人に好かれる方法(基本編)①

2005年03月22日 13時50分36秒 | Weblog
●コミュケーション・会話術を考えよう
●良い会話をするために環境づくりをしよう!
●とにかく話を続けて場を盛り上げよう!
●聞き上手のテクニックを学び会話の達人になる!
●強い精神力を持てば人間関係が格段に広がる!
●前向きな考え方をすれば人生が10倍素晴らしく思える!
●忠告を真剣に受け止め親友をつくろう!
●向上心を持てばどんな苦難も乗り越えられる!

 
コミュケーション・会話術を考えよう

 コミュニケーションに欠かせないのが笑いです。そこで、お笑いを例にとり、コミュニケーション会話術を考えていきましょう。
 お笑いと一言でいっても、その世界は広大です。そして、それはTV画面の中だけにあるのではなく、どちらかというと一般の日常生活の中に多くあるのではないでしょうか。

 普段、私たちは周りの人と何気なく会話を交わしていますが、そこでふと「相手を喜ばせよう」と軽い笑い話をします。そんなちょっとした話が、すでにお笑い世界のど真ん中といえるのです。皆さんの中には、もしかしてプロの芸人を目指している人もいるかもしれませんが、多くの人は…
「笑い話をきっかけに、人間関係を豊かにしたい」
「ユーモアセンスを磨いて、人気者になりたい」
「明るい性格になりたい」
…と、いった程度だと思います。もちろん、それはそれで大いに結構。むしろお笑いとは、そういった何気ない思いが根底にあって広がっていくものです。
「自分を磨いて、周りの人たちを少しでも楽しませたい」
 そんな小さな思いが、充分すぎるほど素晴らしいことだと私は思います。(^_^)

 基本的に、コミュニケーション・会話術に長けている人は、笑い話のつくり方も上手いのが普通です。人を笑わせるためのテクニックは数多く存在しますが、どんなに表面的なテクニックを知っていても、肝心のコミュニケーションが下手では、なかなか周りの人たちを自分の輪の中に引き込むことはできないからです。逆をいえば、人とのコミュニケーションが上手になれば、経験を積むことで自然と笑いのテクニックは身についてくるのです。
 皆さんは、バラエティー番組を見ていて、「この芸人は漫才やコントは面白いのに、フリートークになるとそうでもないなぁ」と、思ったことはないでしょうか。それはなぜか?そのような芸人は、漫才やコントでは、演技、パフォーマンスなどの演芸的テクニックを使い、笑わせることに成功しています。しかし、肝心のコミュニケーション・会話術が下手なために、フリートークになると、周りを引っ張っていくようなインパクトのある会話や行動ができていないせいです。つまり、「演芸が面白い」からといって、必ずしも「その人自身が面白い人間」とはいえないのです。

※1
俗に「天然キャラ」と呼ばれているタレントでも、実際には本番前にネタ合わせをしている場合も多かったりします。(^_^;)
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※2
演芸では、それを意図的にだすために「キャラクター性」を明確にします。
ただフリートーク時には、どうしても素の部分がでるため、自分本来の性格やイメージが重要になる。

 芸人は「馬鹿なことをいう」のが仕事ですが、本当に馬鹿な人が馬鹿なことをいっても、笑われることはあっても笑ってはくれません。一流と呼ばれるには、「普段は馬鹿なことをいっているが、裏ではきちんと色々考えられる人間性」を持っていることが大切なのです。何も考えずに馬鹿なことをいっても、周りには「ていどが低い」と思われるだけで、大きな笑いには結びつきません。それは「単に勢いでいっているだけ」という感が強く、人間的魅力を充分に引きだせていないからです。(※1)
 逆にきちんとした人間性があると、馬鹿なことをいっても意味があり、それが個性となって表れます。人は個性のある人間には魅力を感じるので、同じ言葉でも良いイメージのある人の方が面白く感じるのです。人を笑わせる技術とは、笑いのセンスやテクニックだけではありません。話の面白味を100%相手に伝えようと思うならば、表面的なテクニックよりも、まず始めに「自分の人間性やイメージを良くするコミュニケーション・会話術」を学ばなくてはいけないのです。(※2)

