしていたら、自然に体重の減りが良くなってきました。食べる順番の工夫とウォーキングを組み合わせることで、毎月1kgずつ減っていき、一番太っていたときは、身長170cmで、体重74kg。それが10kg減の63kg前後となり、リバウンドもありません」

1日2食でいい
 ユニークなのは社会保険中央総合病院(東京・新宿区)内科部長・山田春木医師(57歳)のダイエット法だ。わずか10ヵ月で体重103kgから83kgへの減量に成功した山田医師は、ダイエットを実行するにあたり、「これまで体に良いとされてきた健康常識をすべて無視した」という。山田医師が無視した「健康常識」の例は次のようなものだ。

●1日30品目は食べよう

「30品目も食べたらオーバーカロリーになって当たり前。太り気味の中高年が健康に良いと誤解して、余分なおかずに手を出したら、ますます太ってしまう」

●お酒を飲むときは、必ず一緒に何か食べる

「お酒を飲む際につまみを食べすぎると肥満の原因になります。私は肝臓が専門ですが、すきっ腹で酒を飲んだからといって、肝臓に悪いということはありません。肝臓を悪くするかどうかは、飲酒量の問題で、飲んだときに胃が空っぽであることとは関係ない」

●コーヒー、紅茶には砂糖を入れない

「スティック砂糖1本4~5gは最大に見積もっても20kcalしかない。ダイエットを始める前の私は毎日、ブラックコーヒーを飲んでいましたが、口が寂しくなり、クッキーなどに手を伸ばしていた。砂糖入りのコーヒーを飲むほうが、甘いものを食べたいという欲求を抑えられます」

●食事を抜くダイエットは不健康。きちんと1日3食を心掛けよう

「1日3食とらないと体に悪いという健康常識は、過食のためにメタボ化している中高年の実情にそぐわない。私の言いたいのは、健康常識にとらわれすぎず、自分の生活環境や性格、好みに合ったダイエットをすべきだということです」

 同様の考えで、循環器内科医・大阪大学大学院医学系研究科准教授の石蔵文信氏(55歳)は、「1日2食ダイエット」を実践中だ。

 実は石蔵氏、以前から体重が70kgを越すたびに、食事の回数を減らすダイエットを繰り返してきた。

「1日2食を1週間続け、その後、1日1食にするとすぐに7~8kgは体重が落ちる。そこで、また2食に戻し、さらに3食に戻すダイエットを続けていたんですが、あるとき、わざわざ3食に戻す必要があるのか疑問がわいて、1日2食で通すようになったんです」

 石蔵氏の朝食は朝7、8時頃。午後2時頃になると小腹がすくので、少しばかり大福など甘味を食べる。

「甘いものを食べると血糖値が上がり、空腹感が消え、夕食まで食事をせずにすむ。2食+間食の食生活をしていれば、体重も自然と減っていきますよ」

実際、1日2食を続ける石蔵氏はリバウンド知らずで、身長173cmで体重65kg前後を維持している。

●朝と昼を軽くする


横倉恒雄医師は脳とダイエットの関係に注目 最後に脳の働きに注目したダイエット法を紹介する。

「夕食は好きなものを、心ゆくまで食べてもいい」

 そう語るのは、婦人科医で横倉クリニック(東京・港区)理事長の横倉恒雄医師(63歳)だ。ちなみに身長172cmの横倉氏は、35歳のときに体重が80kgもあり、水泳だけのダイエットを行ったが、10kg減量するのに10年もかかったという。そこで、さらなる減量のために肥満に関する論文を読んでいたところ、人間の脳のメカニズムに注目したという。

「脳の中に間脳と呼ばれる部位があり、食欲や自律神経、ホルモンの分泌を司っています。

 この間脳に強いストレスがかかると、自律神経や満腹中枢が過剰反応し、過食につながる。肥満の元凶は、脳が受けるストレスなんです」

 脳下垂体ホルモンの研究が専門の横倉医師は、脳の疲労を取るには、「快食療法」が効果的だと考えた。

 食事制限をせずに、逆に夕食は好きなものを好きなだけ食べるのである。

「たとえば炭水化物抜きなどの食事制限をしていると、大脳は体が飢餓状態にあると判断し、空腹の情報を間脳に送ります。間脳は生きるための活動に必要なエネルギーを得るため食欲を増進させ、腸管は栄養の吸収が高まり、体内に溜め込もうと代謝が鈍くなる。

 一方、快食の状態にあるとき、脳はどう作用するのか。間脳は満たされた状態で栄養は十分と判断し、腸管での吸収は抑制方向に、余分なエネルギーは体外へ放出するよう代謝を活性化させるのです。さらに間脳は、大脳に満足感の情報を送るので食欲は抑えられるというわけです」

 横倉医師の普段の食生活は、まず夕食は「快食」。

「たとえば立食パーティなどであれば、もう全部のメニューを私は食べますね」

 ただし翌日の朝食はいつもコーヒーを一杯、昼食は蕎麦を軽く食べるだけ。
「前日の夜に十分に満足感を得ていますから、翌朝は食べたいという欲求が起きません。そもそも起床後、2時間は脳も体の細胞も目覚めていないため、寝起きに体に入れるのは水分で十分。ただしコーヒーには黒砂糖を入れます。糖分は脳を活性化する作用がありますからね。昼食も食べすぎては、午後は仕事にならない。お腹をすかせば、夕食は美味しくなりまた満足感を得ることができます」

