映画キューティー・ブロンドから考える社会構図

　昨日「キューティ・ブロンド」という映画ソフトを購入しました。


　僕たちは通常歴史的に


　白人は常に黄色人種と黒人を侮辱し、馬鹿扱いしてきた
　白人はインディアンやアボリジニーなど、移民崎の先住民族を追い出すことで今の地位を得た
　イスラム教徒、キリスト教徒、ユダヤ教徒は常に緊張状態にある


　とかんがえがちです。


　ただ、白人社会と一口にいっても、キューティー・ブロンドの主人公のように


　馬鹿っぽい女だ
　教養にない奴はでしゃばるな


　と周囲から小ばかにされることが多いといいます。


　日本でも不躾ですが


　居乳の女は用地にみえる
　ギャルは勉強を怠けて遊び放題


　と指摘する声もありますが、実は金髪や化粧に夢中な女性は、多くの場合敬遠される様子です。


　ですからミスター・トランプのように、一見どう考えても実現しないであろう政策論争を提言しても、一定数が支持をするのは


　彼は私を認知している
　強いアメリカを私が支えるのだ


　という自尊心を向上させてくれるからではないでしょうか。


　サッカーではある種の階級、つまりレアル・マドリードのように多くの場合頂点に立つクラブもあれば、降格と昇格を繰り返すクラブ、アマチュアと様々です。


　しかし、ここには人間社会、宗教的価値観にはない


　「階級の流動性」
　「FCバルセロナやFCバイエルンにも、2部降格の可能性がある」


　という厳然たる事実があります。


　ただ、降格は厳しい措置である反面


　「顔を洗って出直しなさい」
　「また1部で戦う準備をしたらよい」


　という指摘でもあります。


　ある意味サッカーの昇格と降格は、人間社会よりもはるかに融通が利く、それでいて不器用な人間が生んだ良い考えではないでしょうか。

もしロアッソ隈本が天皇杯で優勝すれば

　ロアッソ熊本が天皇杯４強に進み、熊本県内で大きな反響を得ています。

　
　ロアッソ熊本ファンの多くが

　
　「ヴァンフォーレ甲府に続け！！」
　「俺たちもAFCチャンピオンズ・リーグに行くのだ！！」


　と既に大盛り上がりですね。


　ここで二つの事実が確認できます。


　まずはヴァンフォーレ甲府の天皇杯優勝が、甲府市民とヴァンフォーレ関係者だけでなく、多くの地方クラブに希望と勇気を与えたということです。


　同時に秋から始まるチャンピオンズ・リーグ本戦は、仮にロアッソ隈本が来季の出場権を得た際


　移動や戦力補強などの資金問題
　２部のクラブがどのようにしてリーグとチャンピオンズ・リーグを掛け持ちするのか
　最終的にどちらを優先させうのか


　が問われることになる、ある種の返答となります。


　またＡＦＣチャンピオンズ・リーグの重要性が、日本でも以前と比べた際、各段に向上していることでしょうか。


　かつては優勝賞金が１億円にさえ届かず、川崎フロンターレはＪ１を戦いながら、イランまで遠征しなくてなならないことさえありました。


　しかし、グループリーグが整備され、優勝賞金も日本で４億円とまだ低い金額ですが、ＡＦＣもリーグを整備し有力クラブが競い合う形にはしていますよね。


　日本の場合は、浦和レッドダイヤモンズの優勝、ファンの歓喜がその都度大きな話題がふりまかれるということもあるのでしょう。


　ロアッソ隈本が仮に優勝すれば


　Ｊ１のクラブは本気なのか
　Ｊ２のレベルが上昇しているためか


　と多くの議論が起きそうですね。


　

世界選手権よりも五輪という事実

　冬季五輪と夏季五輪、そしてワールドカップ及び世界選手権


　多くの競技（フォーミュラー１やアメリカン・フットボールなどの例外はありますが）において、やはり後者よりも前者、五輪へ出場することに意義があるのですね。


　バスケットボール男子日本代表の試合を見ていますと、その事実がわかります。


　そしてサッカーがこの事実に関してまったく当てはまらないことも。


　欧州クラブは基本、どんな形でも五輪に選手を派遣したくはありません。


　夏季五輪の次回開催国フランスは、五輪サッカーをどうとらえるか定かではありませんが、少なくともキリアン・エムバッペは生きあなる形でもでないでしょう。


　２０１８年FIFAワールドカップ有償
　２０２２年ＦIIFAwワールドカップ得点王


　の選手が、五輪での得点王と金メダルを目標にできるでしょうか。


　通常は考えませんよね。


　日本サッカーが（隣国の韓国代表もそうですが）五輪に熱心なのは


　五輪好きというお国柄
　欧州各国よりも、予選と本戦を通じて育成と国司あ舞台の場数を重用しているため
　３位以上でメダルが獲得となれば、野球や大相撲よりも新聞が書き立てる


　という側面があるためででしょう。


　それ以上にアマチュアの時代が長く、ワールドカップよりも五輪の方が身近だったという面もありますがね。


　今後、海外リーグへの移籍がより若年層に拡大すれば、ワールドカップ予選とアジア杯はともかく、欧州同様に五輪予選はおろそかになる可能性はあります。


　ただ、現実その事実が世界基準でもあるわけですが。