アシックス契約選手として知られる日本代表の古橋享吾。
昨年のスコットランド・リーグ得点王は、アシックスの応援があったことを心強く思ったに違いありません。
しかし、古橋は日本代表招集を受けると、何とアシックスではなく「ナイキ」を履いており、ファンが騒然としています。
僕は彼の決断に何も言えませんが、思い出すのがピーター・ケニオンです。
マンチェスター・ユナイテッドで辣腕を振るい、その業績が認められ2004-05シーズンからチェルシーで陣頭指揮にあたります。
現在チェルシーはナイキと契約していますが、ケニオン就任の際はアンブロがスポンサーでした。
ケニオンはアンブロに契約解除金を50億円支払い、アディダスとサムソンをスポンサーに迎えます。
ケニオンは、トップになるためにはアディダスからナイキと契約する必要があると自論を述べ、ここからアンブロは一気に市場占有率が減少していきます。
古橋がアシックスに大きな感謝と敬意を持つことは当然です。
しかしプロである以上、ナイキがより良い契約条件と機能のスパイクを提示した、それを受け入れたのであればアシックスが引き下がるしかないとも言えます。
僕の陽に小心者は、契約が切れる際は相当悩むと思いますが、それを乗り越えてのプロなのでしょうか。