 この快食療法を始めてから、横倉氏は半年で体重が5kg減った。現在は、それからさらに3kg落ち、体重は60kgほどだという。

「予防医学上の禁止や抑制の指導は、脳が疲れている人には〝不快〟として記憶され、かえってストレスを増強してしまうことがあるんです。ただし毎日体重を測ることも、人によってはストレスになりますが、それが〝快〟の行為となる人もいる。自分に合うダイエットは何なのか、実際に体験して、ストレスを感じない方法を探してください」

 成功への近道は己を知ることである

http://gendai.ismedia.jp/articles/-/2243?page=6

「ああ、これはもう一回エヴァンゲリオンをやるしかないんだな」というものでした。

2011年06月23日 21時03分46秒 | Weblog
『40歳の教科書NEXT』(モーニング編集部&朝日新聞社[編])より。

(各界の著名人に「40歳」という年齢をどう乗り越えていくべきか?について、さまざまなテーマで聞いたインタビュー集より。映画監督・プロデューサーである庵野秀明さんの回の一部です)

【『エヴァンゲリオン』については思い入れも強かったし、テレビ版の制作当初から「これは自分の最高傑作になる」という予感がありました。ほかの作品と比べてどうというよりも、一試合完全燃焼としてこれができれば、もう作家として十分じゃないかと思っていました。
 そしてありがたいことに予想以上の評価や反響があり、客観的には大成功だったと思うのですが、そこから先がたいへんでした。
『エヴァンゲリオン』の評価が高まるほど、周囲は「次もエヴァっぽい作品を」と期待してきます。そして実際、世の中には「エヴァっぽい作品」が溢れるようになる。
 でも、そうやって周りがエヴァに傾いていくほど、僕はエヴァから離れたくなるんですよ。作家として同じテーマや手法をくり返すのも嫌だし、もっと別のものにチャレンジしたくなるわけです。
 それで実写映画(『ラブ&ポップ』『式日』など)を監督したり、ほかの企画もやってみたりするんですけど、どうも呪縛から解かれていないし、新しい企画も作品として形にできない。エヴァを否定しようとすればするほど、自分の中でエヴァが顕在化してくる。
 考えてみれば、当然の話でした。
 当時の僕がやろうとしていたのは、ただ「エヴァじゃない」というだけの作品で、むしろ、ひたすらエヴァを否定することで、逆にエヴァの呪縛に囚われていたんです。
 また、当時の苦しさは、アニメ業界の閉鎖性に幻滅していたことも大きかったと思います。このままアニメ業界の閉じた世界にいても、新しいものは何も流れてこない。新鮮な水がいっさい流れない、狭くてよどんだ沼にいる魚になったかのような感覚です。いまにも窒息しそうで、とにかく外に出て新鮮な空気が吸いたかった。
 それでほかのジャンルの方々と接したり、自分にとって未知の分野に足を踏み入れたりしてみたのですが、結局、どこに行っても閉塞感はあるんですよ。アニメ業界ほどではないにせよ、それぞれ閉じた世界になっている。故郷の山口から大阪の大学に出たとき、そして東京へと出て行ったときと同じ感覚でした。場所が変わったところで、自分の感じる息苦しさは同じなんだなって。
 苦しかったですよ。この地獄からどう抜け出せばいいのか。どうすれば自分はエヴァの呪縛から逃れることができるのか。
 悩みに悩んで、最後にパッと浮かんだ結論が、「ああ、これはもう一回エヴァンゲリオンをやるしかないんだな」というものでした。もう一度、ゼロから出なおして再構築すれば、さすがに決着がつくだろうと。いま制作している『エヴァンゲリオン』の「新劇場版」は、そんなこともあって始めたんです。
 なんだか、迷いも気負いもなかったですね。さっさと終わらせて次に行こう、というくらいに考えていました。】

http://www.enpitu.ne.jp/usr6/bin/day?id=60769&pg=20110614

男性が女性に言ってはいけない10のこと

2011年06月23日 16時35分35秒 | Weblog
「女性がなぜ不機嫌なのかわからない、怒らせるようなことを言った記憶もない、さっきまであんなに楽しそうだったのに……なぜ!? なぜなんだぁぁぁぁぁ」と、日々葛藤を繰り返す男性のみなさんに朗報だ!