 現代のお笑いスタイルは、面白いことをいうのは当然として、芸のファッション性や、その人の本質的な人間性も高いレベルを求められます。その理由に、新しいものを求める現代人の思考が、芸のスタイルに対しても同じであるということ。またバラエティー番組が増えフリートークをする機会が多くなったため、芸人のプライベートなど、素の部分を知ることも多くなったことがあります。とくに現代お笑いでは、この傾向が強いため、演芸だけの芸人では番組に出演しても大して目立たず、人気も下降線を辿ることになります。
 逆にフリートークが面白い芸人は、それが評価され、後の番組ゲストに呼ばれたり、はたまた司会者などの重要なポストに抜擢されることも多くなります。もちろん、どちらの技術もあるのがベストですが、それだけ現在のお笑い界ではコミュニケーション・会話術が大事といえるのです。
 さて、少し難しい話になりましたが、現代お笑いの実状を何となくでも分かってもらったと思います。しかし、これを覚える必要はありません。漠然とでもいいので、「人を楽しませるには、自分の個性や人間性も大事なんだなぁ」ということだけ頭に入れておいてくれれば、結構です。(^_^)

 ではそれを踏まえて、身近な私たちの一般社会についてもお話しましょう。
 会話は「自分のイメージを大きく左右する1つの表現方法」なので、それが良ければ評価はグンと上がるし、悪ければ下がってしまうものです。(当然ですね) 普段はあまり話し方を意識していない人も多いと思います。しかし、「少し考えて話す」だけで、大きなメリットが生まれます!
 例えば、人と話していれば言葉の使い方で誤解を生み、険悪なムードになってしまう場合も少なくありません。しかし、事前に相手の気持ちや、誤解を招く表現などを理解していれば未然に防げるし、仮にトラブルになってしまっても上手にフォローできます。(これが会話下手な人だと、相手を余計に怒らせてしまう行動をとりがちです)
 また、会話上手になれば個性の表現も上手になります。どんな環境でも、個性がある人は際立つ存在であり、何かと注目の的になります。そういう人は輪の中心的存在になり、周りを引っ張っていく力もあるので、結果的に良いイメージが定着し、人脈も広がります。
 一般社会では常に人と接っする機会があるため、人間関係を良くするためのコミュニケーション・会話術は、欠かせないものといえるのです。ただ決して難しく考える必要はありません。少なくとも、相手を気遣う気持ちさえ持っていれば、あとは経験と慣れで誰でも上達できるものだからです!
良い会話をするために環境づくりをしよう!

 会話術で最初に意識することは、会話をするための環境(雰囲気)づくりです。仮に会話の内容が同じであっても、会話をする雰囲気によって結果は変わってきます。(食事をしながら仕事の商談を行う場合がありますが、これも楽しい雰囲気をつくることによって、商談を成立させやすくする意図があります)
 環境づくりで最低限考えるのは、次の3つです。(常識なのでわざわざ述べることでもないのですが、まれにできていない人も見かけるのと、具体的にどのような効果があるか解説するためにも、一応話しておきます。(^_^))

 第一に、[身だしなみ]
 人間中身が大事なことに違いはないですが、実際に人は「外見で判断している」ことが多のです。とくに面識があまりない間柄では、外見での判断が多くを占めることになります。人は「自分にとって害になる相手との接触を避けよう」とする防衛本能を持っているため、最初に目につく外見からあらゆる情報を収集し、備えるのです。具体的には、頭髪、服装、表情、言葉づかい、雰囲気などを、今まで自分が出会った人と照らし合わせ、「この人はこんな感じの人だろう」と、頭の中で大体の予測を立てます。そして、その判断結果によって、その人への態度も変わってきます。
 皆さんも経験があるでしょうが、「良さそうな人だ」「自分と合いそうだ」といったイメージの良い人には好意的な態度をとり、逆にそうでない人とは無理して関わりを持とうとはしないでしょう。これは、自分の身を守るためには自然なことであり、必要なことです。
 中でも清潔感は大事です。もちろん、自分だけが清潔と思っているだけではなく、一般的に見て「清潔な感じ」でなくてはなりません。まれにインパクトのある格好をして個性をだそうとする人がいますが、自分だけが「格好良い」と思っているだけで、実際には逆効果になっている場合が多いのです。
 相手を知り、相手を優先させようという気持ちを持っていれば、自然と人に好かれる外見というものも分かってきます。もちろん、人それぞれ好みは自由ですが、それらは除々に分かってもらえばいいのであって、最初は一般的なものにするのが無難といえるでしょう。

 第二に、[挨拶]

