塚田盛彦のつれづれなるままにサッカー

世界中で親しまれているサッカー。このサッカーをフィルターとして、人間社会の構造に迫っていきたいと思います。

書店に新刊を求める愉しみの中で

2023-09-05 21:09:58 | 日記
 今日発売の文春文庫「池袋ウエストゲートパーク17 炎上フェニックス」


 僕は新聞広告や新刊案内は比較的目に通す方ですが、新刊を求めに本屋に行く楽しみがあると思います。


 サッカー観戦の比を心待ちにすることと同じだと思いますが、電子書籍の肩も配信日を楽しみにしているのでしょうか。


 その表紙を飾る「炎上フェニックス」は最後に収録されていますが、ネット上で特定の人物を集中的に批判、侮辱する後継が鮮やかに記されています。


 同時に文章中では「魔女狩り」とされるこれらの行為は


 基本的にはごく普通の一般人がおこなっている
 批判する際に、自分で考えてることを拒否している
 自分の手順に間違いはないと確信している


 という描写も明らかになります。


 サッカーでも乱暴狼藉を働く人間を「フーリガン」と特別視していますが、最近は効かない言葉ですね。


 案外フーリガンも


 一見はどこにでもいるサッカー好き
 しかし暴力行為を日常的に行う


 という行為で近寄ってはいけません。


 炎上フェニックスは最後、犯罪に走る人物が登場し、冒頭では事故憐憫を促す人間もいれば、シングルマザーとして他人の優雅と思える生活をねたむ人物も描かれます。


 サッカーでも高給取りの選手とアマチュアの各さは相当ありますが、FAカップや天皇杯のように、格下が勝つ事例はいくつもありますよね。


 日本社会がギスギスしているのは、この


 格差社会の実態
 敗者は常に敗者


 という構造が広まっていることの裏返しである気がします。
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パリ・サンジェルマンの選手たちに集う批判

2023-09-05 11:40:21 | 日記
 ライーとレオナルド、そしてジョルジュ・ウエア。


 他にはペドロ・パウレタやスシッチもそうですが、パリ・サンジェルマンは彼らのようにファンから敬意を払われる選手と


 ネイマール ブラジル代表
 マルコ・ヴェラッティ イタリア代表 
 レオ・メッシ アルゼンチン代表


 のように、常に批判される選手の落差が相当あります。


 宿敵のマルセイユも、外国籍選手への批判は相当きついですが、パリ・サンジェルマンほどではない気がします。


 ロナウジーニョとネイマールの場合


 監督との不和
 練習と試合以外に力(夜遊びや恋人、取り巻きとの暮らし)を注ぐ


 という点が、大きなマイナスであったことは想像ができます。


 しかし、レオ・メッシのようにナイトライフはせず、ヴェラッティのように在籍が10年を超える選手でも罵声の対象となる。


 そこには常に


 「UEFAチャンピオンズ・リーグ優勝の呪縛」
 「これだけの高額報酬なのだから、優勝できない理由が知りたい」


 と思うのでしょうか。


 優勝できない理由を一番知りたいのは、ある意味で出資者のアル・ケライフィかもしれませんがね。


 イビチャ。オシムがレアル・マドリードのオファーを断ったのは


 「誰が水を運ぶのか」


 という問いかけが常にあったためでしぃうか。


 今のパリ・サンジェルマンも、レプリカ・ジャージの売上に貢献する選手が多すぎ、助演男優で構わないよという存在が希薄、つまり主演男優が多すぎて収集がつかない可能性があると思います。


 過去はこの主演男優を、ズラタン・イブラヒモビッチがまとめていましたが、その役目をルイス・エンリケが担うのか、移籍する可能性のあるキリアン・エムバッペに託すのか。


 この点も気がかりですね。
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鹿島アントラーズに古参の選手が復帰すること

2023-09-05 11:28:51 | 日記
 スペインで7年過ごし、柴崎岳が鹿島アントラーズに移籍します。


 柴崎だけでなく、海外移籍を果たした選手の多くが、他のJ1クラブに移籍しての復帰もありますが、基本は鹿島アントラーズに戻ることが多いですね。


 他のJ1クラブでは、海外移籍の後再度戻って切る事例は、鹿島アントラーズほど多くはない印象ですが、それだけ鹿島アントラーズには


 「日本に戻るならばアントラーズ」
 「自分が欧州で得た知識を還元したい」


 と思わせる何かがあるのでしょうね。


 そこには1993年から英国でいう「大憲章」のような、ジーコの教えが欧州で暮らした際、なおのこと理解できたという面もあると思います。


 ジーコはウディネーゼの時代


 1・移籍初年度は19得点という素晴らしい戦績
 2・一方で2年目は脱税容疑で苦しい立場に


 という、j実に対象的な2年を過ごしました。


 自身の実体験
 コパ・アメリカ、コパ・トヨタ、そしてFIFAワールドカップでの学び


 これらを網羅し、歴史のない日本人選手が路頭に迷わないようにという、ジーコのやさしさなのでしょうか。


 その一方で鹿島アントラーズが優勝できていない、名門としての資質が問われているという焦りも、移籍を促しているのかもしれません。


 伝統の継承には私たちが不可欠だ
 若い選手の海外使役を、今度は我々が穴埋め


 という責任感も、彼らには相当強いと想像します。


 メルカリ資本になってから、監督交代の頻度が高くなり、優勝からも遠くなりましたが、メルカリは比較的長いスパンで後押しを考えているのでしょうか。


 ただファンの気持ちは盛り下がっている可能性もある気がします。
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町田ゼルビアの補強策

2023-09-05 11:16:39 | 日記
 横浜Fマリノスとガンバ大阪に在籍したエジミウソン。


 J1昇格を目指す町田ゼルビアへの加入が決定しました。


 エジミウソンはFIFAワールドカップとコパ・アメリカと比較した際、相当格式は堕ちますがホスト国としての責務


 ブラジル五輪代表背番号10の有力候補
 本戦に出場すれば、目的は金メダルのみ


 と言う責任を負う可能性がありました。


 結果、日本という土地を選んだためか、視察がしにくいためか選手選出には至りませんでしたが、その移籍は大きく報道されました。


 エジミウソンのように、大きな大会を目前に日本移籍の例は黎明期にもありました。


 1993年 ビスマルク ヴェルディ川崎
 1993年 エリベウトン 名古屋グランパスエイト


 はその代表例で、前者は1990年FIFAワールドカップにエントリー、後者は随時南米予選に召集されていました。


 また1998年のフランス・ワールドカップでは


 ドウンガ ジュビロ磐田
 セザール・サンパイオ 横浜フリューゲルス


 が招集されたように、日本移籍がかならずしも「マイナス」になるとは限らない事例もあったわけですが。


 エジミウソンがガンバ大阪時代、道路交通法に抵触し契約解除となった事実は確かです。


 それでも実力あ確かですし、なにより彼には日本的発想とは程遠い「ブラジル生まれのひらめき」があります。


 町田ゼルビアだけでなく、2005年以来のJ1を目指す東京ヴェルディ、そしてジュビロ磐田などJ2も上位陣は混戦模様です。


 ゼルビアとヴェルディが昇格すれば、2024シーズンは東京都にJ1のクラブが3クラブという形となり、いずれの対戦も大きな注目になると思いますよ。
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