「男性が女性に言ってはいけない10のこと」なるものが、海外サイトで紹介されており、今現在気になる人がいるという男性には特に役立ちそうな内容となっている。余計なひとことを言って後悔するようなことにならぬよう、デート前にはこちらを一読しておくと良いだろう。
 
1、「キスしていい?」
自信の無さからか、こう聞いてしまう男性もけっこういるだろう。しかし、どんなにいい雰囲気になってもこのひとことで一気に冷めるという女性は少なくない。女性は、キスもスマートにしてほしいと思っているものだ。

2、「今度デートに誘ってもいい?」
デートに誘うための許可を得る必要はない。女性は、根本的には引っ張っていってほしいと思っているので、こんなに弱腰では逆に冷めてしまうだけ。シンプルに「デートしようよ」でいいのだ。

3、自慢話
特に所有している車や家などの自慢はやめておこう。「そんなものに釣られるような女だと思ってるの!?」と悪い印象を与えかねない。そんなことをわざわざ自分から言わなくても女性はある程度気にしているものなので、あなたに興味があればいずれさりげな~く聞いてくるだろう。

4、「どこ行く?」「何する?」
特に初めてのデートでこれはいけない。あらかじめ計画を練っておこう。そうすれば、女性は「この日のためにいろいろ考えていてくれたんだ」と嬉しくなるものだ。ただし、相手に行きたい場所などの希望があれば柔軟に対応できるようにしたい。決して自分勝手な行動にならないように。

5、「俺のこと好き?」
本当は誰だって気になることだが、あえて聞くのはやめておこう。自信が無く不安な心境丸出しである。それよりも、ちょっとしたときに「好きだよ」とストレートに自分の気持ちを伝えれば、きっと相手もそれに応えてくれるだろう。

6、「なんで返信くれないの?」
これも不安な気持ちの表れ。ヘタすると「私のこと好きなんだ~」と上下の立場が決まってしまう。返信がないということはなにかしら理由があるはずなので、付き合う前なら「脈なし」と身を引くことも大事。付き合っている彼女ならば、しばらくそっとしておいたほうが良い時もある。

7、過去の恋愛話
自分の女性遍歴を聞かれてもいないのにベラベラと話すのはもってのほかだが、気になるからと言って相手の過去の男について聞くのもやめておこう。お互いに得することはないだろう。

8、出会ったばかりで気があることをほのめかすような言葉
出会ったばかりなのに完全に自分に気があることがわかってしまうと、恋の駆け引きができずつまらなく感じてしまう女性もいる。時としてミステリアスな男性がモテるように、自分のことをどう思っているのかわからない男性のほうが女性は気になったりするものだ。

9、電話を終わらせるような言葉
電話での会話中に早く終わらせたいオーラを出さないこと。特に付き合う前の女性との電話を男性から切ってしまうと、その後女性は自分から掛けづらくなることも。

10、相手の男友達の話
好きな人の周りにいる男のことは誰だって気になるところだが、ヘタに聞いてしまうとたいがい嫉妬心が芽生えるもの。そのうえ会ったこともないのに、その男友達の悪口なんて言おうものなら、器の小さい男と思われるだけ。知らぬが仏だ。

http://www.excite.co.jp/News/net_clm/20110623/Rocketnews24_106646.html

"斎藤一人時代を読んで「ひとり勝ち」!―日本一のお金持ちが教える「経済」の話 の要点まとめ

2011年06月20日 13時18分17秒 | Weblog
相手次第の「一人勝ち」とは違う、「ひとり勝ち」は時代がどうあれいつも強いこと。日本の経済を簡単に説明しながら生き方を指南する。

◎成功して、出世する人間と言うのは、自分に必要なことに興味がある。その反対に、出世しない人間と言うのは、自分お仕事に関係のないことに興味がある。
まず、自分の本業をしっかりと勉強すること。
本業の勉強をしようっていう人は、お客さんや周りの人を喜ばせるために自分の時間を使う、本当に愛情のある人だね。
これからは、愛があればあるほど、楽しく幸せに生きられる。
何に興味があるのか以上に、なぜ興味があるのか、それが愛なのかエゴなのか、こういったことがこれからの時代では大切。

◎・売り上げを伸ばすためにお客さんを喜ばせる(意識が売る側中心)
⇒お客さんが来なくなる
・お客さんを喜ばすと売り上げが伸びる(意識が顧客中心)
⇒お客さんがどんどん集まる


◎とにかく、ほめること。これが人に仕事を教える基本。本当に従業員を喜ばせようと言う気持ちがあれば、たいていの人はこれで仕事を覚えていく。
人は感情で動く。喜ばせれば、結果がついてくる。
など。


◎これからの社会で必要になってくるのは、学歴でも家柄でもない「人柄」。
しかしそこに実力がなければ仕方がない。


◎たとえ自分の意見に自信があっても、必ず「変わった考えなんだけど」と一言つけてから始める。人を傷つけちゃいけない。


◎商人は、お金という血液をグルグルまわす社会の心臓。心臓がしっかりしていないと、この国の隅々まで地が届かない。
だから安心してお金を稼ぎまくっていい。
「俺は公務員だから、何よりも住民の利益を守る」
「俺は職人だから、この技は絶対、後世に残す」
こんなことを熱く語れるカッコいい大人は、だいぶ減ってしまった。


◎昔は「大流行」があったけど…「モノ余り時代」では万人が求めるような商品を出すことが難しくなる。
①個別対応
②おもしろさ
③新しさ
を追求する。だから、大流行や流行の長期化がない。コツコツ売るしかない。


◎昔、お年寄りが大事にされた頃は、お年寄りが少なかった。大切にされるものというのは、少ないものなんだ。これからお年よりはものすごく多くなる。多いものは大切にされない。これからのお年寄りは、そう覚悟して生きるしかない。


◎父親だからといって立ててくれはしない。家族に人気のある父親というのは、ほかの人たちにも人気のある人でなければならない。家族だろうが周りの人だろうが関係なく好かれる人間でなければ、家の人間にも好かれない。