「そんな常識を今さら…」と思うかもしれませんが、周りがすでに会話中でその輪の中に入っていく場合など、状況によっては挨拶前にいきなり相手から話し掛けてくることもないわけではありません。またその場合、話の腰を折るまいと、会釈程度で済ませてしまうこともあるでしょう。こういったときでも、会話が一段落してからでかまわないので、きちんと挨拶、自己紹介(簡単でいいので)をしておくことが大事です。
 他にも、最近ではインターネットで見ず知らずの人たちと気楽に会話ができてしまいます。「メールでは親友と同じように話すけど、実際会ったことはない」という変わった状況も多いので、実際に会う際には注意したいところです。(もちろん、変に堅苦しくなる必要はありませんけどね(^_^))
 とくに初対面の場合、相手が話しづらそうな素振りを見せているときは、相手の気持ちを察っしできるだけこちらから気軽に挨拶、自己紹介をしてあげると、相手もリラックスして話しやすくなります。誰でも、あまり面識のない人に対してはなかなか話しかけづらいですが、それは相手も同じこと。こちらが相手との距離を置いてしまうと、相手もそれを察してどんどん離れていってしまいます!仮に互いに共通の知り合いがいるなら、「こちらは、どちら様で?」と聞けば、そのきっかけを簡単につくることもできるでしょう。とにかく待っているだけではなく、まず自分から話しかけることを心がけましょう!(それが会話上手の第一歩になります!)
 挨拶は最低限の礼儀ですが、たったそれだけで相手に安心感を与え、印象を良くできるのだから、明るく笑顔で挨拶したいものですね。人に好かれる人というのは、気さくで親しみやすいけれど、礼儀正しい人に多いのです。人のために細かい配慮ができる姿勢が、自然と相手に伝わり、結果的に自分への態度となって返ってくるからです。(^_^)

 第三に、[適度に目線を外す]

※1
会社の面接で面接官が正面に座らず、90度スレた位置で面接をするときがあります。そうすることで、自然と視線も合わず、緊張を和らげることができるからです。
これは「限られた時間で相手がどんな人間かを知る」ために、少しでもリラックスさせ本音をださせようとする意図があるのです。(意図があるというだけで、実際に短時間で本音を出させることが可能かどうかは別ですが…)

 日本人は相手を見つめて話すという習慣がないので、相手からじっと見つめられると、話しづらく感じてしまいます。人間が本来持つ「なわばり意識」にも関係しているのですが、目は相手に対して威圧感を与えることのできるものです。そのため、それを感じると人間は本能的警戒心から緊張し、不快に感じてしまうのです。
 そういう状況では、相手はなかなか本心を見せてくれません。絆というのは互いに本心をいい合い、自分をさせけだすことで深まるものですから、少しでも相手をリラックスさせ、本音をいいやすい環境を整えることが大事なのです。そのため、まだあまり親密でない人と店内で会話する場合は、正面で向き合うテーブル席よりも、隣に並んで座るカウンター席の方が、緊張させずに会話ができていいと思います。(※1)

 以上のように視線は非常に大きな意味を持っています。ただ、相手をまったく見ないのも失礼になるので、必要なときは見てそれ以外のときは外してと、バランス良くすることが大事ですね。ずっと相手を見て話す人は、自分では気付きにくいでしょうが、相手はけっこう威圧感を感じている場合が多いですよ。具体的には、4~5秒に1回外すくらいが丁度いいでしょう。(^_^)

 ちなみに、人は話に興味を持ち集中して聞いているときは、少し身を乗り出すような前かがみ状態になり、頭を相手に近づけてきます。(少しでも話をよく聞こうとするため) 逆に話に興味を示さない場合は、椅子に深く座り、話相手から頭を遠ざけるような行動をとります。そして目線をキョロキョロさせたり、下を向いて手元をいじってみたりという落ち着きのない行動をとるので、そういう反応が見られた場合は、即座に話題を変えるなどした方が良いでしょう。
 また人は、緊張するとまばたきが多くなります。逆をいえば、こちらの話に集中して聞いている場合は、まばたきが少なくなるので、余裕があればそういった反応にも気を配りながら話せればベストです。
 場所は、互いに話しやすい所を選ぶこと。とくに真面目な話や相談事の場合は、あまりガヤガヤした所ではなく、なるべく2人だけで話に集中できる場所が理想です。照明は少し暗めの所の方が、落ち着いて話せていいと思います。

http://yuki-takizawa.com/commu/hitoni_sukareru.htm

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