King Lear

2005年02月27日 19時20分44秒 | Weblog
King Lear
主な登場人物
リア王:ブリテン王
ゴネリル:リアの長女
オルバニー公爵:ゴネリルの夫
リーガン:リアの次女
コンウォール公爵:リーガンの夫
コーデリア:リアの末娘
フランス王:コーデリアの求婚者
ケント伯爵:のちに変装してリアに仕える
グロスター伯爵
エドガー:グロスターの長男、のちに変装してトムと名乗る
エドマンド:グロスターの私生児、エドガーの弟
リアの道化
あらすじ

Ⅰ. ブリテンの王リアは、王位を退き3人の王女に領地を分配するが、その際娘たちに最も自分を愛しているのは誰か聴かせてくれという。長女のゴナリルと次女のリーガンは父に対する愛は何よりも深いものであると伝える。しかし、姉たちのように父の機嫌を取ろうと心にもないことを口にすることを拒んだ三女のコーディリアは、自分の正直な気持ちだけを伝えようとする。そのコーディリアの言葉に腹を立てたリアは、彼女に与えるはずだった領地を姉たちに分け、彼女を勘当してしまう。

 伯爵グロスターの庶子エドマンドは父に一通の手紙を持っていく。その手紙には、息子エドガーの父から財産や権威を奪おうという企みが書かれていた。その手紙がエドマンドの陰謀だとは知らないグロスターは、エドガーを追放しようとする。

 父への愛、忠誠を誓ったゴナリルは、財産を手に入れると一変してリアに冷淡な態度をとるようになる。娘の態度に腹を立てたリアは、ゴナリルの屋敷を出る。

Ⅱ.  エドマンドはエドガーをうまく言いくるめ、グロスターにエドガーが父親の命を奪おうとしたが、失敗して逃げたのだと信じこませる。

   ゴナリルの家を飛び出したリアは、リーガンの家へ向かうが、リーガンからも冷たくあしらわれる。彼女とそこへやってきたゴナリルのやり取りから、リアは二人の本性に気づき、怒り泣き叫ぶ。

Ⅲ. 怒り狂ったリアは道化一人を連れてリーガンの家を飛び出し、嵐の中「風よ吹け!」と叫ぶ。

 グロスターの屋敷では、エドマンドが父親を裏切り、グロスターのところに来た一通の密書をリーガンの夫コーンウォルに渡してしまう。それを読んで、グロスターがリアを元の地位に戻そうと企んでいると知ったリーガンは、彼の両目をくりぬき追放してしまう。

Ⅳ. こじきに変装し、身を隠していたエドガーは荒野で両目をつぶされたグロスターに出会う。父の変わり果てた姿に思わず自分の正体を明かしてしまいそうになるが、ドーバーの絶壁まで連れて行ってくれという父の願いを聴き入れる。

 視力を奪われたグロスターの手を取ったエドガーは、崖の上についたと嘘をつく。グロスターはそこから飛び降りたつもりになる。しかし、前に倒れただけのグロスターのもとにリアがやってきて、彼らは互いを気の毒に思い泣く。そこへコーディーリアの兵士がリアを迎えにやってくる。

 リアたちが去ったあと、こじきに変装していたエドガーは父に正体を明かす。*

 父に勘当され、フランス国王の妃となっていたコーディリアは父を救うためフランス軍を率いてブリテンへやってくる。そのコーディリアのもとでリアは目を覚まし、自分のしたことを詫びる。

Ⅴ. グロスター伯となっていたエドマンドは自分の計画を実行するために、ゴナリルとリーガンに結婚をほのめかして言い寄り、味方につけていた。しかし、その二人がエドマンドをめぐって口論を始める。三人が去ったあと、一人残ったゴナリルの夫オルバニーのもとに、エドガーが一通の手紙を持ってやってくる。

 ブリテン軍の陣営ではリアとコーディリアが捕虜となっていた。エドガーの手紙を読み、エドマンドの陰謀を知ったオルバニーは、ゴナリルとリーガンの前で彼の正体を暴く。しかし、エドマンドに心酔している二人はかまわずエドマンドを奪い合い、ゴナリルはリーガンを毒殺し、自分も自殺してしまう。そこへやってきたエドガーはエドマンドを斬ろうとするが、彼がリアとコーディリアを殺害するよう命令したことを知ると、二人のもとへ急ぐ。そのとき、死んだコーディリアを抱きかかえたリアが入って来る。彼は娘の死を嘆き、悲しみのあまり息絶える。

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