◎かつては、結婚しているという事実が、生きるうえで重要な時代があった。しかし今では、女の人でも十分な収入を得ることができるし、男の人が結婚をしていないからといって社会的に不利になるようなこともない。
老後についても、かつては家族が面倒を見るのが当たり前だったが、いまでは家族よりもお金を大事にする時代。


◎家族は人生を楽しくするための手段の一つ。もし結婚し家族と暮らしていきたいのならば、人間的な魅力という「実力」を磨かなくてはならない。


◎今の政治家にとって一番大事なのは、ただ当選すること。どうしてもお金のない人に有利な政治が行われやすい。お金がない人を優先すると、お金のある人に不利な政策がとられる。これは経済の活力を失わせてしまう。


http://bukupe.com/summary/503

15秒で訓練なしにできる記憶力を倍増させる方法

2011年06月20日 13時16分15秒 | Weblog
繰り返しはあまり役に立たない

 ものを覚えるのに、今でも頻繁に使われる方法に《繰り返す》というのがある。
 これは思ったほど(一般に思われているほど)効果がない。
 
 記憶システムを短期記憶と長期記憶から構成されるものとするレトロな二重貯蔵モデルにおいては,繰り返し唱えたり書きなぐったりして、記憶したい情報を反復することで,短期記憶から情報が失われないようにすると同時にその情報を長期記憶へと転送させるのだと考えられていた。
 ところが,情報を単に反復することに時間を費やしても,必ずしもそれが記憶として定着するわけではないことがその後分かってきた。
 現在では,こうした《繰り返し》は維持リハーサル maintenance rehearsal(または1次リハーサル primary rehearsal)と呼ばれ,情報を短期記憶に一時的に保持させるに過ぎないと考えられている。


記憶技法はめんどい

 情報を長期記憶に送り込むには、同一の符号系列の単純な反復である維持リハーサルではなく、情報に対するイメージの構成や意味的処理によって既有知識と関連づける精緻化リハーサルが有効である。
 記憶したい情報を相互に関連づけたり情報の意味づけを行う、いわゆる《深い処理》にあたるものだ。
 単語のスペルや音韻に注意したり,繰り返し読み上げたり書き写したりするような「浅い」処理を行うよりも,意味を考えたり,イメージしたり、自分の経験と関連づけるような「深い」処理を行う方が,その単語の保持成績は優れたものになる。
 記憶したいものをカテゴリーに分類したり,記憶すべき項目をあらかじめ決めた場所に置いたり,各単語や単語リストのイメージを作るというイメージ化することも、これにあたる。
 いわゆる記憶技法や記憶方略として知られているものは、この《深い処理》をプロセスに含んでいる。
 
 しかし問題は残る。
 
 記憶技法は、それなりの準備や訓練を必要とするものが多い。
 《深い処理》自体が難易度が高い方法だったり、そうでなくても手間暇がかかることが多い(手間暇をかけ、簡単にすまさないから「深い」処理になるのだとすら言える)。
 記憶技法や記憶方略は、それぞれに効果のあるものなのだが、思ったほど普及しないのは、ぶっちゃけ「面倒くさい」からである。
 
 では、とりあえず《繰り返す》よりはましで、《深い処理》ほど面倒くさくない方法はないのだろうか?
 
 もっとずっとシンプルで、特別な訓練も、特殊な準備も必要のないものは?
 
 
ただ《持っておく》こと

 紹介するのは、あまりに地味なので、意外に知られていない方法である。
 

 A.誰かに読み上げてもらった単語を、すぐに復唱する
 
 B.誰かに読み上げてもらった単語を、15秒間待ってから、復唱する
 

 これはすぐに実験できるから、AとBをどちらも試してみよう。
 
 Bのやり方の方が、圧倒的に記憶に残る。
 違いは「15秒間待つ」ことだけである。
 
 
 短期記憶に情報が保持される時間はかなり短く、通常15秒(長くても30秒)程度と考えられている。
 それを超えて記憶を保持しようとすれば、情報を処理せざるを得ない。
 記憶したい情報をただ流すのでなく、少しの間「持っておく」ことで、情報処理プロセスを作動させる訳である。
 

4つの基本技

 では「15秒待つ」ことを組み込んだ記憶法の4つあげよう。
 4つというのは2種類のインプット(聞く/読む)と2種類のアウトプット(言う/書く)を掛け合わせた数である。
 どれもシンプルな方法なので、いろんな記憶技法や記憶方略と組み合わせることも簡単である。


