ジャニーズ事務所の問題に言及はできません。
ただ、一人の人物に権力が集中する、中央集権体制の弊害がここにきて明らかになった、とは思います。
「彼がこういったから」
「この方針を貫いてきたから」
という答弁に、もしイビチャ・オシムならば
「自分でまずが考えなさい」
「どうして助けてやらない」
と大声で諭したに違いありません。
中央主権体制はFIFAであればジョアン・アベランジェ。アルゼンチンサッカー協会ならばグロンドーナがそうですね。
日本サッカー協会はワールドカップの調子に、アベランジェに頼りすぎた
グロンドーナ死去の後、アルゼンチンサッカーは混乱だけが残っている
という側面があると思います。
それはUEFA会長のインファンティノ、前任者のミッシェル・プラティニもそうでしょうし、アフリカ大陸ならば呪術師や介入する大統領とも言えますが。
日本代表とJリーグ、サッカー協会には常に事情査証が求められます。
現状、Jリーグでもクラブの起こした不祥事、結果的にリーグが残した遺恨(2ステージの復活やフリューゲルスの問題)があります。
それでも日本サッカーが成長している背景には、この3者が共存できているためとも言えますが。