(1)delayed repetition 聞く→言う

 時間差復唱。
 耳で聞いた情報(たとえば単語や文)を、15秒待ってから、復唱する。
 
 
(2)delayed dictation 聞く→書く

 時間差ディクテーション。
 耳で聞いた情報(たとえば単語や文)を、すぐに書き留めるのでなく、15秒待ってから、書き出す。
 

(3)delayed copying 読む→書く

 遅延写経。
 読んだ情報(たとえば文字や単語や文や数式など)を、すぐに書き写すのでなく、15秒間待ってから、何も見ずに書き出す。


(4)Read & look-up 読む→言う

 時間差音読。
 読んだ情報(たとえば文字や単語や文や数式など)を、すぐに発音/発声するのでなく、15秒間待ってから、何も見ずに唱える。

http://readingmonkey.blog45.fc2.com/blog-entry-494.html

米国では「努力しないと一生マクドナルド店員」は差別でない

2011年06月16日 15時53分01秒 | Weblog
NEWS ポストセブン 6月16日(木)7時7分配信

 おぐにあやこ氏は1966年大阪生まれ。元毎日新聞記者。夫の転勤を機に退社し、2007年夏より夫、小学生の息子と共にワシントンDC郊外に在住。著者に『ベイビーパッカーでいこう!』や週刊ポスト連載をまとめた『アメリカなう。』などがある。おぐに氏が、アメリカの「職業意識」を解説する。

 * * *
 息子がある日、いった。

「中学の理科の先生がね、『しっかり勉強しないと、大学に行けないわよ。そしたらアンタたち、一生、マクドナルドでハンバーグを焼き続けるか、スクールバスの運転手になるしかないんだからね』って、クラスの皆に説教したんだよ」

 私は、びっくり仰天! それって「職業差別」じゃないのよっ。

 だいたい、特定の企業を名指しするなんて失礼千万だし、教育者がスクールバスの運転手を生徒の前で見下していいの? そんなことだから、スクールバスの運転手をバカにし、反抗的な態度を取る中学生が後を絶たないんじゃないの。今回ばかりは、捨ててはおけないわ……。

 そんなわけで「先生、子供には『職業に貴賤なし』と教えてください!」と、学校に手紙を書きかけた。途中で「日米で職業差別に対する考え方が違うのかも」とチラリと思ったのと、そもそもビミョーな話題について上手に抗議できるほど、英語力に自信がなかったもんで、結局あきらめちゃったんだけどね。

 後日、アメリカで公立校の教師をしている日本人の友人に聞いてみた。「どう思う? こんな発言ありえないわよねーっ!」と。

 ところが彼女は平然というのだ。「スクールバスの運転手、ってのは初耳だけど、『勉強しないと、マクドナルドでハンバーガーを焼くだけの一生よ』ってのはもう決まり文句よ。私は使わないけど、教師仲間でも平気で使う人、結構いるわよ」。

 そ、そうなのっ? 少なくともタテマエでは、日本なんかよりずっと人種差別に厳しい国なのに、どうして、職業差別はOKなわけ?

 友人が説明してくれた。「どんな仕事を得るかも、年収をいくら稼げるかも、本人の努力の結果、と考える国だからね。『一生涯、ファストフードの店員』なのは本人の責任であって、彼らを見下しても差別とは見なされないのよ。だいたい『職業に貴賤なし』なんて、アメリカじゃ誰も信じてないかも……」。

 うーん、確かに、高卒より大卒、大卒より大学院卒のほうが年収が高いこの国の現実を「学位偏重社会」と批判する人なんて見たことないもんな~。努力し、自己投資した者が得る当然の結果ってことなんだろう。

※週刊ポスト2011年6月24日号
(「ニッポン あ・ちゃ・ちゃ」第149回から抜粋)

http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20110616-00000002-pseven-int

あなたの寿命は延ばせる~発見!長寿遺伝子~

2011年06月13日 13時55分07秒 | Weblog
老化を遅らせ、寿命を延ばす遺伝子が見つかった。「サーチュイン遺伝子」というその遺伝子は、特別な人でなくても、誰もが持っている。うまく働かせられれば、平均寿命は100歳を超える。衝撃の発見の詳細を、萩本欽一さんの案内で分かりやすくお伝えする。
サーチュイン遺伝子は最初に酵母で見つかり、その後、ハエ、ネズミ、サル、ヒト、と、地球上のほとんどの生物が持っていることが分かった。動物実験では、サーチュイン遺伝子の働きを強めることによって、寿命が20~30%延びることが確認された。
「ミトコンドリアが出す活性酸素」「免疫細胞の暴走」など、老化をもたらす具体的な要因が最新の研究で分かって来ている。サーチュイン遺伝子がONになると、指揮者のように働いて、100近くの老化要因を抑える。その結果、肌、血管、脳など様々な器官が若く保たれ、寿命が延びるのだと考えられている。
この遺伝子、万人が持っているが、普段は眠っていて働かない。しかし、働かせる簡単な方法も分かった。さらにはサーチュイン遺伝子の機能を高める“長寿薬”も開発途上にある。果たして、人間の寿命はどこまで延びるのか?最新科学の成果を追う。
http://www.nhk.or.jp/special/onair/110612.html


NHKスペシャル「寿命は延ばせる!」で紹介!
老化防止の長寿遺伝子として注目の《サーチュイン遺伝子》スイッチをオンにする赤ワインから発見された長生きポリフェノール「レスベラトロール」のサプリ

男女のケンカで「男がやってはいけない9カ条」

2011年06月06日 13時56分13秒 | Weblog
2011年06月03日
ご夫婦のみなさん、カップルのみなさん、ケンカしてますか? 「夫婦喧嘩は犬も食わない」という言葉もありますし、できることならケンカせずに済む方法を見出したいところですが、この世から争い、戦争がなくならないのは、世界の歴史が証明しています。

では、もしケンカをしてしまった場合、お互いの被害を最小限に食い止める方法は何なのでしょうか? 実はコレ、少し不公平ですが結論は出ています。「女性の怒りが静まるまで待つ」しかないのです。女性は火山。噴火が収まるのを待つしか無いのです。

ということで今回は、なるべく早く噴火が収まるために「男の人がやってはいけないコト」を9つのポイントにまとめてみました。
 
その1. 反論しない
口喧嘩で女性に勝とうとしてはいけません。火山の噴火口に消化器で立ち向かうとでも言いましょうか、まさに「火に油を注ぐ」ことになります。ひたすらガードを固め、女性が放つ言葉のパンチ連打に耐えなくてはならないのです。

もしも反論したらどうなるか? もっとデカい一発が返ってきます。その一発に反論したらどうなるか? さらにデカい一発が返ってきます。大技の応酬、エスカレート。最後に「取り返しの付かないこと」が待ってるのは、衰退しつつある日本のプロレス界が証明しております。
 
その2. 揚げ足を取らない
ヒートアップした女性は、まさにブレーキの壊れたダンプカー。時にコースを脱線したり、まったく筋の通らない話をしたりすることも。でも、揚げ足を取ってはいけません。コースを修正しようとしてはいけません。必ず事故ります。脱線したまま、スピードが緩むのを待つしか無いのです。

もしも揚げ足を取ったらどうなるか? おそらく「ほらそうやって、いつもアナタは揚げ足を取る……!!」と、逆揚げ足を取られます。「いつも」じゃないのに「いつも」となり、気づけば「揚げ足を取るセコい男」ということに。この技を「揚げ足返しのいつも固め」と呼ぶ人もいます。
 
その3. 「ゴメン」と言ってはいけない
よく「謝って済むなら警察はいらない」と言いますが、謝って済むなら夫婦げんかは起きないのです。ケンカが始まった時点で抗争勃発。戦いのゴングは鳴っているのです。

試合中、「正直、スマンかった」と言っても長州力は許しません。腕をブンブンと振り回しながら、助走をつけて「ゴメンじゃねえだろコラっ!」と言い放ちながらのリキ・ラリアットを放ちます。それと男女間は同じなのです。謝っても無駄なのです。むしろ、「ゴメンからのゴメンじゃねえだろ返し」を食らうことになり、余計なダメージを受けることになります。無用なゴメンは禁物です。
 
その4. 適当に流してはならない(話をよく聞いておく)
女の怒りはスコールだ。やり過ごそう……と、テキトーに話を聞いていると、思わぬ結果を招くことも。「で、アナタはどう思うの?」という展開です。ボケ~っと授業を聞いていたら、先生に「じゃあこの問題を……野比!」と名指しされたのび太くんのような展開です。「えっと、えっとぉ……」となり、クラスメイトはクスクス笑い、実に甘酸っぱい青春の1ページといった光景ですが、男女間においてはクスクスどころか大噴火です。

「聞いてなかったの? ハァ?」からの「だいたいアナタはいつも」という連続技もキマりまくりで、さらに過去のことまでほじくられたりもし、完膚無きまでに叩きのめされます。女性の発言の1ワード1ワードが試験に出ると思って、メモるくらいのイキオイで聞いてあげてください。
 
その5. 時計を見ない
時は金なり。一刻も早く、この不毛な時間を終わらせたい。でも時計を見てはいけません。女性にとって、まだ戦いは終わっていないのです。時計を凝視してもダメだし、チラ見するのも見逃してはくれません。発見され次第、「早く終わらないかな……ってか?」からの「だいたいアナタはいつも」コンボが確定します。

サッカーでも、1-0で勝ってるチームは、一刻も早く終了のホイッスルが鳴るのを待ちます。でも相手にとっては「まだ終わってない!」のです。早く終われオーラを出してはいけません。いわば、勤務時間の終わり間際に会社員が見せる「早く帰りたいオーラ」を出してはいけないということです。
 
その6. 黙秘しない
よく海外ドラマで犯人が捕まると「お前には黙秘権がある!」と言われたりしますが、男女のケンカ時において黙秘権は保証されておりません。反論してもダメ。揚げ足をとってもダメ。ゴメンと謝ってもダメ。打つ手はないから黙秘するしかないのですが、「なに黙ってんだよ! 何か言え!」という一発が待っています。

もしもそこで見当違いな発言をしてしまったとしたら? 「聞いてなかったの? ハァ?」からの「だいたいアナタはいつも」コンボにつながります。つまり、謝っても黙ってても、最終的には「だいたいアナタはいつも」の連続技が成立するのです。ガードしても無駄なのです。この戦いを収めるには、男性が「負ける」しか道はないのです。
 
その7. 反省・更生の弁を述べない
わかった、反省してる、こんどからそうする。この3ワードも、噴火中には通用しません。「わかってない!(~から言ってんの!)」「反省してない!(~から言ってんの!)」「こんどからそうするって、この前も言ってた!」と、こだまのようにハネ返される可能性が高いです。ブーメランを投げたら、トゲが付いて返ってくるようなものです。
 
その8・ 泣かない
男が泣いてはいけません。涙を見せてはいけません。
 
その9. 暴力を振るわない
言語道断です。
 
では、どうするのが最もダメージを受けずにやりすごせるのか? それは、斜め下45度の角度を真剣な表情で見つめ、「ウン……」「ウン……」「そうだよね……」と、ひたすら同調。まったくその通りでございます、と同調。例え心の中で怒りのマグマが煮えたぎっていても、その場は納得してあげるのです。そしてすべてを出し切らせる。怒りの膿を、その時すべて出し切らせるのです。

相手が落ち着いたら、静かに床につきましょう。そして夜が明けたら、例え心の中で納得いってなくても「昨日はスマンかった」と、改めて謝るのです。戦場において大切なことは「感情のコントロール」とも言われています。相手の女性が「こっちこそ言い過ぎた。ゴメン!」と謝ってきたら一件落着。世界平和への道が開かれます。

(文=長州ちなみ)

http://youpouch.com/2011/06/03/123028/

修復可能? 家族の会話を奪う「4つの口ぐせ」

2011年06月02日 18時11分25秒 | Weblog
仲のよい夫婦、親子だったのに、気がつくと会話のない冷たい雰囲気の家庭になっていた……。それは、家族だからこそうっかり言ってしまう、冷たい印象を与える口ぐせのせいかもしれません。口ぐせに気づき、家庭に温かな会話を取り戻すための方法を考えてみましょう。

掲載日:2011年05月27日

..理想とかけ離れた家庭になってしまうのはなぜ?

結婚当初はどんなことでも話し合い、愛し合っていた夫婦が、どちらともなく会話を避けるようになる。幼いころには、うるさいほどまとわりついてきた子どもたちが、いつしか何も話をしなくなり、部屋から出てこなくなる。食卓ではみんなテレビを眺めるだけで、何の話もない。それどころか、最近では同じ時間に食卓を囲むことを意図的に避けてしまう……。

残念なことですが、10年以上の「ベテラン家族」は、時としてこんな姿になってしまうこともあるようです。

家庭の「温度」は、時を重ねれば冷めていくもの。とはいえ、目も合わさず、あいさつも交わさないほど冷めた関係になっているなら、しっかり考えなければならない問題が潜んでいるのかもしれません。


暮らしの中で薄れがちになる家族への尊敬

人は、家族などの近しい間柄の人に対して、無遠慮になってしまうものです。

「家族の絆」への過信があるからこそ、「多少きつい言葉を発しても受け止めてくれる」「相手を傷つけているはずがない」と思い込んでしまうもの。しかし、どんなに近しい間柄でも、遠慮のない言葉をかけられれば、やはり深く傷つきます。

「クールな口ぐせ」が口をついてしまうのは、生活を共にしているうちに相手への尊敬が薄れてしまうからなのかもしれません。

例え相手が外では一目置かれている人でも、家では会話もなく、掃除や台所に立つ後ろ姿や、休日はゴロ寝姿ばかり見ていると、世間での頑張りや評判は実感できなくなってくるもの。さらに近しい間柄だからこそ、相手には「手の届く存在であってほしい」「いつまでも変わらないでいてほしい」という期待がつい生まれてしまうものです。

こうした思いが絡むと、会話をすればつい相手を傷つけてしまうような「クールな口ぐせ」が出てしまうことが多いよう。ちょっとした一言から家族の気持ちをバラバラにしないためにも、言葉への配慮は大切です。では、家族を傷つける「クールな口ぐせ」にはどんなものがあるのか、次のページで考えてみたいと思います。

..大切な人を傷つけてしまう、4パターンの口ぐせ

家族などの近しい間柄の人に、思わず発して傷つけてしまう「クールな口ぐせ」の代表的なものには、次の4パターンがあると思います。

1. 否定ぐせ
よく聞きもしないうちから相手の意見ややりたいことなどに、否定的な発言をする。
例:「やめておけ」「意味がない」「そんなの無駄」「くだらない」

2. 決めつけぐせ
根拠はないのに、一方的に決めつける発言をする。
例:「お前には無理だよ」「それをやっても仕方がない」「できるはずがない」

3. 中断ぐせ
最後までしっかり聞かずに、途中で会話を一方的にやめてしまう。
例:「あ、そう」「だからどうしたの?」「なにそれ?」

4. 要求ぐせ
自分にとっては常識、当たり前だと思っていることを相手がしないと非難する。
例:「なんでやらないの?」「そんなの常識でしょう」

近しい間柄こそ、こうした「クールな口ぐせ」を遠慮なくかけてしまうもの。しかし、言われた側は一方的に否定されたり、軽視されているように受け止めてしまいます。結果的に、相手が大切にしていた家族への思いや、愛情や信頼、期待が薄れていってしまうのではないでしょうか。



会話復活の方法は? 家族再生のチャンスはいくらでも訪れる

いったん家族の心の溝が深くなると、なかなか素直な気持ちでは向き合えなくなってしまうものです。

しかし、そこは一緒に人生を歩む者同士。ひょんなことからまたじっくり話し合う機会を持てたり、悩む時間を共有したり、笑顔や涙を交し合ったりする場面も訪れるはず。

そのきっかけは、冠婚葬祭、進学、就職、引越しなどのライフイベントかもしれません。ペットや新しい友人との出会いかもしれません。もっと身近な生活上のイベントかもしれません。いずれにしても、一緒に歩んでいれば家族再生のチャンスはたくさん訪れるはず。要はそのチャンスを大切にし、チャンスを生かせるかどうかなのです。


家族再生のチャンスに気をつけたい3つのこと
家族再生のチャンスとなる「じっくり会話をする時間」を持てたら、3つのことに気をつけましょう。

1. 「クールな口ぐせ」を絶対に発しないと心に決める
言ってから、「あれは照れ隠しだった」なんて、もっともらしい言い訳をしても効果はありません。自分が言われて傷つく言葉は、やはり家族も傷つくのです。

2. 相手の言うことを最後までしっかり聞く
相手の話の内容にすぐに反応せず、「話したい」という気持ちを受け止めましょう。具体的には、相手の言うことを最後までしっかり聞くこと。自分の意見は、話し手が自分の話を言い終わった後に伝えればいいことです。「しっかり聞いてもらえた」という思いが重なれば、信頼の気持ちはまた生まれてきます。

3. 傷ついた気持ちはその場で伝える
相手から「クールな口ぐせ」を言われて傷ついたときは、「ひどい」「傷ついた」という気持ちをその場で伝えることも大切。口ぐせは無意識的に口についてしまうため、相手は無自覚なことが多いのです。思っている感情は、きちんと口に出して言わなければ、伝わりません。

これらの3つのポイントを押さえた会話は、冷えた家族関係を温めるきっかけになるはず。ぜひ試してみていただければと思います。
http://allabout.co.jp/r_health/gc/380615/

ダメ妻をつくる夫の言動・ワースト3

2011年06月02日 18時05分03秒 | Weblog
 結婚当時はあんなにかわいく、かいがいしかった妻は、結婚後になぜ変わってしまうのだろうか。自ら「ダメになった」と認める妻たちに調査すると、「私がダメ妻になったのは、夫にも責任がある!」という声が続々と上がってきたのである。

 彼女たちの言い分を基に、「ダメ妻をつくる夫の言動」を3つのパターンに分けてみた。


1.妻へのダメ出し

出産後、妻がいかに太ったかをネタにして笑ったり、家事や育児の至らなさを指摘するなど。

「夫にダメ出しされると、反発心から余計に手を抜いてやろうと思う」(38歳・専業主婦)

との声に代表されるように、単なるダメ出しは相手の気をそぐだけで、逆効果に終わる場合が多い。

「腹が立つのは、こっちが努力して、問題なく回っていることに対しては何も言わないくせに、何か目についたことだけ指摘してあげつらうこと」(33歳・パート)

「洗濯物の干し方に異様に細かい。『ブラは2点干しだろ!』と怒られた」(33歳・共働き)

妻に事細かくダメ出ししたくなるのは、コントロール願望の表れではないか? ダメ出しして、相手を降参させる“プチ勝利”を得たいのではないか? 社会でままならない欲求を妻にぶつけていないか? 思い当たる人は、自省してみてほしい。


2. 無関心

ダメ出しがマイナスの関心だとしたら、こちらは関心すらないというパターン。

「髪を切っても気づかないし、メイクを変えてもこっちの顔すら見ていない」(34歳・共働き)からお洒落をする気が失せ、妻は徐々にダメ化していくのである。髪はぼさぼさ、常にスッピン、巨大化……etc.

ダメ妻になってほしくないなら、せめて変化には対応するよう心掛けてはどうか。その際、下手に「髪切った?」などと言って、切ってなかった場合は余計に怒りを買うので、「なんか今日、いつもと違うね」あたりで留めて反応を見るのがよいだろう。いきなり褒めそやすのは白々しくなりかねないので、オススメしない。

妻が料理に手を抜き出すのも、夫の無関心が一因かもしれない。

「新婚当初は手の込んだ料理を作っていたけど、日に日に『美味しい』の一言がなくなった。張り合いがないので、3日に1度はスーパーで買ったお惣菜を出している」(28歳・専業主婦)

ここまで冷え込んでしまったら、回復は難しい。前述のようにダメ出しは逆効果なので、まずは惣菜や手抜き料理については文句を言わず、多少手の込んだ料理がでてきたときに「おいしい」と言うように心がけてみてはどうだろう。


3.食わせてやっているという態度

夫の側は無意識かもしれないが、妻たちに言わせると、夫婦喧嘩の際に“食わせてやっている”という態度を醸し出す夫は多いようだ。特に、妻が専業主婦の場合、ダメージは大きい。

「喧嘩の度に『誰のおかげで食っていけると思っているんだ』と夫に言われ続け、今は夫のことが“口うるさいATM”にしか見えなくなっている」(38歳・専業主婦)

理屈としては一理あるだけに、これを言われたら妻の恨みは熟成されていく。家事・育児は金銭的に評価されにくいが、夫の労働は、給料というはっきりとした金額で価値が示される。ゆえに言い返せない悔しさが募っていくのだ。夫婦関係は損得勘定の元に営まれるようになり、自然と妻の「夫に尽くしてあげたい」という気持ちはそがれるだろう。


以上、3つの言動に心当たりはないだろうか?

妻のダメ化を感じたら、夫に対する不満の表れではないかと思ってみる――そんな思いやりこそが、妻がダメになるのを防ぐのではないだろうか。
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